週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2023WEEK-8

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こんにちは、まだまだ成長する40代!成長おじさんです。

私は個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFXの世界で、リーマンショックやギリシャ金融危機、コロナショックなど様々な局面を一度も退場することなく、17年間生き抜いてきた兼業トレーダーです。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを紹介しています。

今週はFXで利益を出すことができましたか?無事に利益を出せた方も損をしてしまった方も、トレードスキルを向上させるには、日々相場と真摯に向き合うしかありません!週末にしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。

この記事でわかること
  • P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の6ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析
  • 経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集します。
  • 収集した情報が相場に与える影響をまとめてください。
  • 正確性は重要ではありません。自分なりの見解・解釈をアウトプットすることが重要です。
STEP
先週のトレード戦略の評価
  • (最初のみ)自分のトレードルールを定めましょう。
  • ルールは売買基準・損切りと利確の位置設定基準・ポジション量管理方法を明確にすることが大切です。
  • 前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、ルールの改善点を考察します。
  • 利益が出た場合でも強欲になり過ぎていないかなど、
  • ルール通りにトレードできなかったことがあれば、改善策を検討した方がよいかもしれません。
  • 評価を繰り返していると自分のトレード癖が見えてくるはずです。
  • 大きな損失に発展する潜在リスクに、事前に気づくことができれば完璧です。
STEP
テクニカル観点での長期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近数ヶ月間の大きな流れ(方向性)を捉えてみましょう。
  • 自分なりの長期的な相場への見解をまとめます。
  • 予想の当たりorはずれは、それほど重要ではありません。自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
テクニカル観点での中期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近数週間の方向性を捉えてみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近1週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
トレード方針決定
  • 来週の具体的なトレード指針を立てましょう。指針は日々の値動きに合わせて微修正していきます。
  • エントリー基準だけでなく、損切りと利確の位置・ポジション量を明確にします。
  • トレード指針が立てれらない時は、無理にトレードする必要はありません。見送ることも大切です。
FX基礎知識

STEP1〜6を繰り返すことで自分のトレード癖が掴めるようになってきます。FXでは利益を上げることに目が向きがちですが、一番大切なのは大きな損失を出さないことです。もし大きな損失を出してしまったときには、何が問題だったのか改善策を必ず検討しましょう。

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握しましょう。

2/14_米消費者物価指数「総合CPIは前月比0.5%上昇、3カ月ぶりの大幅な伸び」

1月の米消費者物価指数(CPI)は大幅に上昇し、インフレ圧力の継続を示唆した。これにより、米金融当局は政策金利を想定していたよりも高い水準に引き上げる可能性がある。前月比の伸びはエネルギーと住居費が主導し、3カ月ぶりの大幅上昇となった。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比で0.4%、前年同月比では5.6%それぞれ上昇した。エコノミストは基調的なインフレ動向を見る上で総合CPIよりコアCPIを重視している。

ブルームバーグ

2/15_米小売売上高「1月の小売売上高は3%増-市場予想2%増」

1月の米小売売上高はほぼ2年ぶりの大幅増となり、堅調な消費需要を示唆した。根強いインフレと闘うために米金融当局が利上げ継続の決意を固める可能性がある。

ブルームバーグ

2/16_米卸売物価指数「前月比0.7%上昇-上昇幅は昨年6月以来最大」

米労働省が16日発表した1月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.7%上昇した。上昇幅は昨年6月以来最大となった。財(モノ)の価格が1.2%上昇したことが要因となった。

ロイター

今週は消費者物価指数を筆頭に小売売上高、卸売物価指数といった注目経済指標の発表がありました。先日発表された雇用統計が好調であったことから注目が集まっていましたが、市場予想を上回る内容だったことを受けて市場の見方も変わってきており、円売り・ドル買いが進んだようです。

また、FRB高官等の要人発言もタカ派姿勢を示す発言が続いたことも円売り・ドル買い要因となっているとのことです。

ワンポイントアドバイス

メディアを見ていると、著名人がインフレの落ち着く時期やFRB利上げペース等について、もっともらしい見解を述べられています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。

投資初心者の場合、著名人の発言を鵜呑みにしてトレードしてしまう方が本当に多いですが、私はおすすめしません。

少し極端な表現ですが、投資の世界で信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことに専念するしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。この考えに共感いただける方は、ぜひ私と一緒にやっていきましょう。

さて、ここまでで今週の日米の経済指標の概況は把握できましたね。次章では、日米金利差との相関状況を確認していきましょう。

おすすめFX会社
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日米長期金利差とドル円の相関性

次に日米長期金利差とドル円の相関性を見ていきます。以下のチャートをご覧ください。

直近では日米金利差とドル円は、やや逆相関の関係にあるようです。このチャートを見る限りでは、日米金利差拡大による円売り・ドル買いとの報道デタラメと言えそうです。

今後も米長期金利の行方には注目が集まると思われますので、日米金利差とドル円の関係性に関する報道を鵜呑みにせず、定期的にチャートをチェックしていきましょう。

以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができましたね。今週のファンダメンタル要素が、現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするためのお金が欲しいのであって、経済のプロになりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分と私は考えています。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後はテクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジを128.8円〜133.8円に設定。トレードは買いポジションは保持したままで、円安方向は「日足50MA」、円高方向はP&F0.1チャートシグナル転換点「131円付近」に注目してスタートしたいとしていました。

結果としては、2月13日月曜日に日足50MAを上抜けると円安が進展。2月15日水曜日には予想レンジの上限(P&F0.2チャート円安目標値:133.8円)に到達。買いポジションは全て利益確定が完了している状況です。

さて、次章ではテクニカル面から来週の相場の行方を予想していきましょう。

なお、具体的なトレード戦略は日々の値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければご覧ください。

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用しています。

相場の方向性「円安」

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

上記の画像はP&F0.5チャート(1枠:50銭)です。私の場合、長期相場予想にP&F0.5を主に使用しています。

P&F0.5チャートは円安シグナル点灯中で、今週の値動きにより×印の折り返し列が記録されています。現時点では引き続き136.5円を目指す展開を想定して、日々の推移に注目していきましょう。

なお、3枠転換のためダマシの可能性も高いですが、シグナル反転位置が131円付近に更新されている点も押さえておきましょう。逆指値レートの見直すアイデアも個人的にはアリだと思います。

お知らせ

Tradingviewで発生していたFOREX.comの過去レート修正問題に対応するため、レート参照先会社をFXCMに変更しています。これによりシグナル点灯位置や目標値に若干の変化が生じています。参照先会社の違いによりシグナル点灯タイミング・位置・目標値に差が生じることがありますが、利益・損失への影響は長期的にみれば収束していくものと考えています。

以上のことから、週初時点では長期相場目線としては「円安」にしようと思います。

FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

相場の方向性「中立」

上記の画像はP&F0.2チャート(1枠:20銭)です。私の場合、中期相場予想にはP&F0.2を主に使用しています。

P&F0.2チャートは円安シグナル点灯中でしたが、前述の通り目標値133.8円に到達済みとなりました。

さらに週途中には垂直カウンティングにより134.8円という円安目標値が出ましたが、昨日到達済みとなりました。

これによりP&F0.2チャートは水平カウンティング・垂直カウンティングともに目標値到達となりましたので、しばらくは横ばいの展開の中でレジサポを確かめる動きになるのではないかと考えています。

以上のことから、週初時点では中期相場目線としては「中立」にしようと思います。

補足事項

チャートには記載していますが、参照先会社をFXCMに変更したことで、3枠の列が発生していますね。3枠の列は一般的にダマシの確率も上がるため、カウントするか否かの判断が分かれるところです。もし仮にカウントしない場合、列数は4列となりシグナル点灯位置も変更になることから、円安目標値は133円となります。円安目標値を133円付近と考えた場合、2月6日月曜日には132.9円まで円安が進んでいますので、ほぼ目標値達成と見ることができます。

この辺りをどう判断するかは正解があるわけでは無いので各自の判断になりますが、やや上級者向けの内容になってきますので、本記事ではシンプルに6列とカウントしていきたいと思います。

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

相場の方向性「中立」

さて、中期的な相場予想まで立てることができたら、最後に短期相場予想を行いましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

上記の画像は、P&F0.1チャート(1枠:10銭)です。短期相場予想にはP&F0.1チャートを使用しています。

P&F0.1チャートは、先週131.9円付近の目標値に到達済となっていたため、横ばいの展開を想定していましたが、結果としては前回高値を更新して垂直カウンティングによる円安目標値134.9円が浮上。昨日2月17日金曜日に到達しました。

現時点ではP&F0.1チャート分析では明確な方向性が確認できないことから、レンジ相場入りすることをメインシナリオにしたいと思います。

以上のことから、週初時点の短期相場目線としては「中立」とします。

FX基礎知識
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、方向性が分かれた際の考え方を決めておくのがおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性が分かれ具合に応じて取引量を調整するようにしています。

STEP6:トレード方針の決定

来週のトレード方針

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでの情報を踏まえて、来週のトレード戦略を考えていきましょう。私の場合、具体的なトレード戦略構築には、ここまで紹介してきたP&Fの他、トレンド系から「移動平均線」「ボリンジャーバンド」、オシレーター系から「MACD」「RSI」を総合的に見て判断しています。

週足チャートを見る限り、今週は50MAでレジスタンスされており、さらに現在もMACDはデッドクロスしたままでので、まだ週足100MAを目指す可能性が残されていると考えます。

一方、日足チャートでは50MA上抜けから円安に勢いがつきましたので、次はサポートとして注目される可能性がありそうです。また、前述の通り各種P&Fチャートでは131円付近がシグナル点灯・転換位置になっていますので、この辺りも注目されそうと個人的には考えています。

よって、来週は予想レンジを「131円〜136.5円」に設定し、日足50MA〜131円付近まで円高となる場面があれば押し目買いを行いたいと個人的には考えています。

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。

みなさんも来週のトレード戦略立てられたでしょうか。P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。

私のPostprimeのプライム投稿では、平日毎朝8通貨ペア13種類のP&Fチャート情報を公開しています。2週間であれば無料で購読可能ですので、もしよろしければご覧ください。

FX裁量トレーダーの方へ
  • PostPrimeで毎日公開しているP&Fチャートからドル円を公開している公開裁量トレードを行うなら毎日チャートの変化をチェックすることは欠かせません。私のPostPrimeでは各種通貨ペアのP&Fチャートにて毎日公開しています。P&Fをご自身のテクニカル分析に取り入れてみたい方は、よろしければ購読ください。2週間は無料で購読可能です。
  • そもそもP&Fチャートって何?というからは、こちらの解説記事をご覧ください。
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大きな流れに逆らうときは控えめに

流れに逆らって泳ぐのは大変ですよね。トレードも同じです。大きな流れに沿った形の方が良い結果が出やすいと思います。今のトレードは大きな流れに沿っているのか?それとも逆らっているのかを意識するようにしましょう。

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

さいごに

FX裁量トレードにおいては、長期間退場せずに生き残ることが最も大切です。長期間FXを継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、ブログとPostPrimeでFXや株式指数のトレード戦略情報を無料で発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のトレード戦略情報を読んでいただければ、いきなり大損して即退場に追い込まれるようなリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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