朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2024/7/12

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おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!

記事紹介

本記事では、ドル円を対象としてP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
平日の朝5分間、この記事をご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。
また、本記事を通して習得したマインドやテクニカル活用方法は、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能です。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは市場の注目トピックを日本経済新聞の記事で理解していきましょう。

現在の注目トピック
日米金利差
・FRB利下げ「利下げ時期は?最短でも9月?」
・日銀金融政策「緩和的政策はいつまで?」

CPI発表前は161円台半ばで推移していたが、発表後には4円以上円高が進んだ。「積み上がっていた円の売り持ちを巻き戻す動き」(スタンダードチャータード銀行のスティーブ・イングランダー氏)との見方が多かった。市場では日本政府・日銀による円買いの為替介入の観測も浮上した。財務省の神田真人財務官は日本時間11日夜の取材で、介入について「コメントする立場にない」と述べた。

CPIは前月比で0.1%低下した。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.1%上昇)に反して、2020年5月以来のマイナスとなった。エネルギーと食品を除くコア指数も前月比や前年同月比の伸びが市場予想を下回った。高止まりしていた家賃の上昇率が鈍化し始め、インフレの抑制につながるとの見方があった。

FRBが利下げに動きやすくなったと受け止められ、フェデラルファンド(FF)金利先物市場では9月の米利下げ予想確率が9割を超えた。米長期金利は一時、前日比0.12%低い(債券価格は高い)4.16%と約4カ月ぶりの水準に低下する場面があった。

日本経済新聞 為替概況より

日本経済新聞の記事によりますと、米CPIが前月比で0.1%低下と市場予想に反して2020年5月以来のマイナスとなったことで米長期金利が低下し、円買い優勢になったとの見方のようです。

前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。

FRB利下げ予想時期

現在、市場ではFRBの利下げ時期に注目が集まっていますので、状況を確認していきましょう。CMEのFedWatchツールによると、本記事作成時点におけるFRB利下げ時期は、7月が"5.7%"から"8.8%"に増加、9月が"72.6%"から"92.7%"に大幅増加しています。昨日の米CPIの結果を受けて、市場参加者は9月利下げがほぼ確実と見ているようですね。


今週の注目経済指標・イベント

今週はパウエル議長の議会証言と米消費者物価指数がありましたが、昨日までに終了しました。本日は米卸売物価指数(PPI)に注目したいです。こちらも米CPIと同様に重要度・注目度の高い指標ですので、私たち個人投資家もチェックしておきましょう。

スクロールできます
日付時間経済指標・イベント予想
7/9(火)23:00(米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
7/10(水)23:00(米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
7/11(木)21:30(米)6月消費者物価指数(CPI)(前月比)0.1%
21:30(米)6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)3.1%
21:30(米)6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)0.2%
21:30(米)6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)3.4%
7/12(金)21:30(米)6月卸売物価指数(PPI)(前月比)0.1%
21:30(米)6月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)2.3%
21:30(米)6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)0.2%
21:30(米)6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)2.5%
主な日米経済指標カレンダー
ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。

ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。

また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。

ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。

なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。

本日の相場概況把握「米長期金利編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利:週足チャート
米長期金利:日足チャート

米長期金利のNY市場終値は前日比-0.08%の”4.21%”です。現在、明確なレジサポ位置が見当たらない状況ですが、昨日の値動きにより先日引いた日足チャートのサポートライン(青線)を下抜けてきました。

そこで、本日は直近安値4.19%に水平ライン(黄線)を引いてみました。ここを下抜けると下落トレンド入りの可能性が高まりそうですので、注目したいです。


それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。

ワンポイントアドバイス

相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育てなどと同じですね。

前日のトレード戦略

前日のトレード戦略の詳細は、こちらの記事をご覧ください。

前日の各P&Fは長期チャートが円安シグナルが点灯中。短期・中期チャートが円安目標値を大幅に過ぎている状況でしたね。そして、短期チャートに続いて中期チャートでもサポート位置が160.8円付近に更新されていました。

そのため、テクニカル的には「目線は円安方向としつつも、一時的には円安の勢いが収まり、横ばいの展開」になると想定していました。

具体的な直近の注目ポイントは、円安方向は短期・中期P&Fレジスタンス”161.6-7円付近”(長期なら円安目標「165.0-4円」)、円高方向は短期・中期P&Fサポート「160.8-9円付近」としていましたね。

前日の結果

米CPI発表までは161円台半ばでの推移でしたが、発表後は円高推移。一度はP&Fのサポート160.8円付近で反発したものの、そこを下抜けると一時157.4円台まで急速に円高が進む場面がありました。その後は158円台後半まで戻ってきましたが、現在も荒い展開が続いています。

私たちP&Fユーザとしては、160.8円付近のサポートの見方はあっていたものの、下抜け後の展開が早すぎておそらく目標値到達となっていることでしょう。この後見ていきたいと思います。

さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。


私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。

長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」

P&F0.5チャート

P&F0.5チャートは、前日の値動きにより、○枠の折り返し列が形成され、161.5円付近がレジスタンス候補になっています。ただ、シグナルの点灯状況は変わりません。

現況は下表の通りで、長期的な観点では"円売り優勢の展開"が想定されます。

スクロールできます
シグナル点灯目標値レジスタンスサポート
円安165.0~4円161.5~9円155.0~4円
長期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)

中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」

P&F0.2チャート

P&F0.2チャートは、前日の値動きにより160.8~9円付近のサポートを下抜けましたので、新規の円高シグナル点灯!と言いたいところですが、すでに目標値に到達済となっています。

現況は下表の通りで、中期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。

スクロールできます
シグナル点灯目標値レジスタンスサポート
なし161.6~7円
中期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)

短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」

P&F0.1チャート

P&F0.1チャートは、前日の値動きにより160.8円付近のサポートを下抜けましたので、新規の円高シグナル点灯!と言いたいところですが、すでに目標値に到達済となっています。

よって、現況は下表の通りで、短期的な観点では”横ばいの展開"が想定されます。

スクロールできます
シグナル点灯目標値レジスタンスサポート
なし161.6円
短期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)

本日のP&Fまとめ

本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。

スクロールできます
チャートシグナル目標値レジスタンスサポート
長期P&F円安165.0~4円155.0~4円
中期P&Fなし161.6~7円
短期P&Fなし161.6円
P&F分析結果まとめ(記載対象は水平Cのみ)

本日のトレード戦略構築

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。

参考情報

当日の戦略構築は、P&Fに加えて”移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)”・”MACD”・”ボリンジャーバンド”を補助的に参照しながら検討しています。

本日の注目ポイント

各P&Fは長期チャートが円安シグナル点灯中。短期・中期チャートではサポート下抜けによりシグナル点灯となったものの、すでに目標値に到達済という状況でしたね。

よって、本日はテクニカル的には「目線は円安方向としつつも、短期中期チャートの円高目標値到達により横ばいの展開」になると想定しています。

具体的な直近の注目ポイントは、円安方向は短期・中期P&Fレジスタンス”161.6-7円付近”(長期なら円安目標「165.0-4円」)、円高方向は日足50MA「157.8円付近」です。

また、本日は21時半に米PPIが発表されますので、この結果によっても相場が大きく動くことになるので要注目です。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

本日のトレード戦略

昨日の急落により158円台半ばから157円台後半まで押し目買いが約定しました。(長期P&Fを根拠にした少量買い)

本日は、このまま様子を見ようと思いますが、米PPIの結果を受けて円高が進むようであれば、長期P&Fのサポート155.0-4円付近までは段階的に買い下がるつもりでいます。

注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です私と同じトレードを推奨する意図は含んでいません。

(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介

「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?

しかし、私の経験上ではトレードの成功とFX会社選びは密接に関係があると考えています。FX会社を変更したことで成績が悪化したことが過去に何回もありました。

私はFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、特にFX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。

FX会社選び重要ポイント①「約定能力の高さ」

FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。

私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。

しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。

状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。

私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。

FX会社選び重要ポイント②「取引ツールの完成度」

FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。

え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?

  • 注文するレートを間違えて約定しなかった
  • 有効期限を間違えて失効していた

私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・

こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。

そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。

私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。

以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。

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本日は、以上となります。

【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。

(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
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・エントリーポイントの開示
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・適切なポジション量の開示

 →予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
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【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
<その2>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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