週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2026年1月26日〜1月30日

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この記事では、2004年から21年間一度も退場することなく勝ち抜いてきた兼業トレーダーである私が、"ドル円"を題材にP&FチャートによるFXの分析方法やリスク管理、実トレードに臨む際の考え方などを紹介しています。

FXで中長期的に利益を出すにはどうしたらいいのかとお悩みの方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

それでは、今週も週末にしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。

本記事を読むメリット
  • P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。

私が実践している戦略構築ステップは、こちらの記事で紹介していますので、初めての方はぜひ一度ご覧ください。

目次

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握します。

今週の注目経済指標&イベント結果

1/22_米11月PCE価格指数2.8%上昇、伸び加速

米商務省が22日発表した2025年11月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.8%上昇し、伸びは前月の2.7%からやや加速した。前月比では0.2%上昇と、伸びは前月から横ばいだった。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数も前年比2.8%上昇、前月比

0.2%上昇。10月はそれぞれ2.7%、0.2%上昇した。

個人消費支出は前月比0.5%増。伸びは前月から横ばいだったほか、ロイターがまとめた市場予想と一致した。個人消費が10月と11月にかけて堅調な伸びを示したことで、米経済が3四半期連続で力強い成長軌道を維持している可能性が示唆された。インフレ調整後の個人消費は0.3%増と、伸びは前月から横ばいとなった。

10月と11月の個人所得・消費支出統計は、昨年秋の政府機関の一部閉鎖の影響で発表が遅延していた。

11月の支出は医療、金融サービス、保険に加え、住宅関連や公共料金がけん引した。サービス支出は0.4%増加。ホテルやモーテルの客室、レストランなどへの支出が増えた。10月は0.6%増だった。

ロイター

1/23_日銀、政策金利0.75%で維持 26年度の経済・物価見通しを引き上げ

日銀は22、23日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コールレート翌日物の誘導目標を0.75%で据え置くことを賛成多数で決めた。経済・物価情勢の展望(展望リポート)では、2026年度の実質国内総生産(GDP)と生鮮食品を除く消費者物価指数(コアCPI)の見通しを引き上げた。実質金利が極めて低い水準にあることを踏まえ、経済・物価の見通しが実現していけば、経済・物価情勢の改善に応じて引き続き政策金利を引き上げていくと改めて表明した。

金融政策の現状維持は賛成8対反対1。反対は高田創審議委員で、1%に利上げする議案を提出したが、反対多数で否決された。高田委員は、物価目標はおおむね達成されており海外経済が回復局面にある下で「国内物価の上振れリスクが高い」と主張した。

日銀は展望リポートで、基調的な物価上昇率について、27年度を最終年度とする見通し期間の後半に物価目標と整合的な水準で推移するとの見通しを再確認した。

ロイター

1/23_日銀総裁、次の利上げへ賃金・物価の上昇持続を重視 円安にも警戒

日銀の植田和男総裁は23日、金融政策決定会合後の会見で、次の利上げ判断に当たっては特定の事象に絞るのではなく、賃金や物価の上昇の持続性や上昇ペースについて「多様な指標から判断していく時期ではないか」と述べた。4月には企業の価格改定が多いが、その動向は追加利上げの「最も大事な材料ではなく、1つの材料」とするにとどめた。

総裁はまた、為替円安の物価への影響も引き続き注視する姿勢を示した。「企業の価格設定が積極化し、輸入価格への反応が大きくなっている可能性には注意したい」と述べ、基調物価に影響を与える可能性についても注意が必要だとした。「基調物価が2%に近づいている中、小さな動きにも注意を払わなければいけない」とも語った。

日銀は昨年12月、春闘の「初動のモメンタム」を重点的に確認した上で利上げに踏み切った。利上げ以降、企業の資金需要は緩やかな増加を続け、金融機関の貸し出しも引き続き積極的だと指摘。社債市場でも良好な発行環境が続いており、金融環境は緩和した状態が維持されていると語った。

ロイター

来週の主な注目経済指標&イベント

日付時間経済指標・イベント
1/28(水)08:50(日)日銀・金融政策決定会合議事要旨
28:00(米)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
28:30(米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
1/30(金)22:30(米)12月卸売物価指数(PPI)
主な日米経済指標カレンダー

上の表には載せていない経済指標でも結果次第では大きく変動する可能性がありますので、経済指標や経済イベントを重視したい方は、FX会社や証券会社のサイトで情報を入手しておきましょう。私は外為どっとコムのサイトを愛用しています。

ワンポイントアドバイス

経済メディアではインフレの落ち着く時期やFRB利下げ転換時期等について、経済学者などの著名人がもっともらしい見解を述べています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。

こうした著名人の発言を鵜呑みにして、トレードを実行してしまう方が多いのですが、私はおすすめしません。

少し極端な表現ですが、投資の世界で最終的に信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。

テクニカル分析の方法については、このブログで定期的にお伝えしていきますので、共感いただける方は、ぜひ一緒にやっていきましょう。

本日の相場概況把握「米長期金利関連情報」

本題のドル円に入る前に、米長期金利に関連する情報の概況を押さえていきましょう。

米長期金利チャート

米長期金利:週足チャート

日米長期金利差とドル円の相関性

直近20日間の日米金利差とドル円のCC(相関係数)は"-0.48"と、逆相関の関係にあるようです。

FRB利下げ予想時期

CMEのFedWatchツールによると、次回1月のFOMCは据え置き予想が95.6%と先週と変わらず確実視されているようです。また、次々回3月のFOMCでの据え置き予想も先週の78.9%から84.6%に上昇しています。数ヶ月前と比較して利下げ予想が、相当後退しているようですね。


以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができました。今週のファンダメンタル要素が現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするための"資産"が欲しいのであって、"経済のプロ"になりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りです。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジを「156.0円〜159.1円」に設定、週明け時点の目線は円安とし、具体的な注目ポイントとしては、下表の通りとしていましたね。

レート根拠
161.5-9長期P&F円安目標値
159.2-3中期P&F前回円安目標値
159.0-1中期P&Fレジスタンス
159.0短期P&Fレジスタンス
円安方向の注目ポイント
レート根拠
157.5-9長期P&F前回レジスタンス
157.6-7中期P&F前回レジスタンス
157.4短期P&F前回円安目標値
156.8短期P&F前回レジスタンス
156.4短期P&Fサポート
156.0-1中期P&Fサポート
156.0-4長期P&Fサポート
円高方向の注目ポイント

トレード戦略評価

結果としては、木曜日までは一度横ばいの展開を挟むとの見方通りに推移していたものの、金曜日には米当局によるレートチェックの情報が流れ、米当局による為替介入への警戒感から円が買い戻されました。NY終値は155.7円台となっています。


なお、日々の具体的なトレード戦略は値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければ毎朝ご覧ください。

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸テクニカルに使用しています。現在のドル円のボラティリティー状況から、長期は「1枠50銭」、中期は「1枠20銭」、短期は「1枠:10銭」を採用しています。ただ、短期チャートは最近のボラティリティーには、若干合っていない状況が続いています。

それでは長期チャートから順番に見ていきましょう。

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

P&F0.5チャートを見てみると、159円付近にレジスタンスが形成されました。そして、再び156円付近のサポート付近での攻防に突入したようです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円安161.5-9159.0-4156.0-4
垂直なし
長期P&F分析状況まとめ

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

「P&F0.2チャート」powered by TradingView

P&F0.2チャートは、今週の値動きにより156円付近のサポートを下抜け、円高シグナルが点灯しています。目標値は154.2円付近となっていますが、リスクリワードが1以下ですので実トレードの際には注意が考慮が必要そうです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円高154.2-3159.0-1
垂直なし
中期P&F分析状況まとめ

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

「P&F0.1チャート」powered by TradingView

P&F0.1チャートも、今週の値動きにより156.4円付近のサポートを下抜け、円高シグナルが点灯しています。ただ、P&F0.1チャートについては目標値にほぼ到達済みで、かつリスクリワードも1以下という状況です。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円高155.5159.0
垂直なし
短期P&F分析状況まとめ
FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくことをおすすめします。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、それぞれのテクニカル分析結果の方向が分かれた際の方針を決めておくとトレードが安定するのでおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性の分かれ具合に応じて取引量を調整することにしています。

週初時点のP&Fまとめ

スクロールできます
チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&F水平円安161.5-9159.0-4156.0-4
垂直なし
中期P&F水平円高154.2-3159.0-1
垂直なし
短期P&F水平円高155.5159.0
垂直なし
P&Fチャート状況まとめ

STEP6:トレード方針の決定

来週のトレード方針

週初時点では、長期チャートではまだ円安シグナルが点灯しているものの、短期と中期チャートで円高シグナルが点灯していますので、来週の目線は円高方向にしようと思います。

週明け時点の具体的な注目レートは下表の通りです。

レート根拠
161.5-9長期P&F円安目標値
159.0-4長期P&Fレジスタンス
159.0-1中期P&Fレジスタンス
159.0短期P&Fレジスタンス
156.4短期P&F前回サポート
156.0-1中期P&F前回サポート
円安方向の注目ポイント
レート根拠
156.0-4長期P&Fサポート
155.5短期P&F円高目標値
154.2-3中期P&F円高目標値
円高方向の注目ポイント

トレード検証状況

トレード検証に関しては、長期チャートの円安シグナルを根拠にした買いポジションはまだ保持していますが、来週シグナルが転換した場合は、その時点で損切りとなります。

また、現在中期チャートと短期チャートで円高シグナルが点灯していますが、リスクリワードが1以下と不利な状況のため、トレードは見送りします。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

以上、私の来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でしたが、みなさんも来週のトレード戦略を立てられましたか?

P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。ここまでご覧いただいて「もっとP&Fを勉強したい」と思っていただけた方は、以下の記事でP&Fチャートの詳細を解説していますので、よろしければご覧ください。

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FX基礎知識

大きな流れに逆らうときは控えめに

流れに逆らって泳ぐのは大変ですよね。トレードも同じです。大きな流れに沿った形の方が良い結果が出やすいと思います。今のトレードは大きな流れに沿っているのか?それとも逆らっているのかを意識するようにしましょう。

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

さいごに

FX裁量トレードにおいては、長期間退場せずに生き残ることが最も大切です。長期間FXを継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、ブログとPostPrimeでFXや株式指数のトレード戦略情報を発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のトレード戦略情報を読んでいただければ、いきなり大損して即退場に追い込まれるようなリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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