この記事では、2004年から20年間一度も退場することなく勝ち抜いてきた兼業トレーダーである私が、"ドル円"を題材にFXの分析方法やリスク管理、マインドなどを紹介しています。
FXで利益を出すにはどうしたらいいのかとお悩みの方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
それでは、今週も週末にしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。
- P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
- FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
- FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。
私が実践している戦略構築ステップは、こちらの記事で紹介していますので、初めての方はぜひ一度ご覧ください。
STEP1:ファンダメンタル観点での分析
それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。
STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握します。
今週の注目経済指標&イベント結果
9/30_情報BOX:パウエル米FRB議長の発言要旨
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は30日、全米企業エコノミスト協会(NABE)年次会合で講演した。
主な発言内容は以下の通り。
*経済がおおむね予想通り進展すれば、「政策は時間とともにより中立的なスタンスへと移行する」
*両面のリスクが存在、決定は会合ごとに行われる
*米経済は堅調、われわれの政策ツールを使いこの状況を維持
*労働市場はおおむね均衡
*2%のインフレ目標達成のために、労働市場がさらに軟化する必要はない
*インフレが2%の目標に向け持続可能な道筋にあるという確信増した
*ディスインフレは「広範囲に及び」、最近のデータはインフレ2%への持続的な回帰に向けたさらなる前進を示唆
*新規入居者の家賃の伸びが低水準にとどまれば、住宅サービスインフレは引き続き鈍化するだろう
*0.5%ポイント利下げは、適切な政策調整が労働市場の強さを維持しインフレを目標に向かわせるという確信の高まりを反映
*痛みを伴う失業率の上昇なしに物価安定の回復に向けた良好な前進を遂げた
ロイター
10/1_米ISM製造業景気指数、9月は47.2と横ばい 支払価格9カ月ぶり低水準
米供給管理協会(ISM)が1日に発表した9月の製造業景気指数は47.2と、前月から横ばいとなり、拡大・縮小の分岐点となる50を6カ月連続で下回った。
ただ、ISMが長期的に経済全般の拡大を示すと見なす水準(42.5)は上回って。9月は新規受注が改善したほか、支払価格が9カ月ぶりの水準に低下。金利低下と相まって、向こう数カ月間で経済活動が上向く可能性がある。
先行指標となる新規受注は46.1と、8月の44.6から上昇。生産は49.8と、44.8から上昇した。
一方、雇用は43.9と、46.0から低下。製造業雇用者数に下振れリスクがあることが示された。
支払価格は48.3と、54.0から低下し、2023年12月以来の低水準を付けた。
供給業者の納入を示す指数は52.2と、50.5から上昇。50を超えると納入の速度が遅くなっていることを示す。
米東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者が1日にストライキに突入したことで、供給網が混乱し、原材料価格が上昇する可能性があるとの見方も出ている。
ロイター
10/1_米求人件数、8月は804万件に増加 採用低調で労働市場の減速示唆
米労働省が1日発表した8月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が32万9000件増の804万件だった。2カ月連続で減少した後に予想外に増加したものの、雇用は軟調で労働市場の減速が示され、11月に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測に変わりはないとみられる。
エコノミスト予想は766万件だった。
7月の求人件数は771万1000件と、767万3000件から上方改定された。
8月の採用件数は9万9000件減の531万7000件。小売業、運輸、倉庫、公共事業のほか、製造業、医療、社会扶助部門での落ち込みが響いた。ホテル、レストラン、バーでも減少した。
業種別の求人件数は、建設業が13万8000件増とけん引した。州・地方政府(教育を除く)も7万8000件増。一方、その他のサービス業は9万3000件減少した。
求人率は4.8%と、7月の4.6%から上昇した。従業員数が10─49人の企業で20万3000件増加。中規模、大規模の企業では減少した。
ロイター
10/2_米9月ADP民間雇用、予想上回る14.3万人増 建設部門がけん引
米ADPリサーチ・インスティテュートが2日発表した9月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は14万3000人増と予想を上回る増加となった。建設、レジャー、ホスピタリティー業界の雇用増加が寄与し、労働市場の安定を示した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は12万人増だった。8月は9万9000人増から10万3000人増に上方修正された。
業種別では、建設業で2万6000人増加したほか、レジャーおよびホスピタリティー部門でも3万4000人増加した。教育および医療サービス、専門およびビジネスサービスでも堅調な雇用増加が見られた。
一方、情報産業では1万人減少した。
ただ、米ボーイング(BA.N), opens new tabや米東海岸の港湾労働者などのストライキが続く中、10月の労働市場の見通しは不透明だ。オックスフォード・エコノミクスの米国担当主任エコノミスト、ナンシー・バンデン・ハウテン氏は「ストが10月第2週まで続いた場合、スト中の労働者の数およびストが原因で解雇される非組合員労働者の数を考えると、10月の雇用の伸びはマイナスになる可能性がある」と指摘した。
ロイター
10/3_米ISM非製造業総合指数9月は54.9、1年半ぶり高水準 雇用は低調
米供給管理協会(ISM)が3日発表した9月の非製造業総合指数は54.9と、前月の51.5から上昇し、2023年2月以来、約1年半ぶりの高水準を付けた。
市場予想の51.7も上回り、経済が第3・四半期も堅調に推移したことが裏付けられた。指数は50が拡大と縮小の境目とされる。
新規受注指数は59.4と、53.0から上昇し、23年2月以来の高水準。
価格指数は59.4と、57.3から上昇し、8カ月ぶり高水準となった。
一方、雇用指数は48.1と、50.2から低下。労働市場の減速を反映しているとみられる。
ロイター
10/4_米9月雇用25.4万人増、失業率4.1%に改善 年内大幅利下げ観測後退
米労働省が4日発表した9月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比25万4000人増で予想(14万人増)を大幅に上回り、過去6カ月で最大の伸びとなった。失業率も改善し、経済がなお勢いを維持している状況が示されたことで、米連邦準備理事会(FRB)が年内に大幅利下げを実施する公算は小さいとみられる。
失業率は4.1%で、前月の4.2%から低下した。
時間当たり平均賃金は前月比0.4%、前年比4.0%、それぞれ上昇した。
8月の非農業部門雇用者数は14万2000人増から15万9000人増に上方修正され、7・8月分は計7万2000人増となった。
一方、9月の週平均労働時間は34.2時間と、8月の34.3時間から減少した。
エコノミストらは、賃金上昇によるインフレ再燃を懸念していない。
ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、マイケル・パグリーズ氏は「9月の堅調な動きが、現在のインフレ下降傾向を崩すリスクになるとは考えていない。労働市場の基調は依然として緩やかな鈍化に向かっているようだ。生産性の伸びが上向くことで、労働市場から生じるインフレ圧力がさらに和らぐだろう」と述べた。
ロイター
今週は多くの経済指標が発表されましたね。強弱入り混じる結果ではありましたが、金曜日に発表された米雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことで、FRBが年内に大幅利下げを実施するとの見方が大きく後退し、円売り・ドル買いが進んだようです。
今後の予想利下げ幅の状況は、のちほどCMEのFedWatchツールで確認しようと思います。
注目経済指標&イベント
来週の注目経済指標を選定しました。来週は米消費者物価指数に注目です。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|
10/9(水) | 27:00 | (米)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 | ー | |
10/10(木) | 21:30 | (米)9月消費者物価指数(CPI)(前月比) | 0.1% | |
21:30 | (米)9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 2.3% | ||
21:30 | (米)9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) | 0.2% | ||
21:30 | (米)9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) | 3.2% | ||
10/11(金) | 21:30 | (米)9月卸売物価指数(PPI)(前月比) | 0.1% | |
21:30 | (米)9月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) | 1.6% | ||
21:30 | (米)9月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) | 0.2% | ||
21:30 | (米)9月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比) | 2.7% |
また、今は投資家の注目が米経済の行方に集まっています。上の表には載せていない経済指標でも結果次第では大きく変動する可能性がありますので、以下のようなサイトで情報を入手しておきましょう。
経済メディアではインフレの落ち着く時期やFRB利下げ転換時期等について、経済学者などの著名人がもっともらしい見解を述べています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。
こうした著名人の発言を鵜呑みにして、トレードを実行してしまう方が多いのですが、私はおすすめしません。
少し極端な表現ですが、投資の世界で最終的に信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。
テクニカル分析の方法については、このブログで定期的にお伝えしていきますので、共感いただける方は、ぜひ一緒にやっていきましょう。
日米長期金利差とドル円の相関性
次に、参考程度ですが日米長期金利差とドル円の相関性を見ていきます。以下のチャートをご覧ください。
直近20日間の日米金利差とドル円のCC(相関係数)は"0.82"ということで、直近では強い相関関係を維持していますね。
現在、市場の注目は米長期金利の行方に集まっていますが、日々の報道を鵜呑みにせず、自分でも定期的にチャートをチェックして客観的に評価していくようにしましょう。
FRB利下げ予想時期
CMEのFedWatchツールによると、市場参加者の次回11月FOMCでの利下げ予想は"100%"を維持しており、利下げ幅は0.25%が"97.4%"となっています。先日まで0.5%の予想が多かったので、状況が一気に変わりましたね。
なお、12月時点での米長期金利は、4.25〜4.50%と予想している参加者が"80.2%"となっています。
以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができましたね。今週のファンダメンタル要素が、現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。
FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。
ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。
私たち個人投資家は、生活を豊かにするための"資産"が欲しいのであって、"経済のプロ"になりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。
STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価
さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りです。
今週は予想レンジを「140.8円〜144.9円」に設定、目線は円高としました。そして、直近の具体的な注目ポイントは、直近の具体的な注目ポイントは、円安方向が短期・中期・長期P&Fレジスタンス「144.5-9円付近」、円高方向が中期・長期P&Fのサポート「140.8円〜141.4円付近」を挙げていましたね。
結果としては、週初は自民党総裁選挙に振り回されましたが、結果としては予想通りの展開で一時141.6円台まで円高となりました。ただ、ADP雇用統計が市場予想を上回ったことや、石破総理が追加利上げに消極的な考えを示したことで、水曜日以降は円売り・ドル買いの展開となりました。
なお、日々の具体的なトレード戦略は値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければ毎朝ご覧ください。
では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸テクニカルに使用しています。現在のボラリティ状況から、長期は「1枠50銭」、中期は「1枠20銭」、短期は「1枠:10銭」を採用しています。
それでは長期チャートから順番に見ていきましょう。
STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析
P&F0.5チャートは、今週の値動きにより144.5円付近のレジスタンスを上抜け、水平カウンティングによる円安シグナルが点灯しています。なお、円安目標値は150.5円付近です。
シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円安 | 150.5-9円 | ー | 142.5-9円 |
STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析
P&F0.2チャートは、今週の値動きにより144.8円付近のレジスタンスを上抜け、垂直Cによる円安目標も大きく行き過ぎて円安が進んでいる状況です。
シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 142.2-3円 |
STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析
P&F0.1チャートは、今週の値動きにより144.7円付近のレジスタンスを上抜け、垂直Cによる円安目標も大きく行き過ぎて円安が進んでいる状況です。
シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 142.2円 |
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくことをおすすめします。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。 - 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、それぞれのテクニカル分析結果の方向が分かれた際の方針を決めておくとトレードが安定するのでおすすめです。
私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性の分かれ具合に応じて取引量を調整することにしています。
週初時点のP&Fまとめ
チャート | シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | 円安 | 150.5-9円 | ー | 142.5-9円 |
中期P&F | なし | ー | ー | 142.2-3円 |
短期P&F | なし | ー | ー | 142.2円 |
STEP6:トレード方針の決定
来週のトレード方針
長期チャートで水平Cによる円安シグナルが点灯中、中期チャート・短期チャートでは垂直Cによる円安目標値を行き過ぎている状況です。
以上のことから、テクニカル的には長期的な円安トレンドの中での短中期的な横ばい展開が想定される状況と見ることができます。
よって、来週の予想レンジは「142.2円〜150.9円」とし、目線は円安とします。直近の具体的な注目ポイントは、円安方向が長期P&F円安目標値「150.5-9円付近」、円高方向が短期・中期P&Fサポート「142.2-3円付近」です。
トレードに関しては、来週は144円台後半まで戻りがあれば買いスタンスで臨みたいと思います。
以上、私の来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でしたが、みなさんも来週のトレード戦略を立てられましたか?
P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。ここまでご覧いただいて「もっとP&Fを勉強したい」と思っていただけた方は、以下の記事でP&Fチャートの詳細を解説していますので、よろしければご覧ください。
お知らせ
FX指値1本勝負!
P&Fチャートを主軸テクニカルに採用した「FX指値1本勝負!」という記事を無料で公開しています。こちらは以前、noteやPostPrimeで読者のみなさんから大変好評いただいた企画を、P&Fチャートの有効性検証という形でリニューアルして再開したものです。もしよろしければ一度ごらんください。
8通貨ペア13種類のP&Fチャート情報
私のPostprimeのプライム投稿では、平日毎朝8通貨ペア13種類のP&Fチャート情報を公開しています。誰でも2週間無料で購読可能ですので、もしよろしければ是非一度ご覧ください。
- PostPrimeで毎日公開しているP&Fチャートからドル円を公開している公開裁量トレードを行うなら毎日チャートの変化をチェックすることは欠かせません。私のPostPrimeでは各種通貨ペアのP&Fチャートにて毎日公開しています。P&Fをご自身のテクニカル分析に取り入れてみたい方は、よろしければ購読ください。2週間は無料で購読可能です。
「FXなんてどの会社でも同じでしょ。」そんなふうに思っていませんか?
私の経験上、FXで安定した成績をあげるにはFX会社選びは超重要です。私はFX会社を変えた途端に成績が悪化した経験が何度もあります。
FX歴18年の私がおすすめする裁量トレード向けのFX会社は「外貨ex by GMO」です。
裁量トレードにおいて、約定力の高さはFX会社選びの最重要条件ですが、外貨exでは2022年10月21日の為替介入による相場急変時でも、私の指値は注文レートで約定してくれてました。
また、スマホでトレードする方には、"Cymo"というアプリを是非一度使用していただきたいです。
"Cymo"はサイバーエージェントFX時代からのアプリで、GMOグループになった現在はアップデートが停止していますが、チャートの見やすさやIFD-OCO注文のしやすさは抜群です。チャートの見やすさは適切な判断に、注文のしやすさは精神の安定に欠かせません。
まだ使用されたことのない方は、ぜひ一度使ってみてください。
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大きな流れに逆らうときは控えめに
流れに逆らって泳ぐのは大変ですよね。トレードも同じです。大きな流れに沿った形の方が良い結果が出やすいと思います。今のトレードは大きな流れに沿っているのか?それとも逆らっているのかを意識するようにしましょう。
抵抗線を抜けた際の損切りは潔く
統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。
つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。
さいごに
FX裁量トレードにおいては、長期間退場せずに生き残ることが最も大切です。長期間FXを継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。
私は平日毎朝、ブログとPostPrimeでFXや株式指数のトレード戦略情報を発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のトレード戦略情報を読んでいただければ、いきなり大損して即退場に追い込まれるようなリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。
以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。
私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。
そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。
そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。
最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。
記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。
あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?
「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。
注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。
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