週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2022WEEK-26

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私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしていきます。

今週、FXで利益を出せた方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

こんな人におすすめ
  • FXで利益が上げられない
  • 損切りができなくて困っている
  • FXでリアルに成功している人の習慣を知りたい
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の3ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析

経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集

相場への影響に対する自分の見解をまとめる。

STEP
先週のトレード戦略の振り返り

前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、改善点を考察します。

STEP
テクニカル観点で中長期トレンド分析

中長期トレンド判断に使用するテクニカルを選定

テクニカル分析に基づく中長期的な相場への見解をまとめる。

STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析

短期トレンド判断に使用するテクニカルを選定

テクニカル分析に基づく短期的な相場への見解をまとめる。

今週の振り返り<ファンダメンタル観点>

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

まず初めに米ドル関連ニュースを日本経済新聞のNY市場記事からファンダメンタル観点で状況をおさらいしていきます。

6/22_パウエルFRB議長「米経済のソフトランディング(軟着陸)の達成は難しい」

FRBのパウエル議長が22日午前、米上院で議会証言に臨み、積極的な金融引き締めを続ける姿勢を示した。ただ、市場では6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見と比べて一段のタカ派姿勢を示す内容ではなかったとの受け止めが多かった。議長が「米経済のソフトランディング(軟着陸)の達成は難しい」と述べ、米景気後退懸念も強まった。証言後も米長期金利が低く推移し、円相場を支えた。

6/23_6月米総合購買担当者景気指数(PMI)「51.2に大幅低下、5カ月ぶりの低水準」

米S&Pグローバルが23日に発表した6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.2に低下し、5カ月ぶりの低水準となった。5月の改定値は53.6だった。
米企業活動は6月に大幅に減速した。高いインフレ率と消費者心理の悪化によって全般的に需要が減り、新規受注指数は2年弱ぶりに縮小した。
指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。50を超えると民間部門の成長を示す。

6/24_6月ミシガン大学消費者信頼感指数「1978年統計開始以来で最低を記録」

米6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は50と、予想外に速報値50.2から下方修正され、1978年統計開始以来で最低を記録した。同指数の1年期待インフレ率確報値は5.3%と、予想外に速報値5.4%から下方修正された。注目の5-10年期待インフレ率確報値も3.1%と、2008年以降14年ぶり高水準となった速報値3.3%から下方修正された。

今週は、22日のパウエルFRB議長の議会証言を受けて米長期金利が低下、円の買い戻しが進展する結果となりました。また、24日(金)に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレ率が14年ぶり高水準から低下したこともサプライズと受け止められたようです。

ただ、大きく見れば前週までの急速な円安の揺り戻しかなという印象を個人的には持っています。

さて、今週発表された経済指標や要人発言が、今後の値動きにどのような影響を及ぼすことになりそうなのか。その辺りは、テクニカル分析を通して予想してみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするためのお金が欲しいのであって、経済のプロになりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

今週の相場予想とトレード戦略振り返り

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後はテクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジ「132.2円〜138.4円」に設定。新規トレードは行わずに保有買いポジションで138円台乗せを狙う戦略としていました。

結果としては、一時136.7円台まで円安が進んでいたものの、週中盤からは米長期金利の低下に伴って円売りの勢いが低下してしまったため、138円乗せはなりませんでした。とはいえ、チャートのぱっと見では円安ムードが完全に崩れている状況ではなさそうです。

細かいところは、次の章で戦略を考えていきましょう。

なお、具体的なトレード戦略は日々の値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略はnoteにて公開していますので、よろしければご覧ください。

日々のトレード戦略情報はコチラ

来週のドル円相場予想&トレード戦略構築

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。ちなみに私は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用しています。

長期相場予想「円安」

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

上記の画像はP&F0.5チャートです。私の場合、長期相場予想にはP&F0.5を主に使用しています。

P&F0.5チャートでは引き続き円安シグナル点灯中です。円安ターゲットは138円台(138.3-4円あたり)と考えられます。シグナルが出た当初はターゲットまで遠いと思っていましたが、すでに135円台まで円安が進んでいますので、現実的なターゲットとも言えそうです。

また、132.5円で折り返していますので、次に割り込むと円高シグナルが点灯しますので、サポートとして機能することが期待されます。

また、ファンダメンタル的にも日銀とFRBの金融政策スタンスの差から生じる円売り・ドル買いの流れは変わらないものと見ていますので、超長期的な円安目線は維持で良いと考えています。

FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

中期相場予想「中立〜円安」

上記の画像はP&F0.2チャートです。私の場合、中期相場予想にはP&F0.2を主に使用しています。

P&F0.2チャートでは注目していた135.4円を一時上抜けてきたため、垂直カウンティングを用いると140.6円という衝撃的な円安目標が算出可能な状況です。ただ、相場蓄積エネルギーが弱い(列数が少ない)状況ですので、現状では到達確率は低いと考えています。

ということは先週よりも円安になる可能性が高まっていると仮説を立てることができます。(この通りになるかどうかはもちろんわかりません。あくまで戦略構築プロセスの説明だと捉えてください。)

短期相場予想「中立〜円安」

さて、中期的な相場予想まで立てたら、最後は短期相場予想を行いましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

上記の画像は移動平均線&ボリンジャーバンドのチャートです。私の場合、短期相場予想には移動平均線(50,100,200)&ボリンジャーバンド(21)にMACDとRSIを組み合わせて使用しており、具体的なトレード水準を考えています。

現在は中長期共に円安のシグナルが出ている状況ですので、円安に傾けていきたい気持ちはありますが、日足MACDがデッドクロス目前であることは大いに意識しておきたいです。もしもデッドクロスとなった場合には、日足50MAあたりまでは円高が進むと予想しています。ただ、その前に132.2円台はP&Fチャートのトレンド転換点でありますので、かなり強力にサポートされるものと思われます。かなり読みにくい相場と思われますので、日足MACDがデッドクロスした場合には損切りして様子見しようと思います

来週の予想レンジは「132.2円〜138.4円」据え置きです。

来週のトレード戦略「買いポジションは保持も、日足MACDに注目」

まず来週は日足MACDがデッドクロスするか否かに注目するところから始まると想定しています。もしデッドクロスしてしまった場合には、一時的に円買い優勢の展開となる可能性もあるため、買いポジションは決済して様子見します。

FX基礎知識

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

最後に来週の相場予想とトレード戦略をまとめます。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
<長期相場予想>
・中立〜円安

<中期相場予想>
・中立〜円安

<短期相場予想>
中立〜円安


【トレード戦略】
今週の予想レンジ:132.2円〜138.4円 
新規売りレンジ:設定なし
新規買いレンジ:設定なし
買い保有レンジ:131.5円〜132.5円

<相場予想概況>
長期円安目標138円乗せ狙い継続
注目は円高方向:132.2円、円安方向:135.4円 
買いポジション保持で様子見
ただし、日足MACDがデッドクロス確定なら

買いポジションは決済して様子見

さいごに

FX裁量トレードでは長期間継続することが最も大切です。長期間継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、noteとPostPrimeでFXトレード戦略情報を無料で発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のFXトレード戦略情報を読んでいただければ、FXで大損して即退場となるリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 全くの初心者です。
    日足MACDのデッドクロス確定というのは、どの時点で、分かるのでしょう?
    また、何をみたら良いですか?

  • コメントありがとうございます。
    日足の場合は、NY終値「朝6時(冬時間は朝7時)」で確定となります。

    MACDについては、
    みんなのFXの解説がわかりやすいと思いましたので、
    参考に載せておきますね。
    https://min-fx.jp/market/main-technicals/macd/

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