おはようございます!朝5分のFX生活「朝活FX」へ、ようこそ!
本記事では、国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
本記事を継続してご覧いただくことで、実トレード場面でのテクニカル活用方法を習得していただけます。また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法は、他の通貨ペアや株価指数などにも応用できますよ。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞の記事から、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
現在の注目トピック |
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・FRB12月会合は利上げなし?政策転換時期は? ・日銀金融政策方針(正常化への一歩は?) ・政府日銀の為替介入 ・中東地政学的リスクの行方 |
前週に米国のインフレ鈍化を示す経済指標の発表が相次ぎ、米国で利上げ局面が終わったとの見方が根強い。将来的な日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが進んだ海外市場の流れを受けた。
20日のロンドン市場では、148円10銭と10月3日以来およそ1カ月半ぶりの円高・ドル安水準を付けた。米国のインフレ鈍化を背景に米連邦準備理事会(FRB)の追加の利上げの必要性が薄れているとの観測が広がっており、円買い・ドル売りが続いた。
20日発表の10月の米景気先行指標総合指数は前月比0.8%低下と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.7%低下)を下回った。米景気の減速に対する警戒も円買い・ドル売りを誘った。
日本経済新聞 為替概況より
昨日は注目度の高い経済指標の発表がない中、先週からのドル売り・円買いの流れが継続したようです。
なお、前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
今週の注目経済指標・イベント
今週は先週に比べると注目度の高い経済指標の発表はありません。そのため、今週の相場の流れが継続する可能性がありますので、日々のチャートの値動きに注目しましょう。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
---|---|---|---|
11/21(火) | 28:00 | 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 | ー |
11/22(水) | 22:30 | 前週分新規失業保険申請件数 | 22.6万件 |
22:30 | 前週分失業保険継続受給者数 | 187.5万人 | |
24:00 | 11月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 | 61.0 | |
11/24(金) | 23:45 | 11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 49.9 |
23:45 | 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 50.2 | |
23:45 | 11月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 50.3 |
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、プロの投資家であっても未来を予想することは出来ません。
ですから、私は初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねないと考えています。
市場には情報が溢れかえっており、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利は、NY市場クローズ時点で前日比-0.02%の”4.42%”となりました。
米長期金利は、昨日は前週末終値よりも高く寄りついたものの、軟調推移となったようです。引き続き、4.35%付近や100MA水準への下落を警戒したいです。
米長期金利が高値圏で推移している限り、ドル円には上昇(円安)圧力がかかりますので、その推移は日々注視していきたいです。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育て等と同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。
前日は主軸テクニカルのP&Fの短中期チャートで円高シグナルが点灯している状況でしたね。そのため、この先は円買い優勢の展開を想定していました。ただ、直近では円買いが急激に進みましたので、戻り場面があることを想定していました。
トレードについては、150.3-4円付近での戻り売りスタンスで臨むこととしていました。
結果としては、戻りは150円付近までとなりポジション構築はならず。その後、相場は円買い優勢に傾き一時148.1円台まで円高となりました。そして、現在も同圏内で推移中です。
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは、前日の値動きにより○印の枠が前回安値を下抜けてきました。よって、円高シグナルが点灯したと考えられます。今回の円高シグナルの目標値は"143.5円付近"です。
本日、シグナルが点灯したため、長期的な観点では"円高展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円高 | 143.5~9円 | 151.5~9円 | ー |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは、前日の値動きにより○印の枠が6枠記録されました。今のところは、目標値に向かって順調に推移しています。なお、円高シグナルの目標値は146.8-9円付近です。
現況をまとめますと、シグナル目標値”146.8円付近”、レジスタンス"151.2円付近"となっており、中期的な観点では"円高展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円高 | 146.8~9円 | 151.2~3円 | ー |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは、前日の値動きにより○印の枠が大幅に増加。そして、早くも円高目標値"148.6円付近"に到達しました。
よって、現在は次回シグナル点灯待ちの状態で、短期的な観点では"横ばいの展開"への移行が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | 151.3円 | ー |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | 円高 | 143.5~9円 | 151.5~9円 | ー |
中期P&F | 円高 | 146.8~9円 | 151.2~3円 | ー |
短期P&F | なし | ー | 151.3円 | ー |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
(参考)私の場合、当日の戦略構築には移動平均線「50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色」・MACD・21BBを補助的に組み合わせて使用しています。
<相場の注目ポイント>
まず主軸テクニカルのP&Fは、中長期チャートで円高シグナルが点灯している状況です。よって、大きな流れとしては円買い優勢の展開を想定したい状況と言えます。
ただ、直近では短期チャートの目標値到達により、円買い圧力が放出されているため、短期的な戻り場面があることを期待しています。無論、これまで円売り目線が長期間強かったため、パニック的な形で円買いが加速する可能性も十分ありそうです。
<トレード戦略>
トレードについては、現水準では損切り位置まで遠いため、ここから無理に売りで入ることはしません。もし、このまま円高が進めば「予想は当たったからOK」、もし150.3-4円付近まで戻りがあれば、「チャンスだから売ろうかな」くらいの気持ちで臨みたいと思います。
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。
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FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
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私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
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え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
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- 有効期限を間違えて失効していた
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そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
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- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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