おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!
本記事では、ドル円を対象としてP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
この記事を平日の朝5分間ご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。
また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法やマインドは、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能です。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは市場の注目トピックを日本経済新聞の記事で理解していきましょう。
現在の注目トピック |
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日米金利差 ・FRB「利下げ開始は9月?利下げ幅は?」 ・日銀「次回利上げはいつ?」 |
FRBが21日に公表した7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によれば、大多数の参加者が「予想通りのデータが出続ければ次の(9月の)会合での金融緩和が適切になる可能性が高い」と判断していたことが分かった。参加者らは物価について「最近の経済データはインフレ率が目標の2%に向かって持続的に低下していくとの自信を深めた」との認識を示した。何人か(several)の参加者は7月会合での利下げを視野に入れていたことも明らかになり、市場では9月の利下げ転換を見込んだ円買い・ドル売りが入った。
米労働省は21日、雇用統計の年次改定で2024年3月までの1年間の雇用者数が81万8000人の下方修正になるとの推計値を発表した。米労働市場がこれまでの見立てほど強くないとの見方も円を下支えした。
もっとも、円の上値は重かった。パウエルFRB議長はカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で23日に講演する。円は前日にかけて買いが続いたこともあり、持ち高調整の円売り・ドル買いも出やすかった。
日本経済新聞 為替概況より
日本経済新聞の記事によりますと、昨日公表されたFOMC議事要旨の内容や米雇用統計の改定値の結果を受けて円買いドル売りが入ったとのことです。ただ、23日のパウエルFRB議長の講演を前にして、大きな動きにはならなかったようです。
前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
FRB利下げ予想時期
CMEのFedWatchツールによると、本記事作成時点におけるFRBの利下げ時期は9月が"100%"、利下げ幅0.25%が"64.0%"、0.5%が"36.0%"となっています。
また、市場参加者の注目は今後のFOMCでの利下げ幅へ移行していますが、年末時点における利下げ幅は合計1.0%との予想が最も多く"44.9%"となっています。
今週の注目経済指標・イベント
今週の注目経済指標を選定して掲載しました。今週の注目経済指標やイベントは少なめです。なお、本日以降は米PMIやパウエル議長講演がありますので注目です。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
---|---|---|---|
8/21(水) | 27:00 | (米)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 | ー |
8/22(木) | 22:45 | (米)8月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 前回49.6 |
(米)8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 前回55.0 | ||
(米)8月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 前回54.3 | ||
8/23(金) | 8:50 | (日)7月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 2.7% |
(日)7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比) | 2.7% | ||
(日)7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比) | 1.9% | ||
23:00 | (米)7月新築住宅販売件数(年率換算件数) | 63.1万件 | |
(米)7月新築住宅販売件数(前月比) | 2.3% | ||
(米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 | ー |
また、今は投資家の注目が米経済の行方に集まっていますので、下表には載せていない経済指標でも結果によっては大きく変動する可能性がありそうですので、以下のようなサイトで情報を入手しておきましょう。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。
また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。
ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。
なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利のNY市場終値は、前日比-0.01%の”3.80%”です。
先週は週足100MAを上抜けできませんでしたので、下落トレンド入りを警戒しておりますが、今のところ警戒していた通りの展開となっています。
直近の下値は3.6-7%台ですが、ここでサポートされるのか、それとも下抜けるかに注目です。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育てなどと同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
前日の各P&Fは、各チャートともにシグナル点灯待ちでしたので、横ばいの展開をメインシナリオとしたい状況であると予想していました。
そして、直近の具体的な注目ポイントは、円安方向は短期・中期P&Fレジスタンス"149.2-3円付近"、円高方向は中期P&Fサポート"144.2円付近"としました。
前日の結果
昨日は雇用統計の年次改訂結果の憶測から一時146.9円付近まで円安が進む場面がありましたが、その後は円買い優勢となり、FOMC議事要旨公開直後には144.4円台まで円高が進みました。NY終値時点では前日と変わらずの145.2円台で引けています。
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化点はなし。チャートの見方は変わりません。
チャートの現況は下表の通りで、長期的な観点では"レジサポ間での横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | 149.0~4円 | 144.5~9円 |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは、前日の値動きによる変化点はなし。チャートの見方は変わりません。
チャートの現況は下表の通りで、中期的な観点では"レジサポ間での横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | 149.2~3円 | 144.2~3円 |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは、前日の値動きによる変化点はなし。チャートの見方は変わりません。
チャートの現況は下表の通りで、短期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | 149.2円 | ー |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | なし | ー | 149.0~4円 | 144.5~9円 |
中期P&F | なし | ー | 149.2~3円 | 144.2~3円 |
短期P&F | なし | ー | 149.2円 | ー |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
当日の戦略構築は、P&Fを軸に考えます。ただ、P&Fにレジサポがない場合などは”移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)”・”MACD”・”ボリンジャーバンド”も参照して、戦略を検討しています。
本日の注目ポイント
本日、各P&Fに変化点はなし。
よって、P&Fの分析によれば現在挙げられているレジスタンスとサポート間での横ばいの展開をメインシナリオとします。
本日の具体的な注目ポイントは、円安方向は短期・中期P&Fレジスタンス"149.2-3円付近"、円高方向は中期P&Fサポート"144.2円付近"です。
本日のトレード戦略
トレードは、次の水平カウンティングによるシグナル点灯まで見送ります。
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。記載と同じトレードを推奨する意図は含んでいません。
(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介
「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?
しかし、私の経験上ではトレードの成功とFX会社選びは密接に関係があると考えています。FX会社を変更したことで成績が悪化したことが過去に何回もありました。
私はFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、特にFX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。
FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。
しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。
状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。
私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
- 注文するレートを間違えて約定しなかった
- 有効期限を間違えて失効していた
私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・
こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。
もし購読いただける場合は、PCから登録されることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまうので、ご注意ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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