週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2022WEEK-32

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私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきました。リーマンショックやギリシャ金融危機、コロナなど様々な局面を退場することなく乗り越えられてきたのは、毎日相場と向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしていきます。

今週、FXで利益を出せた方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

こんな人におすすめ
  • FXで利益が上げられない
  • 損切りができなくて困っている
  • FXでリアルに成功している人の習慣を知りたい
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の5ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析
  • 経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集します。
  • 収集した情報が相場に与える影響をまとめてください。
  • 正確性は重要ではありません。自分なりの見解・解釈をアウトプットすることが重要です。
STEP
今週の相場予想とトレード戦略の評価
  • 前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、改善点を考察します。
  • 継続していると自分なりのトレード癖が見えてくるはずです。
  • 大きな損失に結びつくような失敗に気づくことができれば完璧です。
STEP
テクニカル観点での長期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、長期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近数ヶ月間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 予想結果の当たりはずれよりも、自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
STEP
テクニカル観点での中期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、中期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近数週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 予想結果の当たりはずれよりも、自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、短期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近1週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 自分のトレードルールを定めましょう。特に損切りと利確位置・ポジション量管理は大切です。
  • 予想が外れることは問題ありませんが、ルール通りにトレードできなかったことがあれば問題です。
    損益に関わらず改善策を考えましょう。
FX基礎知識

STEP1〜5を繰り返すことで自分のトレード癖が掴めるようになってきます。FXでは利益を上げることに目が向きがちですが、一番大切なのは大きな損失を出さないことです。大きな損失を出してしまったときには、何が問題だったのか改善策を必ず検討しましょう。

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握しましょう。

8/1_米ISM製造業景況感指数「製造業の活動鈍化の見方強まる」

1日発表の7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は52.8だった。市場予想は上回ったが個別項目の「新規受注」が弱く、製造業の活動が鈍化しているとの見方が広がった。同日発表の6月の米建設支出は市場予想を下回った。相対的に安全資産とされる米国債が買われて米長期金利が低下し、円買いを誘った。

8/1〜_米長期金利の変動や要人発言に連れた相場続く

1日夜に2.51%と4カ月ぶりの低水準を付けた米長期金利は、2日の取引時間中に一時2.77%に上昇した。前日までの米長期金利の低下を手掛かりとして進んだ円高・ドル安を巻き戻す動きが広がった。2日の東京市場で130円40銭と6月上旬以来の円高・ドル安水準を付けた反動もあり、目先の利益確定や持ち高調整の円売り・ドル買いが勢いづいた。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が2日、物価目標の達成に向けたFRBの政策運営は「終わりに程遠い」との認識を示した。同日はクリーブランド連銀のメスター総裁やシカゴ連銀のエバンズ総裁もインフレへの警戒感を改めて示し、FRBの利上げ減速観測が後退した。金融緩和を続ける日銀との政策の違いを意識した円売り・ドル買いが強まった。

8/3_米ISM非製造業景況感指数「市場予想(54.0)に反しての改善に利上げ観測強まる」

米サプライマネジメント協会(ISM)が3日午前に発表した7月の非製造業景況感指数が前月比1.4ポイント上昇の56.7となり、市場予想(54.0)に反して改善した。「FRBは利上げに前向きなタカ派姿勢を維持する」(ジェフリーズのブラッド・ベクテル氏)と受け止められた。
前日はFRB高官が市場の米利上げ減速観測を相次いでけん制した。3日はセントルイス連銀のブラード総裁がCNBCのインタビューで、インフレ収束が確認できるまで「(政策金利を)長い期間にわたり引き上げなくてはならない」と述べた。

8/5_米雇用統計「FRB大幅利上げ継続の観測強まる」

雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比52万8000人増と、増加幅は市場予想のほぼ倍だった。平均時給の伸び率も市場予想を上回り、「FRBは次回9月の会合でも通常の3倍の0.75%の利上げに動くだろう」(オックスフォード・エコノミクス)との見方が増えた。

今週はFOMC後の流れを汲んで、今後のFRBの利上げペースに注目が集まった週となりました。米ISM製造業景況感指数などの各種経済指標や要人発言を受けての展開に終始した印象です。

おそらく来週も各種経済指標や要人発言に対して注目が集まっている状況は変わらないと思われますので、引き続き注目していきたいと思います。

日米長期金利差とドル円の相関性

今週も米長期金利の動向がトピックとして挙がっていますので、日米長期金利差とドル円の相関性に変化があったのかを見ていきましょう。以下のチャートをご覧ください。

先月までの相関性のない状況が一転して、急速に相関性が出ていますね。直近では市場の注目が日米金利差を意識した取引に回帰していることを示している可能性がありますので、私たちもこの流れに合わせて行った方が良さそうです。

以上でファンダメンタル観点での状況把握はできましたね。今週の円高展開が、今年3月から続いている円安トレンドにどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするためのお金が欲しいのであって、経済のプロになりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後はテクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は中長期とも円高シグナルが出ていましたので、週初より戻り売りスタンス臨みました。結果的には戻り場面のないまま日足100MAまで円高が進行したため、8/2には売り注文は取消。以降は雇用統計を控える中で戻りの継続性を様子見してきました。

せっかくの売りチャンスを利益に繋げられなかったの残念ですが、チャンスはまた来ますので問題はないと考えています。

さて、今週の相場展開を踏まえて、次章では来週の相場の行方をテクニカルで予想していきましょう。

なお、具体的なトレード戦略は日々の値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略はnoteにて公開していますので、よろしければご覧ください。

日々のトレード戦略情報はコチラ

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用しています。

相場の方向性「円高」

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

上記の画像はP&F0.5チャートです。私の場合、長期相場予想にはP&F0.5を主に使用しています。

チャートが吹き出しだらけでゴチャゴチャしていますが、現在もP&F0.5チャートでは円高シグナルが点灯しています。P&F0.5チャートに基づけば、円高ターゲットは129円付近となります。また、6月下旬の○マークが記録されなかったと仮定した場合の転換点132.5円を1枠ながら割り込んでいます。この場合、円高ターゲットは126円台を算出可能です。

直近では円安展開の影響で×マークが記録されていますが、P&F0.5チャートを見る限りは「あくまで円高展開中の戻り場面」と言えそうです。

以上のことから、現状でも長期円高転換の可能性があるとの見方は維持しようと個人的には思っています。

ただ、現状は長期的な円買い要素に乏しい状況ですので、円売り・ドル買いの流れが大きく変わる可能性は低いと見ています。今回の円高シグナルは、あくまでここ最近の投機筋を中心とした過剰な円売りの流れが是正されるもので、超長期的な円安目線は維持で良いと考えています。

FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

相場の方向性「円安」

上記の画像はP&F0.2チャートです。私の場合、中期相場予想にはP&F0.2を主に使用しています。

P&F0.2チャートでは、先日まで円高シグナルでおりましたが、チャートを見てもわかる通り円高ターゲット132円割れにピッタリ到達していますね。利益は出ていませんが予想は的中です。

さて、今週の値動きによりP&F0.5チャートには逆行する形ですが円安シグナルが出ています。円安ターゲットは136円台前半です。P&F0.2チャートでは134円割れまで押し目があれば、買いで入る戦略が良いのではないかと個人的には考えています。

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

相場の方向性「中立」

さて、中期的な相場予想まで立てることができたら、最後に短期相場予想を行いましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

上記の画像は移動平均線&ボリンジャーバンドのチャートです。私の場合、短期相場予想には移動平均線(50,100,200)&ボリンジャーバンド(21)にMACDとRSIを組み合わせて、具体的なトレード水準を考えています。

現在は長期は円高・中期は円安と相反する状況のため、大きな円高トレンドの中の円安トレンドと考えています。その上で、短期分析チャートを見ていくと日足MACDはデッドクロス、下降トレンドライン接近中と円安を阻む要因も見受けられる状況です。

さて、そんな中での短期相場の見方ですが、週初はP&F0.2チャートを重視したいと個人的には思っています。これは私の中で主軸としているテクニカルがP&F0.2であるからです。

FX基礎知識
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、方向性が分かれた際の考え方を決めておくのがおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性が分かれ具合に応じて取引量を調整するようにしています。

来週のトレード戦略

前述の通り来週初めは押し目買いスタンスで臨みたいと思います。ただ現在は、日足MACDはデッドクロス、下降トレンドライン接近中と円安を阻む要因も見受けられる状況ですので、ポジション量は抑えめにしようと思います。

というわけで、来週の予想レンジは「130.8円〜136.2円」に設定したいと思います。
136.2円は「P&F0.2チャートの円安ターゲット」、130.8円は「日足チャート100MA」が設定理由です。そして、買いレンジは「134.2円〜133.8円」とします。日足で132円台後半を割り込んできたら損切りします。

FX基礎知識

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

最後に来週の相場予想とトレード戦略をまとめます。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
<長期相場予想>
・円高
<中期相場予想>
・円安
<短期相場予想>
・中立

【トレード戦略】
今週の予想レンジ:130.8円〜136.2円 
新規売りレンジ:設定なし
新規買いレンジ:133.8円〜134.2円 
<相場予想概況>
長期は円高も中期は円安シグナル点灯。
日足MACDはデッドクロス中&下降トレンドラインも気になるが、
週初はどちらかといえば円安目線で臨みたい。(P&F0.2重視)
134円前後では少量の押し目買いで臨む。
損切りは日足132円台後半割れ。

さいごに

FX裁量トレードでは長期間継続することが最も大切です。長期間継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、noteとPostPrimeでFXトレード戦略情報を無料で発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のFXトレード戦略情報を読んでいただければ、FXで大損して即退場となるリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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