週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2026年3月9日〜13日

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この記事では、2004年から21年間一度も退場することなく勝ち抜いてきた兼業トレーダーである私が、"ドル円"を題材にP&FチャートによるFXの分析方法やリスク管理、実トレードに臨む際の考え方などを紹介しています。

FXで中長期的に利益を出すにはどうしたらいいのかとお悩みの方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

それでは、今週もしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。

本記事を読むメリット
  • P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。

私が実践している戦略構築ステップは、こちらの記事で紹介していますので、初めての方はぜひ一度ご覧ください。

目次

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握します。

今週の注目経済指標&イベント結果

3/2_米ISM製造業景気指数、2月ほぼ横ばいの52.4 投入価格が急上昇

米供給管理協会(ISM)が2日発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.4と、1月の52.6からほぼ​横ばいだった。拡大・縮小の節目を示す50を2カ月連続で上回っ‌たが、投入価格指数が約3年半ぶりの高水準に上昇し、輸入関税を背景に国内インフレの上振れリスクを浮き彫りにした。

ロイター調査によると、エコノミス​トは51.8に低下すると予想していた。

1月に2022年2月以来の高水準となる57.1まで急​上昇していた新規受注指数は55.8に低下。しかし、受⁠注残は増加し、輸出は横ばいだった。

サプライヤー納入指数は前月の54.4から55.1に上​昇。50超えは納入の遅れを示している。

投入価格指数は1月の59.0から70.5に急上昇し、22年6月以来の高水​準。これは1月の食品・エネルギーを除く生産財価格の急上昇を反映しており、関税の転嫁がさらに進むことを示唆している。

雇用は依然として低調。指数は1月​の48.1から48.8に小幅上昇。ISMは、製造業者がレイオフを実施する一方、欠員を​補充していないと指摘している。

ロイター

3/4_米2月ADP民間雇用、予想上回る6.3万人増 過去7カ月で最大の伸び

米ADPリ​サーチ・インスティテュー‌トが4日発表した2月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は6​万3000人増加し、過去7カ月​で最大の増加となった⁠。ロイターがまとめたエコノ​ミスト予想の5万人増を上回っ​た。

1月の雇用者数は1万1000人増と、2万2000人増から下方修正された​。

雇用増加は引き続き教育・​医療サービス部門に集中しており、‌同⁠分野で5万8000人増加した。建設業は1万9000人増加したが、製造業は5000人減少した。

職にと​どまっ​ている⁠労働者の賃金上昇率は4.5%で横ばいだった。​転職者の賃金上昇率は​1月⁠の6.4%から6.3%に鈍化した。

ADPレポートはスタンフォード大学デ⁠ジ​タルエコノミーラ​ボと共同で作成されている。

ロイター

3/4_米2月ISM非製造業指数、56.1に上昇 3年半ぶり高水準

米供給管理協会(ISM)が4日発表した2月の非製造業総合指数は56.1となり、1月の53.8か​ら上昇した。堅調な需要を背景に、2022年7月以来3年半‌ぶりの高水準に急上昇し、今四半期の経済成長加速への期待と一致するものとなった。ロイターがまとめた市場予想​は53.5だった。

しかし、中東での紛争は見通しに下振れ​リスクをもたらしている。この調査は米⁠国とイスラエルがイランを攻撃する前に実施され​た。イランが報復措置を取ったことで、アナリス​トらは紛争が急速に拡大し、より広範な地域紛争へと発展しつつあると指摘している。これにより天然ガスと石油の価格​が上昇し、世界の株式市場の変動を引き起こ​した。

新規受注指数は、1月の53.1から2月は58.6に上昇し、24年9月以来の高水準となった。輸出受‌注指⁠数は、受注残指数と同様に大幅に回復した。投入価格指数は、1月の66.6から63.0に低下したものの、依然として高水準を維持した。

ロイター

3/6_米2月雇用、9.2万人減で予想外のマイナス 失業率4.4%に悪化

米労働省が6日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数が9万2000人減少した。1月の12万6000人増(速報値13万人増から下方修正)から反転し、予想外のマイナスとなった。失業率は4.4%と、1月の4.3%から悪化。中東緊迫化で原油価格が急騰する中、労働市場の悪化が​示されたことで、米連邦準備理事会(FRB)は物価安定と雇用安定の間で難しい舵取りを迫られる。

非農業部門就業者数‌の減少は2025年1月以降6回目で、今回の落ち込みはその中で2番目の大きさ。医療従事者のストライキのほか、厳しい冬の天候で建設業やレジャー・接客業の雇用が圧迫されたことがが響いた。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は5万9000人増。ただ、予想は9000人減から12万5000人増まで幅が広かった。

<FRBは難しい舵取り>

一部のエコノミストは単月の統計を過度に解​釈すべきでないと慎重姿勢を示しているものの、2月までの3カ月間の平均雇用増は月6000人と、1月までの3カ月間の平均(5万人増)から大きく減​速。雇用増の基調は確実に弱まっている。

ロイター

今週の主な注目経済指標&イベント

日付時間経済指標・イベント
3/11(水)21:30(米)2月消費者物価指数(CPI)
3/13(金)21:30(米)1月個人消費支出(PCE)
21:30(米)1月個人所得(前月比)
23:00(米)1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
主な日米経済指標カレンダー

上の表には載せていない経済指標でも結果次第では大きく変動する可能性がありますので、経済指標や経済イベントを重視したい方は、FX会社や証券会社のサイトで情報を入手しておきましょう。私は外為どっとコムのサイトを愛用しています。

ワンポイントアドバイス

経済メディアではインフレの落ち着く時期やFRB利下げ転換時期等について、経済学者などの著名人がもっともらしい見解を述べています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。

こうした著名人の発言を鵜呑みにして、トレードを実行してしまう方が多いのですが、私はおすすめしません。

少し極端な表現ですが、投資の世界で最終的に信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。

テクニカル分析の方法については、このブログで定期的にお伝えしていきますので、共感いただける方は、ぜひ一緒にやっていきましょう。

今週の相場概況把握「米長期金利関連情報」

本題のドル円に入る前に、米長期金利に関連する情報の概況を押さえていきましょう。

米長期金利チャート

米長期金利:週足チャート

日米長期金利差とドル円の相関性

FRB利下げ予想時期

CMEのFedWatchツールによると、次回3月のFOMCは据え置き予想が96.3%と確実視されているようです。また、次々回4月のFOMCでの据え置き予想も75.4%から88.3%に大きく上昇しており、こちらも据え置きとの見方が確実視されているのようですね。


以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができました。今週のファンダメンタル要素が現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするための"資産"が欲しいのであって、"経済のプロ"になりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りです。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジを「152.8円〜157.4円」に設定、週明け時点の目線は円安とし、具体的な注目ポイントとしては、下表の通りとしていましたね。

レート根拠
157.0-4長期P&Fレジスタンス
157.0-1中期P&Fレジスタンス
157.0短期P&F円安目標値(垂直C)
円安方向の注目ポイント
レート根拠
155.9短期P&F前回円安目標値(水平C)
155.0短期P&F前回レジスタンス
154.7短期P&Fサポート
153.0-4長期P&Fサポート
152.8-9中期P&Fサポート
151.5-9長期P&F円高目標値
円高方向の注目ポイント

トレード戦略評価

結果としては、先週からの円売り優勢の展開が継続し、レジスタンスを上抜けてきました。これにより、短期チャートでは円安目標値に到達、中期チャートと長期チャートでは新たにシグナルが点灯・転換しています。

トレードについては、長期チャートのシグナルを根拠にした売りポジションは損切りし、ドテン(買いポジションを保有)しています。


なお、日々の具体的なトレード戦略は値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければ毎朝ご覧ください。

では、今週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸テクニカルに使用しています。現在のドル円のボラティリティー状況から、長期は「1枠50銭」、中期は「1枠20銭」、短期は「1枠:10銭」を採用しています。ただ、短期チャートは最近のボラティリティーには、若干合っていない状況が続いています。

それでは長期チャートから順番に見ていきましょう。

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

P&F0.5チャートは、今週の値動きにより157円付近のレジスタンスを上抜けて、シグナルが円安方向に転換しています。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円安161.5-9153.0-4
垂直なし
長期P&F分析状況まとめ

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

「P&F0.2チャート」powered by TradingView

P&F0.2チャートは、今週の値動きにより157円付近のレジスタンスを上抜けて、円安シグナルが点灯しています。ただ、現状ではシグナル転換位置まで遠く、リスクリワードが良くありません。
※リスクリワード:損益比率。「1回の取引で取るリスク(損切り額)」に対する「リワード(利確利益)」の比率

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円安158.8-9152.8-9
垂直なし
中期P&F分析状況まとめ

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

「P&F0.1チャート」powered by TradingView

P&F0.1チャートは、今週の値動きにより157.0円の円安目標値に到達しました。そして、その後形成された157.6円付近のレジスタンスを上抜けてきている状況です。

こちらは垂直カウンティングによるシグナル点灯と捉えることができますが、連続同方向のシグナルですので、検証ルールに従って見送ることとします。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平なし157.1
垂直なし
短期P&F分析状況まとめ
FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくことをおすすめします。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、それぞれのテクニカル分析結果の方向が分かれた際の方針を決めておくとトレードが安定するのでおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性の分かれ具合に応じて取引量を調整することにしています。

週初時点のP&Fまとめ

スクロールできます
チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&F水平円安161.5-9153.0-4
垂直なし
中期P&F水平円安158.8-9152.8-9
垂直なし
短期P&F水平なし157.1
垂直なし
P&Fチャート状況まとめ

STEP6:トレード方針の決定

今週のトレード方針

今週は長期チャートと中期チャートで円安シグナルが点灯しているため、週初時点の目線は円安方向にしようと思います。

週明け時点の具体的な注目レートは下表の通りです。まずは中期チャートの円安シグナルの目標値である158.8円付近に到達するか否かに注目したいです。

レート根拠
161.5-9長期P&F円安目標値
158.8-9中期P&F円安目標値
円安方向の注目ポイント
レート根拠
157.6短期P&F前回レジスタンス
157.0-4長期P&F前回レジスタンス
157.1短期P&Fサポート
157.0-1中期P&F前回レジスタンス
153.0-4長期P&Fサポート
152.8-9中期P&Fサポート
円高方向の注目ポイント

トレード検証状況

トレード検証に関しては、長期チャートの円安シグナルを根拠にした買いポジションを保有しています。

一方、中期チャートの円安シグナルはリスクリワードが良くないことから、検証ルールに基づいてトレードを見送っています。今後、もしリスクリワードが改善したらトレードすることとしています。

以上、今週のドル円相場予想&トレード戦略構築でしたが、みなさんも今週のトレード戦略を立てられましたか?

P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。ここまでご覧いただいて「もっとP&Fを勉強したい」と思っていただけた方は、以下の記事でP&Fチャートの詳細を解説していますので、よろしければご覧ください。

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以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って今週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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