週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2024年6月24日〜29日

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この記事では、2004年から20年間一度も退場することなく勝ち抜いてきた兼業トレーダーである私が、ドル円を題材にしてFXの分析方法やリスク管理、マインドなどを使う紹介しています。

FXで利益を出すにはどうしたらいいのかとお悩みの方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

それでは、今週も週末にしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。

本記事を読むメリット
  • P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。

私が実践している戦略構築ステップは、こちらの記事で紹介していますので、初めての方はぜひ一度ご覧ください。

目次

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握しましょう。

6/18_米5月小売売上高、予想下回る0.1%増 高金利で裁量支出手控え

米商務省が18日発表した5月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.1%増と、市場予想の0.3%増を下回った。4月分は下方改定され、第2・四半期入り後も経済活動が低調だった可能性を示唆。9月利下げ観測が高まる可能性がある。

4月分は前回発表の横ばいから0.2%減に下方改定された。3月分もやや下方改定された。

自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.4%増。4月分は0.3%減から0.5%減に下方改定された。コア小売売上高は、国内総生産(GDP)統計に含まれる消費支出と密接に関連している。

5月の小売売上高は、ガソリン価格が下落し、ガソリンスタンドの売り上げが圧迫されたことで、消費支出の減速が誇張された可能性もある。ただそれでも、物価上昇と金利の高止まりを受け、家計は生活必需品を優先し、裁量支出を削減せざるを得なくなっているのが実情だ。

ロイター

6/21_全国コアCPI、5月は+2.5% サービス価格の伸び率縮小

 総務省が21日に発表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は107.5で、前年同月比2.5%上昇した。再生可能エネルギー発電促進賦課金の引き上げで電気代が大きく上昇、コアCPIの伸び率は前月の2.2%を上回った。しかし、サービス価格は3カ月連続で伸び率が縮小。専門家からは、日銀が7月の金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るのは「ハードルが高い」との声が出ている。

ロイターがまとめたコアCPIの民間予測2.6%上昇は下回った。

エネルギー価格は7.2%上昇と、前月の0.1%上昇からプラス幅が拡大した。電気代は14.7%上昇で、前月の1.1%下落から一転して大幅な伸びとなった。2023年1月以来の高い伸び率。都市ガス代は3.2%下落で、前月の5.9%下落から下落率が縮小した。資源価格の上昇が要因。

政府の電気・ガス価格激変緩和対策の影響で総合指数を0.48%押し下げたが、同対策は5月使用分で終了する。総務省の担当者は、6月CPIで押し下げ幅が半分となり、7月に影響がなくなるとの見通しを示した。

ロイター

今週は米小売売上高や全国消費者物価指数が発表されましたね。経済の詳細な分析は専門家に任せるとして、、、個人投資家レベルであれば以下のポイントくらいを押さえておけば十分かなと個人的には思っています。

  • 米小売売上高:市場予想下回る内容で計は生活必需品を優先し、裁量支出を削減せざるを得なくなっている
  • 国内CPI:政府補助金終了で前年同月比2.5%上昇も7月会合での利上げは厳しいか?

さて、来週も注目度の高い指標はそこまで多くありませんが、5月個人消費支出(PCE)には注目です。

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日付時間経済指標・イベント予想
6/28(金)21:30(米)5月個人所得(前月比)0.4%
21:30(米)5月個人消費支出(PCE)(前月比)0.3%
21:30(米)5月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)2.6%
21:30(米)5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)0.1%
21:30(米)5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)2.6%
主な日米経済指標カレンダー
ワンポイントアドバイス

経済メディアではインフレの落ち着く時期やFRB利下げ転換時期等について、経済学者などの著名人がもっともらしい見解を述べています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。

こうした著名人の発言を鵜呑みにして、トレードを実行してしまう方が多いのですが、私はおすすめしません。

少し極端な表現ですが、投資の世界で最終的に信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。

テクニカル分析の方法については、このブログで定期的にお伝えしていきますので、共感いただける方は、ぜひ一緒にやっていきましょう。

日米長期金利差とドル円の相関性

次に、参考程度ですが日米長期金利差とドル円の相関性を見ていきます。以下のチャートをご覧ください。

直近20日間の日米金利差とドル円のCC(相関係数)は"-0.30"ということで、やや逆相関関係が出てきているようです。

現在、市場の注目は米長期金利の行方に集まっていますが、報道を鵜呑みにせず、自分でも定期的にチャートをチェックして客観的に評価していくようにしましょう。

FRB利下げ予想時期

最新の市場参加者のFRB利下げ時期は、CMEのFedWatch ツールによると、7月FOMCが"10.3%"から"10.3%"で変わらず、9月FOMCが"67.7%"から"65.9%"に若干低下と、大きくは変わっていないですね。先週から増加(前進)しています。


以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができましたね。今週のファンダメンタル要素が、現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするための"資産"が欲しいのであって、"経済のプロ"になりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後はテクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジを「155.0円〜158.7円」に設定目線は円安とし、直近の具体的な注目ポイントは円安方向が中期・長期P&Fレジスタンス「157.5-9円付近」、円高方向が短期P&Fサポート「156.8円付近」をあげていましたね。

結果としては、目立った押し目もなく円売り優勢の展開となりましたね。6/20木曜日には中期チャートの円安目標値「158.6-7円」に到達しましたが、それでも円安の勢いは止まらず、今週の終値は159.7円付近まで


なお、日々の具体的なトレード戦略は値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければ毎朝ご覧ください。

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸テクニカルに使用しています。現在のボラリティ状況から、長期は「1枠50銭」、中期は「1枠20銭」、短期は「1枠:10銭」を採用しています。

それでは長期チャートから順番に見ていきましょう。

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

P&F0.5チャートは、今週6/19のNY終値が前回高値の枠を上抜け、現在は円安シグナルが点灯中の状況です。円安目標値は165.0-4円付近となっています。

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シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
円安165.0~4円155.0~4円
長期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

「P&F0.2チャート」powered by TradingView

P&F0.2チャートは前述の通り、6/20に円安目標値に到達しており、現在は次回シグナル点灯待ちの状況です。

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シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
なし155.0~1円
中期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

「P&F0.1チャート」powered by TradingView

今週P&F0.1チャートは、先週に円安シグナルの目標値"158.2円付近"に到達しておりましたが、今週も円安の勢いが止まらず、現在は行き過ぎの状況と見ることができます。

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シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
なし156.8円
短期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)
FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくことをおすすめします。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、それぞれのテクニカル分析結果の方向が分かれた際の方針を決めておくとトレードが安定するのでおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性の分かれ具合に応じて取引量を調整することにしています。

週初時点のP&Fまとめ

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チャートシグナル目標値レジスタンスサポート
長期P&F円安165.0~4円155.0~4円
中期P&Fなし155.0~1円
短期P&Fなし156.8円
P&F分析結果まとめ(記載対象は水平Cのみ)

STEP6:トレード方針の決定

来週のトレード方針

それでは、来週のトレード戦略を考えていきましょう。現在、長期チャートで円安シグナルが点灯している状況でしたので、長期的な目線は円安です。ただ短期・中期チャートは円安目標値に到達済みでしたので、短期的な目線は横ばいで考えたいです。

よって、来週は予想レンジを「156.8円〜160.2円」とし、長期目線は円安・短期目線は中立とします。直近の具体的な注目ポイントは、円安方向が為替介入前の高値「160.2円付近」、円高方向が中期P&F前回円安目標値「158.6-7円付近」と短期P&Fサポート「156.8円付近」です。

トレードに関しては、買いポジションは先週158.6-7円付近で全て利益確定済みです。今週は「158.6-7円付近」と「156.8円付近」で買い指値を行おうと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。

みなさんも来週のトレード戦略を立てられたでしょうか?

P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。ここまでご覧いただいて「もっとP&Fを勉強したい」と思っていただけた方は、以下の記事でP&Fチャートの詳細を解説していますので、よろしければご覧ください。

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大きな流れに逆らうときは控えめに

流れに逆らって泳ぐのは大変ですよね。トレードも同じです。大きな流れに沿った形の方が良い結果が出やすいと思います。今のトレードは大きな流れに沿っているのか?それとも逆らっているのかを意識するようにしましょう。

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

さいごに

FX裁量トレードにおいては、長期間退場せずに生き残ることが最も大切です。長期間FXを継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、ブログとPostPrimeでFXや株式指数のトレード戦略情報を発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のトレード戦略情報を読んでいただければ、いきなり大損して即退場に追い込まれるようなリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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