投資の世界で長期間にわたり利益を出すためには、自分の軸を持ってブレずにトレードすることが大切と言われてるんだ。
「ブレないトレード」を実現するためには、感情のコントロールが重要なカギとなりますが、人間は感情の生き物。それを実践するのは容易なことではありませんよね。さらに、これだけ情報が溢れかえっている世界では、毎日様々な情報(誘惑)を目の当たりにしますから、実現できないのも仕方ないと言えるでしょう。
一方で、もし感情を排除して「ブレないトレード」を実践することが出来たら本当に利益が出るのか、気になりませんか?
そこで、本記事では私の主軸テクニカル「ポイントアンドフィギュア(以下、P&F)」の一般的な分析方法に基づくシグナルに従って、ひたすらに淡々とブレずにトレードした場合の成績を検証していきますよ。
以前、noteやPostPrimeで読者のみなさんから大変好評いただいた「FX指値1本勝負!」の記事を、P&Fチャートの有効性検証という形でリニューアルしての再開となります。
まだ、P&Fのことをご存じない方は、以下の解説記事もあわせて参考にしてくださいね。
トレードルール紹介
本検証におけるトレードルールは、以下の通りとしています。
- トレード対象通貨ペア(8種類)
- ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円
- ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドル
- チャート作成方法
- NY市場終値レート
- 短期用は1枠10Pips、中期用は1枠20Pips、長期用は1枠50Pips、
- 枠の設定はボラティリティ等に応じて変更することがある
- トレード対象シグナル:水平カウンティングで4列以上
- 注文方法
- 注文形態:IF-OCO
- 新規指値:シグナル点灯位置−1枠
- 決済指値:水平カウンティングにより算出したシグナル目標値
- 決済逆指値:リスクリワードが1となるレート
- 新規注文を見送るケース
- 逆指値レートではシグナル転換しない場合
- ポジションの保有期間
- 決済指値または逆指値の約定、もしくは、シグナルが転換するまで。
- 逆指値約定前にシグナルが転換した場合は、成行にて即決済する
- 相反するシグナル点灯
- 同一通貨ペアの複数チャートに相反するシグナルが点灯した場合は、各シグナルに従いトレードする
- 相反するシグナルの点灯例:1枠10Pips:買いシグナル、1枠20Pips:売りシグナル
- 同一通貨ペアの複数チャートに相反するシグナルが点灯した場合は、各シグナルに従いトレードする
- スワップ
- トレード期間中に発生したスワップは利益・損失のカウント対象外とします。
トレード状況
現在の注文状態は以下の通りです。具体的なトレード内容の公開は「ドル円」のみです。その他の通貨ペアに関してはPostPrimeで有料購読いただいている方への配慮から、一部情報のみ公開させていただきます。これらの情報をご覧になりたい方は、PostPrimeでの有料購読をご検討ください。
ドル円
チャート | シグナル状況 | 買/売 | 新規 | 決済指値 | 決済逆指値 |
---|---|---|---|---|---|
長期 | なし | ー | ー | ー | ー |
中期 | 円安 | 買い | 152.8円 | 157.0円 | 148.6円 |
短期 | なし | ー | ー | ー | ー |
その他通貨ペア(保有中のポジションのみ掲載)
通貨ペア | トレード根拠チャート | 買い or 売り |
---|---|---|
ユーロ円 | 長期 | 買い |
NZドル円 | 短期 | 売り |
豪ドル円 | 短期 | 売り |
ポンドドル | 長期 | 売り |
なお、P&Fチャートはエクセルなどで誰でも簡単にチャートを作成することができます。また、エクセルのスキルがある方であれば、マクロを組むことも可能です。実際、私も以前はエクセルで毎日チャートを記録していました。
自分でチャートをつけるメリットは、チャートの状況が頭に入りやすいことです。反対にデメリットは時間がかかってしまうことです。私は、約15年間エクセルでのチャート作りに取り組みましたが、現在は時間短縮のため、TradingViewのP&Fチャート作成機能を利用しています。P&Fチャート以外にも様々な表示やカスタマイズが可能で、おそらく現時点で最強のチャートツールなのではないでしょうか。まだ使用されたことのない方は、無料で使えるプランもありますので、ぜひ一度お試しください。本当におすすめです。
ドル円以外のP&Fチャートは、PostPrimeで平日毎朝公開しています。こちらは環境維持費用等がかかるため、有料(月額500円)にさせていただいてますが、「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、もしよろしければ購読を検討ください。
なお、購読いただける場合は、PCから申し込みされることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまいますので、ご注意ください。
現在の成績
全通貨ペア合計
各通貨ペア別
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。
さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?P&Fチャートをもっと知りたいという方は、以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
最後に
本記事は、あくまでテクニカルの有効性を検証する目的のものであり、本記事に沿ったトレードを勧誘・推奨する意図はありません。最終的なトレード判断はご自身でお願いいたします。
コメント