週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2022WEEK-46

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私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきました。リーマンショックやギリシャ金融危機、コロナなど様々な局面を退場することなく乗り越えられてきたのは、毎日相場と向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしていきます。

今週、FXで利益を出せた方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

この記事でわかること
  • 損切り位置が明確にわかるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の6ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析
  • 経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集します。
  • 収集した情報が相場に与える影響をまとめてください。
  • 正確性は重要ではありません。自分なりの見解・解釈をアウトプットすることが重要です。
STEP
相場予想とトレード戦略の評価
  • (最初のみ)自分のトレードルールを定めましょう。
  • ルールは売買基準・損切りと利確の位置設定基準・ポジション量管理方法を明確にすることが大切です。
  • 前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、ルールの改善点を考察します。
  • 利益が出た場合でも強欲になり過ぎていないかなど、
  • ルール通りにトレードできなかったことがあれば、改善策を検討した方がよいかもしれません。
  • 評価を繰り返していると自分のトレード癖が見えてくるはずです。
  • 大きな損失に発展する潜在リスクに、事前に気づくことができれば完璧です。
STEP
テクニカル観点での長期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近数ヶ月間の大きな流れ(方向性)を捉えてみましょう。
  • 自分なりの長期的な相場への見解をまとめます。
  • 予想の当たりorはずれは、それほど重要ではありません。自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
テクニカル観点での中期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近数週間の方向性を捉えてみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近1週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
トレード方針決定
  • 来週の具体的なトレード指針を立てましょう。
  • エントリー基準だけでなく、損切りと利確の位置・ポジション量を明確にします。
  • トレード指針が立てれらない時は、無理にトレードする必要はありません。見送ることも大切です。
FX基礎知識

STEP1〜6を繰り返すことで自分のトレード癖が掴めるようになってきます。FXでは利益を上げることに目が向きがちですが、一番大切なのは大きな損失を出さないことです。もし大きな損失を出してしまったときには、何が問題だったのか改善策を必ず検討しましょう。

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握しましょう。

11/10_10月米消費者物価指数「インフレの減速を示し、ピークアウトが意識される」

CPIはエネルギー・食品を除くコア指数が前年同月比6.3%上昇と伸び率が9月(6.6%)から縮小し、市場予想(6.5%)を下回った。中古車や医療保険などの価格下落が目立ち、インフレのピークアウトが意識された。
「FRBが12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースを(前回会合までの0.75%から)0.5%に縮小するとの観測を後押しした」(バークレイズ)という。米長期金利が一時3.80%と前日終値(4.08%)から大きく低下し、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが膨らんだ。

今週は中間選挙と消費者物価指数の発表がありました。中間選挙については現在も一部の州において決着がついていない状況ですが、事前の予想と大きな差はなく、さほど混乱はなかったように思います。

対して、消費者物価指数の方は予想に反してインフレの伸び率が鈍化したことで、米長期金利が低下し円買い・ドル売りが急速に進んでいます。金曜日はベテランズデーでNY為替・債券市場が休場だったことも、円買いが急速に進んだ理由の一つに考えられているようです。

  • 10月米消費者物価コア指数が前年同月比6.3%上昇
  • 伸び率は9月(6.6%)から縮小し、市場予想(6.5%)を下回った。

米CPI次第で大きく動くことは想定していましたが、ここまで大きく動くとは正直思っていませんでした。今回のように急激な動きがあると、果てしなく続くかのように感じてしまいがちですが、今後の戦略についてはテクニカルで冷静に見ていきたいと思います。

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日米長期金利差とドル円の相関性

次に日米長期金利差とドル円の相関性に変化があったのかを見ていきます。以下のチャートをご覧ください。

相関係数のチャートを見る限り、日米金利差とドル円の相関関係はないように見えます。金利差の低下がハンパないですね。。。

最近は、米長期金利の行方に関するニュースを見ない日はないくらい注目が集まっています。ドル円のトレードを行うのであれば、日米金利差は必ずチェックしておきましょう。

以上でファンダメンタル観点での状況把握はできましたね。今週のファンダメンタル要素が、現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするためのお金が欲しいのであって、経済のプロになりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後はテクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジを「145.3円〜152.0円」に設定。日足50MAと10月21日の最高値152.0円間で円安・円高双方の見方が交錯して横ばいの展開になることをメインシナリオとしていました。

結果としては、前述の通り米CPIの結果を受けて、ドル売り円買いが急速に進展。日足50MAのみならず、100MAも下抜けて終値ベースで138.7円台まで円高が進む結果となりました。日足50MA下抜けで損切りしたポジションは、100MA付近で再び買い戻しを行っていますので、今後の扱いについては次章以降で検討していきたいと思います。

さて、次章ではテクニカル面から来週の相場の行方を予想していきましょう。

なお、具体的なトレード戦略は日々の値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略はnoteにて公開していますので、よろしければご覧ください。

日々のトレード戦略情報はコチラ

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用しています。

相場の方向性「中立〜やや円安」

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

上記の画像はP&F0.5チャートです。私の場合、長期相場予想にはP&F0.5を主に使用しています。

現在のP&F0.5チャートは、週半ばに円高シグナルが点灯していましたが、11/10時点で到達済みとなっています。よって、現時点でのシグナル点灯はありません。次回シグナル待ちです。

以上のことから、長期相場目線は「中立」にしようと思います。

FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

相場の方向性「中立」

上記の画像はP&F0.2チャートです。私の場合、中期相場予想にはP&F0.2を主に使用しています。

現在のP&F0.2チャートは、円高シグナルが点灯していましたが、11/10時点で到達済みとなっています。よって、現時点でのシグナル点灯はありません。次回シグナル待ちです。

従って現在は目標到達後の横ばいの展開をメインシナリオにしたいです。

以上のことから、中期相場目線としては「中立」にしようと思います。ただ、売られすぎにより反発する可能性も頭に入れておきたいです。

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

相場の方向性「中立」

さて、中期的な相場予想まで立てることができたら、最後に短期相場予想を行いましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

上記の画像は、移動平均線&ボリンジャーバンドのチャートです。私の場合、短期相場予想には移動平均線(50,100,200)&ボリンジャーバンド(21)にMACDとRSIを組み合わせて、具体的なトレード水準を考えています。

今週は前述の米CPIの影響により日足50MA,100MAを一気に下抜けるほど大きな動きとなりました。為替介入時の円高と比べても遥かに大きい円高ですね

さて、状況としては日足100MAを完全に割り込んでいることから短期チャート的には弱気の展開を想定したいです。このまま買い支えがない場合には日足200MAも意識する必要があると個人的には考えています。ただ、サポート水準がいずれかの水準で明確になって来れば、いったん反動で円安展開になる可能性の方が高いのではないかとも個人的には考えています。

以上のことから、短期相場目線としては「中立〜円高」にしようと思います。

FX基礎知識
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、方向性が分かれた際の考え方を決めておくのがおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性が分かれ具合に応じて取引量を調整するようにしています。

STEP6:トレード方針決定

来週のトレード方針

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでの情報を踏まえて、来週の予想レンジは「132.8円〜145.4円」に設定したいと思います。132.8円は日足200MA、145.4円は11月11日現在の日足50MAが設定理由です。具体的な水準は時間経過による変化に合わせて変更していこうと思います。その上で来週は、サポートラインを構築する動きになるか否かに注目したいと思います。

トレードについては長期戦略を目的とした広範囲にわたっての押し目買いで臨みたいと個人的には思います。理由としては長期・中期いずれも円高目標値を通り越していること(=売られすぎを示唆)、そして根本的な日本とアメリカの金融政策の方向性の違いは解消されていないこと挙げられます。

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。

みなさんも来週のトレード戦略立てられたでしょうか。P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。

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FX基礎知識

大きな流れに逆らうときは控えめに

流れに逆らって泳ぐのは大変ですよね。トレードも同じです。大きな流れに沿った形の方が良い結果が出やすいと思います。今のトレードは大きな流れに沿っているのか?それとも逆らっているのかを意識するようにしましょう。

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

さいごに

FX裁量トレードにおいては、長期間退場せずに生き残ることが最も大切です。長期間FXを継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

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以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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