朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/7/27

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本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。

FXでなかなか勝てないとお悩みの方は、もちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

現在の注目トピック
・次回FOMCは利上げ?
 →0.25%利上げの見方が優勢。7月が最後?利下げ時期は?
・日銀金融政策決定会合の行方
・米地銀金融システム不安(備忘録)

FRBは26日まで開いたFOMCで市場の予想通り政策金利を0.25%引き上げた。パウエル議長は会見で今後の政策決定は「会合ごと」との考えを繰り返した。「データ次第で9月会合で利上げする可能性があるが、据え置きを選ぶ可能性もある」と話した。市場では議長の「9月会合の利上げを巡る表現は弱いと受け止められた」(邦銀の為替ディーラー)との指摘があった。7月会合で利上げが打ち止めとなるとの観測が円買い・ドル売りにつながった。

日本経済新聞 為替概況より

昨日のFOMCは大方の予想通りの結果だったようですね。ただ、パウエル議長の発言を受けて、次回利上げに対する姿勢が弱いと受け止められたことで円買い・ドル売りにつながったようです。

今週はまだ米GDPや日銀金融政策決定会合など注目イベントが多く残されていますので、結果には注目していきましょう。

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今週の注目経済指標
・7/26(水)27:00「米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表」
・7/26(水)27:30「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見」
・7/27(木)21:30「4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)」
・7/28(金)時間未定「日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表」
ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、プロの投資家であっても未来を予想することは出来ません。

ですから、私は初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねないと考えています。

市場には情報が溢れかえっており、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと私は考えています。

本日の相場概況把握「米長期金利編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利は、NY市場クローズ時点で前日比-0.02%の”3.87%”となりました。

先日、前レジスタンスの3.83%付近を再び上抜けたことにより、上昇トレンド再開の兆しが出ています。


それでは、次章よりドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。

ワンポイントアドバイス

相場分析は長期相場→中期相場→短期相場のように未来側から現在側へ進めて、本日のトレード戦略を決めていくことをおすすめします。仕事や子育て等と同じということですね。

前日のトレード戦略

前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。

前日は中期チャートにて折り返し列が記録されたことを受けてリスクリワードが改善。それを受けて141円台半ば付近まで反発する場面があれば売りトレードすることとしていました。

結果としては、円安方向は141.2円付近でレジスタンスされた後に、一時139.9円台まで円高が進展しました。141円台半ばには届かなかったのでノートレードですが、相場の方向性としては私たちの予想通りの展開ですね。


私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。

さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想には、1枠:50銭のチャート(以降、P&F0.5)を使用しています。

P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。現在も円高目標値を133円付近とするシグナルが点灯している状況です。

よって、長期的観点では円高の展開を想定したいです。

ただ、現在のチャート形状ではシグナル点灯位置からの損切り位置が遠くリスクリワードが良くないため、トレードの際には考慮したいです。

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シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
円高133.0円144.5円138.5円
長期P&F分析状況まとめ

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想には、1枠:20銭のチャート(以降、P&F0.2)を使用しています。

P&F0.2チャートは、前日の値動きにより○印が3枠増えましたが、現在も円高目標値を135.4円付近とする円高シグナルが点灯している状況です。レジスタンス水準は141.8円付近まで下がってきています。

よって、中期的観点では円高の展開を想定したいです。

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シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
円高135.4円141.8円138.2円
中期P&F分析状況まとめ

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想には、1枠:10銭のチャート(以降、P&F0.1)を使用しています。

P&F0.1チャートは前日の値動きにより、◯印が5枠増えましたね。現在も次のシグナル点灯待ちの状況には変わりありませんが、今後141.8円の枠がレジスタンスとして意識されそうです。

なお、円高方向は今後138.1円を下抜けますと垂直カウンティングによる円高シグナルが点灯しますので、要注目です。

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シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
なし141.8円138.1円
短期P&F分析状況まとめ

本日のP&Fまとめ

現在、中長期チャートにおいては円高シグナルが点灯している状況です。短中期チャートにおいては、折り返し列が記録されており、141.8円付近がレジスタンスとして意識される可能性が高まっていると考えられます。

以上のことから、大きな流れとしては円高展開を想定しつつ、短期的には141.8円付近を意識したトレードが考えられそうです。

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チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&F円高133.0円144.5円138.5円
中期P&F円高135.4円141.8円138.2円
短期P&Fなし141.8円138.1円
P&F分析結果まとめ

本日のトレード戦略構築

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。

私の場合、当日の戦略構築には移動平均線「50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色」・MACD・BBをあわせて使用しています。

まず、前述のとおり主軸テクニカルのP&F分析では、中長期チャートにて円高シグナルが点灯している状況ですので、中長期的には円高が進むことを想定したいです。

そして、これまでのシグナル反転位置まで遠い状況が続いていましたが、先日、中期チャートのシグナル反転位置が141.8円に更新されました。

従って、本日は140円台後半から141円台前半にかけて戻り売りスタンスで臨みたいと個人的には考えています。ただ、NY終値時点で141.8円の枠を上抜けた場合にはシグナルが転換しますので、損切りを行いたいと思います。

注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。

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【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!の記事は、以下に移行しております。

(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
  →有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
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※FXに興味はあるが、時間をかけられない
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 →サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示

 →予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
  チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
 →トレードの繰返しで着実にスキルアップ
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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