朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/8/24

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本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。

本記事を継続してご覧いただくことで、実トレード場面でのテクニカル活用方法を習得していただけます。また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法は、他の通貨ペアや株価指数などにも応用できますので無限の可能性を秘めています。

FXでなかなか勝てないとお悩みの方は、もちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

現在の注目トピック
・次回9月FOMCは利上げ?据え置き?
・日銀金融政策方針(正常化への一歩?)
・米地銀金融システム不安(備忘録)

8月の米PMI(速報値)は、製造業とサービス業を合わせた総合が50.4と、好不況の境目とされる50割れに近づき、半年ぶりの低水準となった。製造業は47.0と前月(49.0)から悪化。サービス業も51.0と前月(52.3)と市場予想(52.5)をともに下回った。米景気が減速するとの懸念からドルが売られ、円が買われた。

低調な米指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長引くとの過度の警戒が和らぎ、米長期金利が低下。日米金利差の縮小観測も円相場を支えた。

日本経済新聞 為替概況より

昨日は8月の米PMI(速報値)悪化に伴い、米長期金利が低下し、円買いが進んだとの見方のようですね。

ただ、テクニカルを主軸にした私たちの見方は少し違いますね。昨日円高が進んだ理由は、ある水準を下抜けたからですね。具体的な値動きとトレードへの影響はあとで見ていきましょう。

今週は注目度の高い経済指標こそ少ないものの、多くの経済指標が発表される週ですので、油断せずに注目しておきましょう。

今週の注目経済指標
・8/25(金)23:05「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言」
ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、プロの投資家であっても未来を予想することは出来ません。

ですから、私は初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねないと考えています。

市場には情報が溢れかえっており、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと私は考えています。

本日の相場概況把握「米長期金利編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利は、NY市場クローズ時点で前日比-0.13%の”4.20%”となりました。

米長期金利は大きく低下してきましたね。ただ現状のチャート形状的には、上昇トレンドに変化はなさそうですので、今後の展開に注目です。


それでは、次章よりドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。

ワンポイントアドバイス

相場分析は長期→中期→短期と未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育て等と同じ感覚ですね。

前日のトレード戦略

前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。

前日は、長期チャートは水平カウンティングによる円安シグナルが点灯中短中期チャートはすべての円安目標値に到達し、次回シグナルの点灯待ちであることから、長期的には円安目線を維持しつつも、短期的には横ばいの展開を挟むことを想定していました。

具体的には、短期的な候補としてサポートは145.4円付近、レジスタンスは146.2-3円付近が浮上しているため、同水準での攻防には注目することにしていました。

結果としては、欧州時間までは想定通り横ばいの展開でした。ただNY時間に入って145.4円付近を明確に割り込むと、円買い流れが優勢になりました。


私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。

さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想には、1枠:50銭のチャート(以降、P&F0.5)を使用しています。

P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。現在は円安シグナル点灯中で、円安目標値は列数のカウント方法にもよりますが"149円付近"との認識です。

現在円安シグナル点灯中ですので、長期的観点では円安の展開を想定したいです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
円安(水平)149.0~4円139.5~9円
長期P&F分析状況まとめ

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想には、1枠:20銭のチャート(以降、P&F0.2)を使用しています。

P&F0.2チャートは前日の値動きにより○印の折り返し列が記録され、サポート候補を下抜けてきました。よって、円高シグナル点灯となり、目標値は143.0円付近との認識です。

中期的観点での相場展開は円高の展開を想定したいです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
円高143円146.2~3円
中期P&F分析状況まとめ

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想には、1枠:10銭のチャート(以降、P&F0.1)を使用しています。

P&F0.1チャートも前日の値動きにより○印の折り返し列が記録され、サポート候補を下抜けてきました。よって、円高シグナル点灯となり、目標値は144.2円付近との認識です。

以上のことから、短期的観点では円高の展開を想定したいです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
円高144.2円146.2~3円
短期P&F分析状況まとめ

本日のP&Fまとめ

現在、長期チャートは水平カウンティングによる円安シグナルが点灯中ですが、短中期チャートは円高シグナルが点灯しています。このことから、現在は長期的な円安トレンドの中での短中期的な揺り戻し(円高)が来ることを想定したいです。

現時点でのP&Fの分析結果は下表の通りですので、状況はしっかりと押さえておきたいです。

スクロールできます
チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&F円安(水平)149.0~4円139.5~9円
中期P&F円高(水平)143円146.2~3円
短期P&F円高(水平)144.2円146.2~3円
P&F分析結果まとめ

本日のトレード戦略構築

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。

私の場合、当日の戦略構築には移動平均線「50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色」・MACD・BBをあわせて使用しています。

まず、前述のとおり主軸テクニカルのP&F分析により、長期チャートは水平カウンティングによる円安シグナルが点灯中、短中期チャートは水平カウンティングによる円高シグナルが点灯中です。長期的には円安目線を維持しつつも、短中期的には円高局面の到来を想定したいです。

よって、本日は円高目線で相場を見ていきたいと思います。具体的には145.4円付近まで戻りがあれば売りで入ります。現在の保有ポジションに関しては長期チャートをトレード根拠としていますので、買いポジションは保持したままとします。

注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。

(おまけ)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介

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【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!の記事は、以下に移行しております。

(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
  →有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
  →損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
 ・平日朝の記事更新

 →サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示

 →予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
  チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
 →トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
<その2>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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