週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2025年10月13日〜17日

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この記事では、2004年から21年間一度も退場することなく勝ち抜いてきた兼業トレーダーである私が、"ドル円"を題材にP&FチャートによるFXの分析方法やリスク管理、実トレードに臨む際の考え方などを紹介しています。

FXで中長期的に利益を出すにはどうしたらいいのかとお悩みの方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

それでは、今週も週末にしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。

本記事を読むメリット
  • P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。

私が実践している戦略構築ステップは、こちらの記事で紹介していますので、初めての方はぜひ一度ご覧ください。

目次

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握します。

今週の注目経済指標&イベント結果

10/8_FRB、雇用への下振れリスク指摘 インフレは依然懸念=議事要旨

米連邦準備理事会(FRB)が8日公表した9月16─17日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、大半の当局者は雇用市場への下振れリスクが高まり、利下げが正当化されるという見解で一致した。 同時に、インフレが目標の2%を上回って推移し、関税措置を巡る不確実性が続いている状況を踏まえ、「参加者の大多数はインフレ見通しの上振れリスクを強調した」という。

「参加者の大半は年内にさらに緩和することが適切である可能性が高いと判断した」ものの、雇用市場と根強いインフレに対する懸念を巡っては見解の相違もみられ、追加利下げの時期やペースは明確になっていない。

「一部の参加者は、複数の指標を踏まえると、金融政策が引き締め的ではない可能性がある」と指摘し、追加利下げには「慎重なアプローチが求められると判断した」という。

「少数の参加者」は金利据え置きに「メリットがある」と主張した一方、「1人」が0.5%ポイントの大幅利下げを主張した。大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を休職し、新たにFRB理事となったミラン氏は、9月の会合で大幅利下げを主張し、反対票を投じた。

ロイター

来週の主な注目経済指標&イベント

日付時間経済指標・イベント
10/14(火)25:20(米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
10/15(水)21:30(米)9月消費者物価指数(CPI)(前月比)
21:30(米)9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
21:30(米)9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
21:30(米)9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
10/16(木)21:30(米)9月卸売物価指数(PPI)(前月比)
21:30(米)9月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
21:30(米)9月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30(米)9月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
21:30(米)9月小売売上高(前月比)
21:30(米)9月小売売上高(除自動車)(前月比)
主な日米経済指標カレンダー

政府機関の一部閉鎖の影響により、米CPIは24日21:30に延期されることが発表されました。

上の表には載せていない経済指標でも結果次第では大きく変動する可能性がありますので、経済指標や経済イベントを重視したい方は、FX会社や証券会社のサイトで情報を入手しておきましょう。私は外為どっとコムのサイトを愛用しています。

ワンポイントアドバイス

経済メディアではインフレの落ち着く時期やFRB利下げ転換時期等について、経済学者などの著名人がもっともらしい見解を述べています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。

こうした著名人の発言を鵜呑みにして、トレードを実行してしまう方が多いのですが、私はおすすめしません。

少し極端な表現ですが、投資の世界で最終的に信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。

テクニカル分析の方法については、このブログで定期的にお伝えしていきますので、共感いただける方は、ぜひ一緒にやっていきましょう。

本日の相場概況把握「米長期金利編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。

米長期金利チャート

米長期金利:週足チャート

米長期金利のNY市場終値は、前週末比-0.06%の”4.06%”です。米長期金利は続落し、青線のサポートラインを割り込んできました。

現在、FRBと日銀の金融政策の方向性が異なっていることから、この先下落トレンド入りするのかに注目です。具体的には、まずは前回安値の4.00%付近を割り込んでくるかに注目です。

日米長期金利差とドル円の相関性

次に、参考程度ですが日米長期金利差とドル円の相関性を見ていきます。以下のチャートをご覧ください。

直近20日間の日米金利差とドル円のCC(相関係数)は"0.37"と、やや相関関係がある状況です。チャート形状を見る限りは相関関係があるようには見えませんけど・・・

FRB利下げ予想時期

CMEのFedWatchツールによると、次回10月のFOMCでは0.25%の利下げ予想が98.3%と先週の96.2%から高い確率を維持しており、確実視されています。また、12月の連続利下げ予想も91.7%と高い確率になっています。


以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができました。今週のファンダメンタル要素が現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするための"資産"が欲しいのであって、"経済のプロ"になりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りです。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジを「148.5円〜149.9円」に設定、週明け時点の目線は円安とし、具体的な注目ポイントとしては、下表の通りとしていましたね。

レート根拠
156.0-4長期P&F円安目標値
153.8-9中期P&F円安目標値
149.7短期P&Fレジスタンス
149.6-7中期P&Fレジスタンス
149.5-9長期P&Fレジスタンス
円安方向の注目ポイント
レート根拠
147.1短期P&Fサポート
146.5-9長期P&Fサポート
146.6-7中期P&Fサポート
円高方向の注目ポイント

トレード戦略評価

結果としては、自民党総裁戦の影響もあり週明けから円売り優勢の展開が継続。木曜日には153.2円台まで円安が進む場面がありました。ただ金曜日には自公連立政権の終了や米中貿易摩擦の懸念再燃により円買いが進む結果となりました。今週のNY終値151.1円付近です。


なお、日々の具体的なトレード戦略は値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければ毎朝ご覧ください。

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸テクニカルに使用しています。現在のドル円のボラティリティー状況から、長期は「1枠50銭」、中期は「1枠20銭」、短期は「1枠:10銭」を採用しています。

それでは長期チャートから順番に見ていきましょう。

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

P&F0.5チャートは、今週の値動きにより前回レジスタンスを上抜けて円安が進んでいましたが、金曜日の値動きにより153.0円付近にレジスタンスが形成されました。

先日、チャートの感度を上げるために4時間足にしましたが、裏目に出てしまっているので、今回のシグナルが消滅したら日足に戻そうと思います。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円安156.0-4153.0-4147.0-4
垂直
長期P&F分析状況まとめ

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

「P&F0.2チャート」powered by TradingView

P&F0.2チャートも、今週の値動きにより前回レジスタンスを上抜けて円安が進んでいましたが、金曜日の値動きにより153.0円付近にレジスタンスが形成されました。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円安153.8-9153.0-1147.2-3
垂直なし
中期P&F分析状況まとめ

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

「P&F0.1チャート」powered by TradingView

P&F0.1チャートも、今週の値動きにより前回レジスタンスを上抜けて円安が進んでいましたが、金曜日の値動きにより153.0円付近にレジスタンスが形成されました。。現在もシグナル点灯待ちです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平なし153.0147.1
垂直なし
短期P&F分析状況まとめ
FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくことをおすすめします。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、それぞれのテクニカル分析結果の方向が分かれた際の方針を決めておくとトレードが安定するのでおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性の分かれ具合に応じて取引量を調整することにしています。

週初時点のP&Fまとめ

スクロールできます
チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&F水平円安156.0-4153.0-4147.0-4
垂直なし
中期P&F水平円安153.8-9153.0-1147.2-3
垂直なし
短期P&F水平なし153.0147.1
垂直なし
P&F分析結果まとめ

STEP6:トレード方針の決定

来週のトレード方針

週初時点では、長期・中期チャートにおいて、円安シグナルが点灯しています。よって、週明けの目線も円安を継続しようと思います。ただ、自公連立政権の終了などを受けて宴会が進む展開も想定したいです。そして、各チャートのサポート水準を下抜けた場合には、戦略の見直しが必要になりそうです。

週明け時点の具体的な注目レートは下表の通りです。

レート根拠
156.0-4長期P&F円安目標値
153.8-9中期P&F円安目標値
153.0-4長期P&Fレジスタンス
153.0-1中期P&Fレジスタンス
153.0短期P&Fレジスタンス
円安方向の注目ポイント
レート根拠
150.6短期P&F前回円安目標値
149.5-9長期P&F前回レジスタンス
149.6-7中期P&F前回レジスタンス
149.7短期P&F前回レジスタンス
147.0-4長期P&Fサポート
147.2-3中期P&Fサポート
147.1短期P&Fサポート
円高方向の注目ポイント

なお、トレード検証に関しては、中期チャートと長期チャートの円安シグナルを根拠にした買いポジションを保持していますが、サポート下抜け時はシグナルが転換しますので目が離せない状況です。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

以上、私の来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でしたが、みなさんも来週のトレード戦略を立てられましたか?

P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。ここまでご覧いただいて「もっとP&Fを勉強したい」と思っていただけた方は、以下の記事でP&Fチャートの詳細を解説していますので、よろしければご覧ください。

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FX基礎知識

大きな流れに逆らうときは控えめに

流れに逆らって泳ぐのは大変ですよね。トレードも同じです。大きな流れに沿った形の方が良い結果が出やすいと思います。今のトレードは大きな流れに沿っているのか?それとも逆らっているのかを意識するようにしましょう。

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

さいごに

FX裁量トレードにおいては、長期間退場せずに生き残ることが最も大切です。長期間FXを継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、ブログとPostPrimeでFXや株式指数のトレード戦略情報を発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のトレード戦略情報を読んでいただければ、いきなり大損して即退場に追い込まれるようなリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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