おはようございます!朝5分のFX生活「朝活FX」へ、ようこそ!
本記事では、国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象にP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を平日の朝に紹介しています。
毎朝5分間、この記事を継続してご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得していただけます。また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法は、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用できます。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞の記事から、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
現在の注目トピック |
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・FRB利下げ「3月はなし?市場予想は5月へ?」 ・日銀金融政策方針「正常化への一歩はいつ?」 |
1月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比35万3000人増えた。増加幅はダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(18万5000人)を大幅に上回り、2023年11月と12月も上方修正された。平均時給は前月比の上昇率が0.6%と、市場予想(0.3%)以上に伸びた。失業率は小幅な上昇を見込んだ市場予想に対し、前月と同じ3.7%だった。
労働需給が依然として引き締まっているとの見方が広がり、「1月の雇用統計は3月の利下げは起こりそうにないとの見方を固める」(ウェルズ・ファーゴ)と受け止められた。米金利先物の値動きから金融政策を予想する「フェドウオッチ」では3月に利下げする確率は2日夕時点で2割ほどと、前日(4割弱)から切り下がった。米債券市場では長期金利は一時、前日比0.17%高い(債券価格は安い)4.05%を付けた。
ミシガン大学が2日発表した1月の米消費者態度指数(確報値)は79.0と速報値(78.8)から上方修正され、21年7月以来の高水準となった。米消費が底堅さを維持するとの見方も円売り・ドル買いにつながった。米株式市場では前日夕に決算を発表した交流サイトのメタプラットフォームズが急伸するなどハイテク株を中心に買いが広がり、低リスク通貨とされる円の相場の重荷となる面もあった。
日本経済新聞 為替概況より
先週金曜日は米雇用統計の強い結果を受けて、3月の利下げ観測が後退。米長期金利の上昇に伴い円売り優勢の展開になったとのことです。
前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
今週の注目経済指標・イベント
本日は1月ISM非製造業景況指数が発表されます。なお、パウエル議長発言も予定されていますが、こちらはFOMC後の発言と同様の発言を繰り返すのみとなるかに注目です。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
---|---|---|---|
2/5(月) | 09:00 | パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 | ー |
24:00 | 1月ISM非製造業景況指数(総合) | 52.0 |
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。
また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。
ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。
なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利は、NY市場終値時点で前日比+0.14%の”4.02%”となっています。
米長期金利は、先読みが難しい状況になってきました。先週金曜日の上昇により週足50MAをギリギリ維持してきましたが、一方で日足50MAに上値を押さえられているようにもみえます。
今回どちらに抜けるかで、今後の方向性が変わってくるかもしれません。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育て等と同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。
前日は主軸テクニカルP&Fの長期チャートで水平Cによる円安シグナルが点灯中、中期チャートは垂直Cによる円安シグナルが点灯中、短期チャートは水平Cによる円安目標値到達済みという状況でした。
そのため、テクニカル的には円安優勢を意識しつつも、いったんは横ばいの展開(新たなサポート探し)をメインシナリオとしていました。次の具体的なサポート候補として、現状では中期P&Fのサポート候補”145.0円付近”を挙げましたが、別のサポート候補が現れる可能性も充分にありそうとしていました。
結果としては、前日に円買いが加速したこともあり、雇用統計前から戻りを試す展開に。そして、米雇用統計が発表されると、一時148.3円台まで円安が進む結果となりました。
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは、前日の値動きにより×印の折り返し列が形成されました。これにより、146円台後半がサポート候補になったと見ることができます。
現況をまとめますと、水平Cによる円安シグナル点灯中、目標値”149円台後半”、レジスタンス"148円台前半"、サポート"146円台後半"となっており、長期的な観点では"円安の展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円安 | 149.5~9円 | 148.0~4円 | 146.5~9円 |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは、前日の値動きにより×印の折り返し列が形成されました。これにより、146.6円付近がサポート候補になったと見ることができます。
現況をまとめますと、円安シグナル点灯(垂直C)、目標値”149.6円付近”、レジスタンス”148.2円付近”、サポート"146.6円付近"となっており、中期的な観点では"円安の展開"が想定されます。
なお、下表のシグナル点灯状況及び目標値は、水平Cのみを記載対象としていますので、垂直Cによるシグナルは未記載です。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | 148.2~3円 | 146.6~7円 |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは、前日の値動きにより×印の折り返し列が形成されました。これにより、水平カウンティングによる円安シグナルが点灯したと見ることができます。目標値は149.6円付近です。
現況をまとめますと、円安シグナル点灯(水平C)、目標値”149.6円付近”、レジスタンス”148.1円付近”、サポート"146.5円付近"となっており、短期的な観点では"円安の展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円安 | 149.6円 | 148.1円 | 146.5円 |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | 円安 | 149.5~9円 | 148.0~4円 | 146.5~9円 |
中期P&F | なし | ー | 148.2~3円 | 146.6~7円 |
短期P&F | 円安 | 149.6円 | 148.1円 | 146.5円 |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
(参考)私の場合、当日の戦略構築には移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)・MACD・21BBを補助的に組み合わせて使用しています。
<相場の注目ポイント>
まず主軸テクニカルのP&Fは、長期チャートでは水平Cによる円安シグナルが点灯中、中期チャートでは垂直Cによる円安シグナルが点灯中、短期チャートでは水平Cによる円安シグナルが点灯中という状況でしたね。
よって、本日はテクニカル的には円安優勢の展開をメインシナリオにしたいです。ただ、148円台前半はレジスタンスが多いため、ここを完全に上抜けられるかに注目です。なお、先日指摘していた別のサポート水準が現れる可能性ですが、現状P&Fでは”146.6円付近”が挙げられますね。
<トレード戦略>
新規トレードは短期チャートのシグナルを根拠として148.2-0円付近で買い指値を実施します。また、現在、若干保有している長期P&Fシグナルを根拠にした買いポジションは149.5円狙いで保持します。ただ、長期シグナルの到達確率は相対的に低いため、ポジション量は少なめとしています。
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。
(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介
「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?
しかし、私の経験上ではトレードの成功とFX会社選びは密接に関係があると考えています。FX会社を変更したことで成績が悪化したことが過去に何回もありました。
私はFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、特にFX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。
FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。
しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。
状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。
私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
- 注文するレートを間違えて約定しなかった
- 有効期限を間違えて失効していた
私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・
こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。
もし購読いただける場合は、PCから登録されることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまうので、ご注意ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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