週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2022WEEK-27

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私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしていきます。

今週、FXで利益を出せた方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

こんな人におすすめ
  • FXで利益が上げられない
  • 損切りができなくて困っている
  • FXでリアルに成功している人の習慣を知りたい
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の3ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析

経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集

収集した情報が相場に与える影響をまとめてください。
当たりはずれは、さほど重要ではありません。自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。

STEP
先週のトレード戦略の振り返り

前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、改善点を考察します。
継続していると自分なりのトレード癖が見えてくるはずです。
大きな損失に結びつくような失敗に気づくことができれば完璧です。

STEP
テクニカル観点で中長期トレンド分析

中長期トレンド判断に使用するテクニカルを選定

テクニカル分析に基づく中長期的な相場への見解をまとめます。
当たりはずれより、自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。

STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析

短期トレンド判断に使用するテクニカルを選定

テクニカル分析に基づく短期的な相場への見解をまとめます。
当たりはずれより、自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。

STEP1〜4を繰り返すことで自分のトレード癖が掴めるようになってきます。FXでは利益を上げることに目が向きがちですが、一番大切なのは大きな損失を出さないことです。大きな損失を出してしまったときには、何が問題だったのか改善策を必ず検討しましょう。

STEP1:今週の振り返り<ファンダメンタル観点>

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

まず初めに米ドル関連ニュースを日本経済新聞のNY市場記事からファンダメンタル観点で状況をおさらいしていきます。

6/28_ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁「米景気後退は基本シナリオではない」

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は米CNBCのインタビューで「米景気後退は基本シナリオではない」と強気な景気見通しを示した上で、政策金利は「適切な水準からかなり遠い」と指摘した。積極的な利上げの必要性を示したと受け止められ、円の重荷になった。

6/29_FRBパウエル議長「米労働市場は非常に強く、金融引き締めに耐えられる」

FRBのパウエル議長は欧州中央銀行(ECB)が29日に開いた金融シンポジウムで「米労働市場は非常に強く、金融引き締めに耐えられる」と述べた。「最大の間違いは物価安定の回復に失敗することだ」とも話し、景気を犠牲にしてでもインフレ抑制を重視するとの見方を誘った。

6/30_5月米個人消費支出(PCE)「インフレ調整後ベースで今年初の減少」

5月の米個人消費支出(PCE)が前月比0.2%増と前月(0.6%増)から減速し、市場予想(0.4%増)も下回った。一方、米連邦準備理事会(FRB)が物価指標として重視するPCE物価指数は、総合指数が前年同月比6.3%上昇と高止まりした。FRBが積極的な利上げを継続し、米景気を急激に冷やすとの懸念が強まった。米長期金利は一時、前日比0.12%低い(債券価格は高い)2.97%と3週間ぶりの水準に低下し、日米金利差の縮小を受けた円買いが優勢だった。

7/1_6月ISM製造業景況感指数「2020年6月以来の低水準(53.0)」

1日発表の6月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は53.0と2020年6月以来の低水準となり、市場予想(54.3)も下回った。個別項目では「新規受注」が急低下した。5月の米建設支出も前月比で増加を見込んだ市場予想に反して減った。足元で米経済の減速を示す経済指標の発表が相次いでおり、景気懸念が強まった。

今週も要人発言がありましたが、利上げに積極的な姿勢を改めて意識させられる内容だったようです。また、景況感を示す経済指標も今年に入ってからの利上げの影響からか、確実に後退しているように思います。

また、足元では米長期金利が2.88%台まで低下しており、日米金利差の縮小を受けた円買い・ドル売りが優勢になる場面が増えている点も見逃せません。ただ、円を買い進めるほどの要素があるわけでもないため、行き過ぎた円売りの揺り戻しが起きる程度かな?と個人的には思っています。

さて、今週発表された経済指標や要人発言が、今後の値動きにどのような影響を及ぼすことになりそうなのか。その辺りは、テクニカル分析を通して予想してみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするためのお金が欲しいのであって、経済のプロになりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

今週の相場予想とトレード戦略振り返り

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後はテクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジ「132.2円〜138.4円」に設定。新規トレードは行わずに保有買いポジションで138円台乗せを狙う戦略としていました。

結果としては、28日朝6時の4時間足終値が下ヒゲもなく50MAを割り込みましたので、買いポジションは一度決済しました。その後は再び円売り優勢となり一時は137円にタッチしたのでホールドが正解でしたが、それでも200-300pipsの利益が出ていますのでよしとしています。

137円まで円売りが進んだ後のドル円は、日足MACDもデッドクロスとなり135円付近まで円高が進んでいる状況です。ただ、現状の日足チャートを見る限りは"21MA"及び水平ラインに支えられており、円安ムードが完全に崩れている状況ではなさそうです。細かいところは、次の章で戦略を考えていきましょう。

なお、具体的なトレード戦略は日々の値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略はnoteにて公開していますので、よろしければご覧ください。

日々のトレード戦略情報はコチラ

来週のドル円相場予想&トレード戦略構築

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用しています。

長期相場予想「円安」

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

上記の画像はP&F0.5チャートです。私の場合、長期相場予想にはP&F0.5を主に使用しています。

P&F0.5チャートでは引き続き円安シグナル点灯中です。円安ターゲットは138円台(138.3-4円あたり)と考えられます。シグナルが出た当初はターゲットまで遠いと思っていましたが、一時137円台まで円安が進んでいますので、現実的なターゲットとも言えそうです。

また、新たに135円での折り返しを形成していますので、円高転換基準が変更となった可能性がありそうです。

また、ファンダメンタル的にも日銀とFRBの金融政策スタンスの差から生じる円売り・ドル買いの流れは変わらないものと見ていますので、超長期的な円安目線は維持で良いと考えています。

FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

中期相場予想「中立〜円安」

上記の画像はP&F0.2チャートです。私の場合、中期相場予想にはP&F0.2を主に使用しています。

P&F0.5チャートと同様、P&F0.2チャートにおいても135円で折り返しをつけている状況です。135円を割り込んだ場合、売りシグナルが点灯します。

ということは、135円は今後の短期相場を占う重要なポイントになりそうと仮説を立てることができます。(この通りになるかどうかはもちろんわかりません。あくまで戦略構築プロセスの説明だと捉えてください。)

短期相場予想「中立」

さて、中期的な相場予想まで立てることができたら、最後は短期相場予想を行いましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

上記の画像は移動平均線&ボリンジャーバンドのチャートです。私の場合、短期相場予想には移動平均線(50,100,200)&ボリンジャーバンド(21)にMACDとRSIを組み合わせて使用しており、具体的なトレード水準を考えています。

現在は中長期共に円安のシグナルが出ている状況ですので、円安に傾けていきたい気持ちはあります。しかし、以前から注目していた日足MACDがデッドクロスしていることから、無理にトレードする必要はないと考えています。

よって、週初は135円付近のサポートに注目して、下抜けならショート、サポートならロングで勝負しようと個人的には考えています。日足50MAあたりまでは円高が進むと予想しています。

来週の予想レンジは「132.2円〜138.4円」据え置きです。

来週のトレード戦略「様子見スタート、135円付近の値動きに注目」

まず来週は、135円付近のサポートが機能するか否かに注目するところから始まると想定しています。もし下抜けてしまった場合には戻り売りスタンス。サポートされて反発すれば順張りスタンスで臨みたいと思います。

FX基礎知識

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

最後に来週の相場予想とトレード戦略をまとめます。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
<長期相場予想>
・中立〜円安
<中期相場予想>
・中立〜円安
<短期相場予想>
・中立

【トレード戦略】
今週の予想レンジ:132.2円〜138.4円 
新規売りレンジ:設定なし
新規買いレンジ:設定なし
<相場予想概況>
長期円安目標138円乗せ狙い継続も
日足MACDデッドクロスにつき、
焦ってトレードする必要はなし。
週初は135円付近のサポートに注目して
スタートしたい

さいごに

FX裁量トレードでは長期間継続することが最も大切です。長期間継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、noteとPostPrimeでFXトレード戦略情報を無料で発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のFXトレード戦略情報を読んでいただければ、FXで大損して即退場となるリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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