朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/5/16

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本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。

FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

イエレン米財務長官は13日、債務上限問題を巡る交渉について「進展している」との認識を示した。「私は希望をもっている。交渉は非常に活発だと思う」と述べた。バイデン大統領は14日、「我々なら上限引き上げに合意できると思う」とも述べた。16日に予定されているバイデン大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長の協議が難航するとの懸念がひとまず和らぎ、米長期金利が上昇した。

一方、ニューヨーク連銀が朝方発表した5月の製造業景況指数がマイナス31.8と前月(プラス10.8)から大幅に悪化した。市場予想(マイナス5.0)も下回り、発表後は円買い・ドル売りが優勢となる場面もあった。

日本経済新聞 為替概況より

5月のニューヨーク連銀製造業景況指数が大幅悪化となりましたね。新規受注の指数は20年4月以来の大幅低下となり、年初来の低水準を付けました。ただ、将来に対する見方は比較的明るく、景況指数の見通しは3カ月ぶり高水準となったことで大きな動きには繋がらなかったのかもしれません

そして、やはり債務上限問題への注目が高まっていますね。ただ現状では合意に関する確定的な情報は出ていませんので、引き続き交渉の行方に注目していきたいと思います。

今週は、米地銀を中心とした金融システム不安や米国の債務上限問題のトピックが、より一層注目される週となりそうです。この辺りの情報は市場の注目度が高いことから、私たち個人投資家も最新状況を把握しておくようにしましょう。

ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。

ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。

市場には情報が溢れかえっているため、初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねません。

市場の情報は事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと私は考えています。

本日の相場概況把握「米長期金利・コモディティ編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油相場の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利はNY市場クローズ時点で”3.50%”と前日比+0.03%となりました。

米長期金利は再びレジスタンス候補の3.5%に乗せてきました。現状、同水準には50MAがありますので、本日は上抜けられるかに注目です。なお現在、上方向は3.5-6%、下方向は3.3%台にレジサポがあると予想しています。

原油

原油相場は、NY市場クローズ時点で"71.2ドル"と前日比+1.2ドルとなりました。

昨日の原油相場はようやく反発となりました。これで前回安値の70ドル付近を下回らなければ、65-66ドル台水準が2番底と認識される可能性がありそうです。本日以降は、70ドル付近を下回らないかに注目しながら、50,100,200MAや4月中旬の高値を上抜けていく展開になるかに注目していきたいと思います。


それでは、次章よりドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきます。

具体的には前日の振り返り→長期相場→中期相場→短期相場と遠い方から近い方へと分析を進めて、本日のトレード戦略を決めていきます。

前日のトレード戦略

前日は短中期チャートにおいて買いシグナルが点灯したことから、135.3円付近から段階的に買い下がる戦略としていましたね。

結果として前日のドル円相場は、NY連銀製造業景況指数発表後に135.7円台をつける場面がありましたが、全般的には底堅い展開が継続し、押し目買い水準まで円高になることはありませんでした。

さて、次項では前日の値動きを踏まえてP&Fチャートの状況から今後の戦略を考えていきましょう。

なお、今週1週間の戦略については週末記事で解説していますので、よろしければ併せてご覧ください。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想にはP&F0.5(1枠:50銭)を使用しています。

P&F0.5チャートは前日の値動きにより×印の折り返し列が記録されました。注目していた通りの展開ですね。

これによりサポート候補の水準が131円から134.5円に変更されています。よって今後のP&F0.5チャートにおける円高方向の注目ポイントは"134.5円"としたいと思います。

ただ、現時点ではまだシグナルの点灯には至っていませんので、前回の円安目標値136.5円到達後のエネルギー蓄積期間との認識は変わりません。

まとめますと、円高方向のサポート候補は134.5円の枠、円安方向のレジスタンス候補は137円の枠が挙げられる状況です。

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想にはP&F0.2(1枠:20銭)を使用しています。

P&F0.2チャートは前回高値135.2円付近を超えてきましたので、円安シグナル点灯中の状況です。引き続き、円安目標値「138.2円」を目指す展開になるかに注目したいです。

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想にはP&F0.1(1枠:10銭)を使用しています。

P&F0.1チャートも前回高値135.2円付近を超えてきましたので、円安シグナル点灯中の状況です。引き続き、円安目標値「136.7円」を目指す展開になるかに注目したいです。

本日のP&Fまとめ

本日も短中期チャートにおいて、買いシグナルが点灯している状況です。よって、押し目は積極的に買っていきたいと個人的には思っています。

本日のトレード戦略構築

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は当日の戦略構築には移動平均線「50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色」・MACD・BBをあわせて使用しています。

まず、前述のとおり主軸テクニカルのP&Fの短中期チャートにて円安シグナルが点灯しましたので、目線は円安目線で捉えていこうと思います。

この先まずは短期チャートの目標値136.7円を目指す展開を期待したいですが、現水準136円付近からのトレードではリスクリワードが良くないため、もう少し大きめの押し目が来れば、そこを拾いたい考えです。

具体的な押し目買い水準としては、シグナル点灯位置である135.3円付近から段階的に買い建てしようと個人的には考えています。

さらに、4時間足チャートの移動平均線を見てみますと、円高方向は135円付近あたりに50MAと100MAがありますので、この辺りも強いサポートになるのではないかと個人的には予想します。

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【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

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(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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