この記事では、2004年から20年間一度も退場することなく勝ち抜いてきた兼業トレーダーである私が、"ドル円"を題材にFXの分析方法やリスク管理、マインドなどを紹介しています。
FXで利益を出すにはどうしたらいいのかとお悩みの方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
それでは、今週も週末にしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。
- P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
- FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
- FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。
私が実践している戦略構築ステップは、こちらの記事で紹介していますので、初めての方はぜひ一度ご覧ください。
STEP1:ファンダメンタル観点での分析
それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。
STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握します。
今週の注目経済指標&イベント結果
1/28-29_FRB金利据え置き、議長「利下げ急がず」 トランプ政策見極めへ
米連邦準備理事会(FRB)は28─29日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25─4.50%に据え置くと決定した。決定は全会一致。今後の利下げ時期についてはほとんど手掛かりを与えず、トランプ政権の政策を見極めていく姿勢を示した。
FRBは昨年9月から12月にかけて3会合連続で合計1%ポイントの利下げを実施。今回のFOMCはトランプ大統領の2期目就任後で初めての会合となった。
パウエル議長はFOMC後の記者会見で、インフレや雇用、経済活動全般への影響を判断する前に「どのような政策が実施されるのかを見極める必要がある」とし 「政策スタンスの調整を急ぐ必要はない」と指摘。トランプ政権の新たな政策を時間をかけて見極めていく姿勢を示した。 もっと見る
また、過度な利下げにはリスクが伴うとの考えを示し、「制約的な政策を過度に早急に、もしくは過度に大幅に緩和すれば、インフレを巡る進展が妨げられる可能性がある」と警告した。
「われわれの政策スタンスは非常に適切に調整されていると考えている」とし、「失業率は6カ月間おおむね安定している。過去数件のインフレ指標は、より前向きな数値を示唆している」と語った。
<FOMC声明の文言変更>
インフレ指標が数カ月にわたり横ばいで推移する中、FRBは今回のFOMC声明から、インフレ率は2%の目標に向けて「進展」しているとの文言を削除。「インフレ率は依然やや高止まりしている」とするにとどめた。 もっと見る
FRBは声明で「経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している」とし、「失業率はここ数カ月間、低水準で安定しており、労働市場の状況は引き続き堅調だ」と指摘。「委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する」とした。
<ややタカ派的との見方>
今回の金利据え置きは予想通り。FRB内では追加利下げの必要性を巡る議論が続いており、政策当局者の間では年内に0.25%ポイントの利下げを2回程度実施する可能性が見込まれている。
ロイター
1/30_米GDP、24年第4四半期速報値は+2.3%に減速 個人消費は堅調
米商務省が30日発表した2024年第4・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比2.3%増となった。前四半期の3.1%増から減速し、市場予想の2.6%増を下回った。米ボーイング(BA.N), opens new tabのストライキの影響で企業の設備投資が落ち込んだほか、企業在庫の伸び鈍化も影響した。
ただ、経済の3分の2以上を占める個人消費は4.2%増(第3・四半期3.7%増)と、23年第1・四半期以来、約2年ぶりの高い伸びとなった。消費は堅調な賃金上昇を生み出している労働市場の強さに支えられている。
関税への懸念から、娯楽用品や自動車など高額品の購入に消費が向いたほか、昨年米南部を相次ぎ襲ったハリケーン被害を受けた自動車の買い替えも支出の押し上げとなった。
ウェルズ・ファーゴのエコノミスト、シャノン・グレイン氏は、実際の政策だけでなく政策の見通しも経済行動に影響することをデータは想起させると指摘。関税政策への懸念が続く中、第1・四半期も同様の力が働くと予想する一方で、「関税引き上げはいずれ需要の落ち込みを招くことになるだろう」との見方を示した。
ロイター
1/31_米PCE価格、12月+2.6%に加速 FRB利下げ急がずとの見方
米商務省が31日発表した2024年12月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.6%上昇した。伸びは前月の2.4%から加速し、市場予想と一致した。
堅調な個人消費を背景に、前年比での伸びは7カ月ぶりの大きさとなった。米連邦準備理事会(FRB)は利下げ再開を急がない可能性がある。
物価の「瞬間風速」を示す前月比では0.3%上昇し、伸びは24年4月以来の大きさとなった。11月は0.1%上昇していた。
12月はモノの価格が0.2%上昇。自動車・部品のほか、ガソリンなどに押し上げられ、5カ月ぶりに上昇した。サービス価格は0.3%上昇。運輸やレジャーなどが上昇した。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は前年比2.8%上昇。伸びは前月と同じだった。前月比では0.2%上昇し、前月の0.1%上昇から加速した。
<個人消費0.7%増、個人所得0.4%増>
個人消費支出は前月比0.7%増。11月分は当初発表の0.4%増から0.6%増に上方改定された。
ロイター
先週発表された FOMCでは市場の予想通り金利据え置きとなったことで、そこまで大きな混乱はなかったようです。PCEについても市場予想と一致したことで、FRBが利下げを急がないとの見方が増えたようです。
注目経済指標&イベント
来週はFOMCが予定されています。今回は金利据え置きが確実視されていますので、ほぼ間違いないと思われます。市場の関心は今後の利上げ時期に移行していますので、パウエル議長の定例記者会見には注目です。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
---|---|---|---|
2/3(月) | 24:00 | (米)1月ISM製造業景況指数 | 49.6 |
2/4(火) | 24:00 | (米)12月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 | ー |
2/5(水) | 22:15 | (米)1月ADP雇用統計(前月比) | 15.3万件 |
24:00 | (米)1月ISM非製造業景況指数(総合) | 54.5 | |
2/7(金) | 22:30 | (米)1月非農業部門雇用者数変化(前月比) | 2.5% |
22:30 | (米)1月失業率 | 0.2% | |
22:30 | (米)1月平均時給(前月比) | 2.8% | |
22:30 | (米)1月平均時給(前年同月比) | 3.8% |
また、今は投資家の注目が米経済の行方に集まっています。上の表には載せていない経済指標でも結果次第では大きく変動する可能性がありますので、以下のようなサイトで情報を入手しておきましょう。
経済メディアではインフレの落ち着く時期やFRB利下げ転換時期等について、経済学者などの著名人がもっともらしい見解を述べています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。
こうした著名人の発言を鵜呑みにして、トレードを実行してしまう方が多いのですが、私はおすすめしません。
少し極端な表現ですが、投資の世界で最終的に信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。
テクニカル分析の方法については、このブログで定期的にお伝えしていきますので、共感いただける方は、ぜひ一緒にやっていきましょう。
日米長期金利差とドル円の相関性
次に、参考程度ですが日米長期金利差とドル円の相関性を見ていきます。以下のチャートをご覧ください。
直近20日間の日米金利差とドル円のCC(相関係数)は"-0.67"ということで、やや逆相関の関係にあるようです。
現在、市場の注目は日米の長期金利の行方に集まっていますが、日々の報道を鵜呑みにせず、自分でも定期的にチャートをチェックして客観的に評価していくようにしましょう。
FRB利下げ予想時期
CMEのFedWatchツールによると、次回3月FOMCでは据え置きが"83.0%"と優勢のようですね。
次々回5月のFOMCでは利下げを予想する割合は、5割弱になっています。
さらに次の6月FOMCでは利下げを予想する割合が7割強となっていますね。今のところ、6月の利下げを予想する向きが大勢のようです。
以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができましたね。今週のファンダメンタル要素が、現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。
FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。
ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。
私たち個人投資家は、生活を豊かにするための"資産"が欲しいのであって、"経済のプロ"になりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。
STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価
さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りです。
今週は予想レンジを「154.8円〜158.1円」に設定、目線は円安とし、具体的な注目ポイントとしては、下表の通りとしていましたね。
レート | 根拠 |
---|---|
163.5-9円 | 長期P&F円安目標値(水平C) |
158.0-1円 | 中期P&F円安目標値(水平C) |
157.1円 | 短期P&F円安目標値(水平C) |
156.5円 | 短期P&Fレジスタンス |
レート | 根拠 |
---|---|
155.2-3円 | 中期P&Fサポート |
155.2円 | 短期P&Fサポート |
154.8円 | 日足50MA |
150.0-4円 | 長期P&Fサポート |
結果としては、今週は1/27に発生したディープシークショックの影響で、短期チャートと中期チャートでシグナルが円高に転換し、短期チャートは同日中に円高目標値にも到達しております。
トレードに関しては、上記の円高シグナル転換に伴い、156.2円(中期・水平C)で構築した買いポジションはドテン。現在、155.6円(中期・水平C)で構築した売りポジションと156.0円(長期・水平C)で構築した買いポジションを両建てしている状況です。
なお、日々の具体的なトレード戦略は値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければ毎朝ご覧ください。
では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸テクニカルに使用しています。現在のボラリティ状況から、長期は「1枠50銭」、中期は「1枠20銭」、短期は「1枠:10銭」を採用しています。
それでは長期チャートから順番に見ていきましょう。
STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析
P&F0.5チャートは、今週の値動きによる大きな変化点はありません。現在も水平カウンティングによる円安シグナルは点灯しており、円安目標値は163.5円付近となっています。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | 円安 | 163.5-9円 | 158.0-4円 | 150.0-4円 |
垂直 | なし | ー |
STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析
P&F0.2チャートは、1/27に発生したディープシークショックの影響で円高シグナルに転換しましたが、直近ではやや反発して154.4-5円付近がサポートになっています。なお、垂直カウンティングについてはほぼ目標値に到達済みとなっています。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | 円高 | 153.2-3円 | 155.4-5円 | 154.4-5円 |
垂直 | 円高 | 153.6-7円 |
STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析
P&F0.1チャートも、1/27に発生したディープシークショックの影響で水平カウンティングによる円高シグナルが点灯しましたが、すでに円高目標値には到達済みとなっております。現在は垂直カウンティングによる円高シグナル(円高目標値153.4円)のみが点灯している状況です。直近ではやや反発して154.3円付近がサポートになっています。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | なし | ー | 155.4円 | 154.3円 |
垂直 | 円高 | 153.4円 |
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくことをおすすめします。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。 - 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、それぞれのテクニカル分析結果の方向が分かれた際の方針を決めておくとトレードが安定するのでおすすめです。
私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性の分かれ具合に応じて取引量を調整することにしています。
週初時点のP&Fまとめ
チャート | シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|---|
長期P&F | 水平 | 円安 | 163.5-9円 | 158.0-4円 | 150.0-4円 |
垂直 | なし | ー | |||
中期P&F | 水平 | 円高 | 153.2-3円 | 155.4-5円 | 154.4-5円 |
垂直 | 円高 | 153.6-7円 | |||
短期P&F | 水平 | なし | ー | 155.4円 | 154.3円 |
垂直 | 円高 | 153.4円 |
STEP6:トレード方針の決定
来週のトレード方針
現在、長期チャートで水平Cによる円安シグナルが点灯中ですが、中期チャートと短期チャートでは反対に円高シグナルが点灯しています。よって、目線は円高で行きたいと思います。直近の具体的な注目ポイントは下表の通りです。
レート | 根拠 |
---|---|
163.5-9円 | 長期P&F円安目標値(水平C) |
155.4-5円 | 中期P&Fレジスタンス |
155.4円 | 短期P&Fレジスタンス |
レート | 根拠 |
---|---|
154.4-5円 | 中期P&Fサポート |
154.3円 | 短期P&Fサポート |
153.6-7円 | 中期P&F円高目標値(垂直C) |
153.4円 | 短期P&F円高目標値(垂直C) |
153.2-3円 | 中期P&F円高目標値(水平C) |
150.0-4円 | 長期P&Fサポート |
トレードに関しては、155.6円(中期・水平C)で構築した売りポジションと156.0円(長期・水平C)で構築した買いポジションを両建てで保持した状態のまま、様子見しようと思います。
以上、私の来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でしたが、みなさんも来週のトレード戦略を立てられましたか?
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統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。
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さいごに
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私は平日毎朝、ブログとPostPrimeでFXや株式指数のトレード戦略情報を発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のトレード戦略情報を読んでいただければ、いきなり大損して即退場に追い込まれるようなリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。
以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。
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そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。
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記録はノートでも何でも構いません。
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あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?
「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。
注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。
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