週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2022WEEK-43

当ページのリンクには広告が含まれています。

この記事にはプロモーションが含まれています。

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきました。リーマンショックやギリシャ金融危機、コロナなど様々な局面を退場することなく乗り越えられてきたのは、毎日相場と向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしていきます。

今週、FXで利益を出せた方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

この記事でわかること
  • 損切り位置が明確にわかるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の6ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析
  • 経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集します。
  • 収集した情報が相場に与える影響をまとめてください。
  • 正確性は重要ではありません。自分なりの見解・解釈をアウトプットすることが重要です。
STEP
相場予想とトレード戦略の評価
  • (最初のみ)自分のトレードルールを定めましょう。
  • ルールは売買基準・損切りと利確の位置設定基準・ポジション量管理方法を明確にすることが大切です。
  • 前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、ルールの改善点を考察します。
  • 利益が出た場合でも強欲になり過ぎていないかなど、
  • ルール通りにトレードできなかったことがあれば、改善策を検討した方がよいかもしれません。
  • 評価を繰り返していると自分のトレード癖が見えてくるはずです。
  • 大きな損失に発展する潜在リスクに、事前に気づくことができれば完璧です。
STEP
テクニカル観点での長期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近数ヶ月間の大きな流れ(方向性)を捉えてみましょう。
  • 自分なりの長期的な相場への見解をまとめます。
  • 予想の当たりorはずれは、それほど重要ではありません。自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
テクニカル観点での中期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近数週間の方向性を捉えてみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近1週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
トレード方針決定
  • 来週の具体的なトレード指針を立てましょう。
  • エントリー基準だけでなく、損切りと利確の位置・ポジション量を明確にします。
  • トレード指針が立てれらない時は、無理にトレードする必要はありません。見送ることも大切です。
FX基礎知識

STEP1〜6を繰り返すことで自分のトレード癖が掴めるようになってきます。FXでは利益を上げることに目が向きがちですが、一番大切なのは大きな損失を出さないことです。もし大きな損失を出してしまったときには、何が問題だったのか改善策を必ず検討しましょう。

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握しましょう。

10/18_9月米鉱工業生産「金利上昇にもかかわらず製造業の堅調さを示す」

製造業生産指数が前月比0.4%上昇した。8月も0.4%上昇に上方修正された。市場予想は0.2%上昇だった。耐久財と非耐久財ともに生産高は増加し、金利上昇にもかかわらず製造業が堅調であることを示した。

10/20_米新規失業保険申請件数「金利上昇下でも労働市場は引き締まった状況が継続」

20日発表の週間の米新規失業保険申請件数が前週から減り、市場予想も下回った。米労働市場の需給逼迫が続き、インフレが高止まりするとの見方を誘った。

10/20_米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁「FRBの利上げはまだ終わっていない」

ハーカー総裁は講演原稿で、インフレに対応するためにFRBは積極的に景気を減速させようとしているとし、「利上げは当面継続される」と指摘。インフレ抑制が進んでいないことを踏まえると、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は現在の3─3.25%から、年内に4%を大きく超える水準に引き上げられるとの見方を示した。
一方、FRBが一歩引き下がり、利上げサイクルが経済に及ぼした影響を確認できる時期が近づいているとも指摘。「来年のある時点で利上げは一旦停止される」とし、「金融政策の効果を浸透させるために、金利を当面は制約的な水準に維持するべきだと考える」とした。

10/21_日本政府・日銀の2度目の円買い介入「151.94円から一時144.5円台まで急騰」

米ウォール・ストリート・ジャーナルが「米連邦準備理事会(FRB)は11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、次回12月の会合で利上げ幅を縮小すべきか協議する」と伝えると、米長期金利が低下。そのタイミングで日本政府・日銀が円買い介入を実施。電子ブローキングシステム(EBS)のデータによると一時144円台まで円が上昇した。
9月22日に続く今回の円買い介入について米市場では「かなり大規模とみられ、日本の為替介入への警戒感が一段と強まった」(スコシア・キャピタル)、「今回の為替介入は成功したが、米長期金利の上昇基調が続く限り円安は進む」(CIBCキャピタル・マーケッツ)と指摘された。

今週は事前注目の高かった経済指標はなかったものの、米長期金利が上昇している中でも堅調な結果となりました。これを受けて、FRBが利上げに強きになるとの見方から円売りが進む結果となりました。

そして、昨夜ついに日本政府・日銀による2度目の介入が実施されましたね。仕事から帰宅した直後、スマホの通知がやたらと鳴っていたので、気になってみてみるとレートが急変していて大慌てしてしまいました。

「来週は日本当局の動きにも、いよいよ警戒したい」

先週の記事でも、そう紹介していたのに、いざとなると冷静にいることは難しいですね(笑)

さて、今回の介入で私が裁量トレードしているFX会社「外貨ex」では、151.9円台から146.1円台まで一気に円高が進みましたが、電子ブローキングシステム(EBS)のデータによれば、一時144円台まで進んだようです。ロイターの記事によると「日本の為替介入への警戒感が一段と強まった」との見方も出ていることですので、今後の相場への影響を注視していきましょう。

おすすめFX会社
おすすめFX会社

日米長期金利差とドル円の相関性

次に日米長期金利差とドル円の相関性に変化があったのかを見ていきます。以下のチャートをご覧ください。

チャートを見る限り、日米金利差とドル円は逆相関の関係から相関関係がなくなっている状況に変化しているようです。

最近は米長期金利の行方に関するニュースを見ない日はないくらい注目が集まっていますね。ドル円のトレードを行うのであれば、日米金利差はチェックしておきましょう。

以上でファンダメンタル観点での状況把握はできましたね。今週のファンダメンタル要素が、現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするためのお金が欲しいのであって、経済のプロになりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後はテクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジを「142.1円〜155.0円」に設定。長期チャートの円安最大目標値をレンジ上限に設定しつつも、中期円安目標到達による横ばいの展開をメインシナリオとしていました。

結果としては目立った押し目もないまま円売り優勢の展開が継続し、介入前には151.94円まで円安が進んでいました。

日々円安が進む状況下で、見送りスタンスを維持するのは精神的に結構きついです。ただ、やはり高値つかみを避けるべく押し目がくるまで見送りスタンスを継続して正解でしたね。買いレンジにはわずかに届かなかったのは残念ですが、高値つかみして評価損を抱えているよりかは、はるかにマシです。

今週は休み相場になりましたが、為替介入を受けて最新のチャート状況に変化点がありそうです。週末にしっかりチェックして、来週に備えましょう。

次章ではテクニカル面から来週の相場の行方を予想していきましょう。

なお、具体的なトレード戦略は日々の値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略はnoteにて公開していますので、よろしければご覧ください。

日々のトレード戦略情報はコチラ

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用しています。

相場の方向性「中立〜やや円安」

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

上記の画像はP&F0.5チャートです。私の場合、長期相場予想にはP&F0.5を主に使用しています。

現在のP&F0.5チャートは前回高値を更新しており垂直カウンティングを用いると155円の円安目標が算出できている状況です。なお水平カウンティングの円安目標149円は到達済みです。

今週は一時151.9円台まで円安が進みましたが、為替介入により147円台まで円高になったことで"○"が記録されている状況です。引き続き、垂直カウンティングの円安目標を目指す可能性も想定しておきたいです。

以上のことから、長期相場目線は「中立〜やや円安」にしようと思います。

FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
FX裁量トレーダーの方へ
  • 裁量トレードを行うなら毎日チャートの変化をチェックすることは欠かせません。私のPostPrimeでは各種通貨ペアのP&Fチャートにて毎日公開しています。P&Fをご自身のテクニカル分析に取り入れてみたい方は、よろしければ購読ください。2週間は無料で購読可能です。
  • そもそもP&Fチャートって何?というからは、こちらの解説記事をご覧ください。

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

相場の方向性「中立」

上記の画像はP&F0.2チャートです。私の場合、中期相場予想にはP&F0.2を主に使用しています。

P&F0.2チャートでは、垂直カウンティングによる円安目標146.6円、水平カウンティングによる円安目標148.4円ともに到達済みの状況です。P&F0.2チャートを見る限りは、一度円安の勢いが収まることを期待したいです。先週は全く期待通りにはなりませんでしたが。。。

追加為替介入の影響は考慮する必要がありますが、日米長期金利差の状況に変化がない限り現状の流れは変わらないものと思いますので、中長期的には円安目線で良いかと個人的には考えています。

以上のことから、中期相場目線としては「中立」にしようと思います。

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

相場の方向性「中立〜やや円安」

さて、中期的な相場予想まで立てることができたら、最後に短期相場予想を行いましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

上記の画像は、移動平均線&ボリンジャーバンドのチャートです。私の場合、短期相場予想には移動平均線(50,100,200)&ボリンジャーバンド(21)にMACDとRSIを組み合わせて、具体的なトレード水準を考えています。

今週は目立った押し目もなく円安が進展していましたが、昨夜の為替介入により今週の円安分が帳消しになった状況です。ただチャートを見る限りは、円安トレンドはそこまで崩れてはいないように見えますので、サポートが確認されれば再び円安に動くものと個人的には考えています。

FX基礎知識
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、方向性が分かれた際の考え方を決めておくのがおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性が分かれ具合に応じて取引量を調整するようにしています。

STEP6:トレード方針決定

来週のトレード方針

来週の予想レンジは「143.0円〜155.0円」に設定。143.0円は日足21MAや日足50MA、155.0円はP&F0.5チャートの垂直カウンティングの円安到達目標が設定理由です。

トレードについては、押し目買いレンジまで押し目があれば買いで臨みたいと思います。

FX基礎知識

大きな流れに逆らうときは控えめに

流れに逆らって泳ぐのは大変ですよね。トレードも同じです。大きな流れに沿った形の方が良い結果が出やすいと思います。今のトレードは大きな流れに沿っているのか?それとも逆らっているのかを意識するようにしましょう。

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

おすすめFX会社

「FXなんてどの会社でも同じでしょ。」そんなふうに思っていませんか?
私の経験上、FXで安定した成績をあげるにはFX会社選びは超重要です。私はFX会社を変えた途端に成績が悪化した経験が何度もあります。

FX歴17年の私が現在裁量FXで使用しているFX会社は「外貨ex by GMO」です。

高い約定力はFX会社選びの最重要条件ですが、外貨exは2022年10月21日の為替介入時、私の指値は注文レート通りに約定してくれてました。

また、スマホでトレードする方には、"Cymo"というアプリを是非一度使用していただきたいです。
"Cymo"はサイバーエージェントFX時代からのアプリで、GMOグループになった現在はアップデートが停止していますが、チャートの見やすさやIFD-OCO注文のしやすさは抜群です。チャートの見やすさは適切な判断に、注文のしやすさは精神の安定に欠かせません。

まだ使用されたことのない方は、ぜひ一度使ってみてください。

おすすめFX会社

「FXなんてどの会社でも同じでしょ。」そんなふうに思っていませんか?
私の経験上、FXで安定した成績をあげるにはFX会社選びは超重要です。私はFX会社を変えた途端に成績が悪化した経験が何度もあります。

FX歴17年の私が現在裁量FXで使用しているFX会社は「外貨ex by GMO」です。

高い約定力はFX会社選びの最重要条件ですが、外貨exは2022年10月21日の為替介入時、私の指値は注文レート通りに約定してくれてました。

また、スマホでトレードする方には、"Cymo"というアプリを是非一度使用していただきたいです。
"Cymo"はサイバーエージェントFX時代からのアプリで、GMOグループになった現在はアップデートが停止していますが、チャートの見やすさやIFD-OCO注文のしやすさは抜群です。チャートの見やすさは適切な判断に、注文のしやすさは精神の安定に欠かせません。

まだ使用されたことのない方は、ぜひ一度使ってみてください。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

最後に来週の相場予想とトレード戦略をまとめます。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
<長期相場予想>
・中立〜やや円安
<中期相場予想>
・中立
<短期相場予想>
・中立〜やや円安

【トレード戦略】

今週の予想レンジ:143.0円〜155.0円 
新規買いレンジ:143.0円〜146.5円
<相場予想概況>
長期チャートの最大円安目標は155円。
為替介入を受けた相場の展開に注目。
押し目買いスタンスは継続したい。
<注目ポイント>週初時点
円安方向:152.0円付近、155.0円付近
円高方向:日足21MA、日足50MA

さいごに

FX裁量トレードにおいては、長期間退場せずに生き残ることが最も大切です。長期間FXを継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、noteとPostPrimeでFXトレード戦略情報を無料で発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のFXトレード戦略情報を読んでいただければ、FXで大損して即退場となるリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

気に入っていただけたらシェアお願いします!

コメント

コメントする

目次