週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2022WEEK-29

当ページのリンクには広告が含まれています。

この記事にはプロモーションが含まれています。

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしていきます。

今週、FXで利益を出せた方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

こんな人におすすめ
  • FXで利益が上げられない
  • 損切りができなくて困っている
  • FXでリアルに成功している人の習慣を知りたい
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の4ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析
  • 経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集します。
  • 収集した情報が相場に与える影響をまとめてください。
  • 当たりはずれは、さほど重要ではありません。自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
STEP
今週の相場予想とトレード戦略の評価
  • 前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、改善点を考察します。
  • 継続していると自分なりのトレード癖が見えてくるはずです。
  • 大きな損失に結びつくような失敗に気づくことができれば完璧です。
STEP
テクニカル観点での長期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、長期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近数ヶ月間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 予想結果の当たりはずれよりも、自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
STEP
テクニカル観点での中期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、中期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近数週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 予想結果の当たりはずれよりも、自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、短期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近1週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 自分のトレードルールを定めましょう。特に損切りと利確位置・ポジション量管理は大切です。
  • 予想が外れることは問題ありませんが、ルール通りにトレードできなかったことがあれば問題です。
    損益に関わらず改善策を考えましょう。
FX基礎知識

STEP1〜5を繰り返すことで自分のトレード癖が掴めるようになってきます。FXでは利益を上げることに目が向きがちですが、一番大切なのは大きな損失を出さないことです。大きな損失を出してしまったときには、何が問題だったのか改善策を必ず検討しましょう。

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

まず初めに米ドル関連ニュースを日本経済新聞のNY市場記事からファンダメンタル観点でおさらいしていきます。

7/13_米消費者物価指数(CPI)「市場予想を上回る結果で1%利上げ観測が浮上」

米CPIは上昇率が前年同月比9.1%と41年ぶりの高さとなり、市場予想(8.8%)も上回った。エネルギーと食品を除くコア指数も市場予想を上回る伸びとなった。市場の一部ではFRBが26~27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の4倍の1%の利上げに踏み切るとの観測が浮上した。

7/14_6月米卸売物価指数(PPI)「前月から加速、市場予想も上回る」

14日発表の6月の米卸売物価指数(PPI)の上昇率は前月比1.1%と5月(0.9%)から加速し、市場予想(0.8%)も上回った。13日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)も市場予想を上回り、FRBが7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の4倍に当たる1%の利上げに踏み切るとの見方が浮上している。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から円売りが出た。

7/15_米ミシガン大消費者信頼感「5年先の期待インフレ率低下で1%利上げ観測後退」

ミシガン大学が15日に7月の米消費者態度指数と併せて発表した消費者の5年先の期待インフレ率が前月の3.1%から2.8%に低下した。FRBが政策判断で重視する指標とあって、市場では7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅が通常の4倍の1%になるとの見方が一段と後退した。米長期金利が前日の2.96%から一時2.89%に低下し、日米金利差が縮小したのも円買いを促した。

今週は注目の消費者物価指数が発表されました。以下のチャートをご覧ください。上段が物価指数自体の数値、下段が対前年比の上昇率です。

物価高が止まりませんね。毎月の数値だけではピンとこないかもしれないと思い、グラフにしてみました。こうしてみると昨年春以降のインフレ率が過去15年以上と比較して異常な上昇具合であることがお分かりいただけるかと思います。

さて、止まらない物価高を受けて、市場では次回FOMCでの利上げ幅が0.75%となるのか1.0%となるのかに注目が集まっています。来週のドルは、経済指標の発表を受けた市場の予想利上げ幅と高い相関性を示すことになるかもしれません。

引き続き、インフレ率の推移と景気後退への警戒感が注目される状況が続くものとして対応していきたいと個人的には考えております。

米長期金利との相関性

以下は、米長期金利とドル円の相関性を示しているチャートです。先週紹介した通り、米長期金利とドル円の相関性は急低下していましたが、直近では負の相関関係となっています。

よって、米長期金利の動向に歩調を合わせたトレードはリスクが高いと個人的には考えています。

さて、今週発表された経済指標や要人発言が、今後の値動きにどのような影響を及ぼしそうなのか。その辺りは、テクニカル分析を通して予想してみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするためのお金が欲しいのであって、経済のプロになりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後はテクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は三角持ち合いで相場エネルギー蓄積中とみて、週初は「円高方向は135円台前半」、「円安方向は136円台半ば〜後半」に注目。どちらか抜けた方向に順張りで臨む戦略としていました。

結果としては、週明け早々月曜日に円安方向に上抜け。火曜日以降は136円台半ば〜後半で段階的に買う戦略としました。日足MACDのデッドクロスを警戒していたため、ポジション量は少なかったものの、相場展開の見方についてはほぼ完璧だったと思います。

木曜日には予想レンジの上限近くまで接近しており、円安圧力はある程度吐き出された可能性がありますが、細かいところは次の章からテクニカルで見ていきましょう。

なお、具体的なトレード戦略は日々の値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略はnoteにて公開していますので、よろしければご覧ください。

日々のトレード戦略情報はコチラ

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用しています。

相場の方向性「中立〜円安」

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

上記の画像はP&F0.5チャートです。私の場合、長期相場予想にはP&F0.5を主に使用しています。

P&F0.5チャートでは円安シグナル点灯中でしたが、今週ついに円安ターゲットは138円台(138.3-4円あたり)に到達しました。そして、現在は139円台まで行き過ぎている状況です。

普段ですと長期円安目標到達後は横ばいの展開になることが多いのですが、現状は円買い要素に乏しい状況ですので、円売り・ドル買いの流れが大きく変わる可能性は低いと見ています。よって、超長期的な円安目線は維持で良いと考えています。

FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

相場の方向性「中立〜円安」

上記の画像はP&F0.2チャートです。私の場合、中期相場予想にはP&F0.2を主に使用しています。

P&F0.2チャートでは三角持ち合いを上抜け後に円安が加速し、139.4円にほぼ到達している状況です。長期相場予想の際にも紹介したとおり、普段ですと円安目標到達後は横ばいの展開になることが多いのですが、今回は円買い要素に乏しい状況ですので、円安目線は維持しようと思います。

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

相場の方向性「中立〜円安」

さて、中期的な相場予想まで立てることができたら、最後は短期相場予想を行いましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

上記の画像は移動平均線&ボリンジャーバンドのチャートです。私の場合、短期相場予想には移動平均線(50,100,200)&ボリンジャーバンド(21)にMACDとRSIを組み合わせて、具体的なトレード水準を考えています。

現在は中長期共に円安シグナルが出ている状況ですが、140.6円の円安目標を除いて、全て到達済みですので円安の勢いが低下する可能性があるとみています。いつもであれば、一度様子見とするのですが、現在は円を買い進める要素がほぼない状況ですので、押し目買いスタンスを継続しようと考えています。また、先日までデッドクロスしていた日足MACDもゴールデンクロスしていることも、円売りの安心材料かと思います。

来週のトレード戦略「押し目買いスタンス継続」

押し目買いは、先日までのレジスタンスである136円台後半やP&Fチャートの円高転換点135円付近を個人的には考えています。

来週の予想レンジは円安継続展開の場合を考慮して「135.0円〜140.6円」に設定してあります。
140.6円の設定理由は、P&F0.2チャートの垂直カウンティング、135円はP&F0.5チャートの円高転換点を基準にしています。

FX基礎知識

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

最後に来週の相場予想とトレード戦略をまとめます。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
<長期相場予想>
・中立〜円安
<中期相場予想>
・中立〜円安
<短期相場予想>
・中立〜円安

【トレード戦略】
今週の予想レンジ:135.0円〜140.6円 
新規売りレンジ:設定なし
新規買いレンジ:設定なし
<相場予想概況>
中長期目標にほぼ到達済みの状況だが、
下押し場面は買いで臨みたい。
円安継続なら140.6円台のターゲット。
警戒していた日足MACDはゴールデンクロス転換済み。

さいごに

FX裁量トレードでは長期間継続することが最も大切です。長期間継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、noteとPostPrimeでFXトレード戦略情報を無料で発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のFXトレード戦略情報を読んでいただければ、FXで大損して即退場となるリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

気に入っていただけたらシェアお願いします!

コメント

コメントする

目次