おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!
本記事では、ドル円を対象としてP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
この記事を平日の朝5分間ご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。
また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法やマインドは、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能です。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは市場の注目トピックを日本経済新聞の記事で理解していきましょう。
現在の最注目トピック |
---|
日米金利差 ・FRB「25年の利下げペースは?」 ・日銀「今後の利上げペースは?」 |
円相場は下落する場面もあった。日銀の植田和男総裁が25日、経団連審議員会で講演し、今後の金融政策運営について「経済・物価情勢の改善が続いていくのであれば金融緩和の度合いを調整していくことが重要」と語り、利上げを継続する姿勢を示した。一方で、「景気・物価に中立的となる中立金利よりも政策金利を低くすることにより緩和的な金融環境を維持し、経済をしっかりとサポートしていく」とも述べた。「日銀は引き続き追加利上げに慎重である」との受け止めが広がったのは、円相場の重荷だった。
日本経済新聞 為替概況より
日本経済新聞の記事によりますと、植田日銀総裁が経団連の会議で講演された結果、「日銀は引き続き追加利上げに慎重である」との受け止めが広がったとのことです。バズーカほどの発言はなかったようですね。
前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
FRB金融政策
現在、市場参加者の注目は今後のFOMCでの利下げペースとなっています。
CMEのFedWatchツールによると、次回1月のFOMCでは据え置き予想が"91.4%"と大勢のようです。
今週の注目経済指標・イベント
今週は年末休暇に入るということもあり、目立った指標はありません。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
---|---|---|---|
12/23(月) | 24:00 | (米)11月新築住宅販売件数(年率換算件数) | 0.6% |
24:00 | (米)11月新築住宅販売件数(前月比) | ||
12/24(火) | 08:50 | (日)日銀・金融政策決定会合議事要旨 | 0.5% |
また、今は投資家の注目が米経済の行方に集まっていますので、上表には載せていない経済指標でも結果によっては大きく変動する可能性がありますので、気になる方は以下のようなサイトで情報を入手しておきましょう。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。
また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。
ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。
なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利のNY市場終値は、市場休場につき前日から変わらずの”4.59%”です。先日、直近高値4.5%付近を上抜けてきたように見えますので、ここから上昇トレンドを形成するのかに注目したいです。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、大きい枠から小さい枠へと捉える範囲を変えながら、順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育てなどと同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略は、こちらの記事をご覧ください。
前日の結果
前日のドル円は、クリスマス休暇で欧米市場が休場ということもあり、東京時間のみの取引で157円付近での小幅な値動きとなりました。東京市場終値では157.3円付近での推移となっています。
P&F的な観点では、先日短期チャートの円安目標値に到達しましたので、典型的な横ばいの展開に入ったと見ることができます。
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは前日の値動きによる変化点はありません。現在、水平カウンティングによる円安シグナルが点灯中で、目標値は163.5円付近です。
チャートの現況は下表の通りで、長期的な観点では"円売り優勢"の展開が想定されます。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | 円安 | 163.5-9円 | ー | 150.0-4円 |
垂直 | なし | ー |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは前日の値動きによる変化点はありません。現在、水平カウンティングによる円安シグナルが点灯中で、目標値は158.2円付近です。
チャートの現況は下表の通りで、中期的な観点では"円売り優勢”の展開が想定されます。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | 円安 | 158.2-3円 | 157.4-5円 | 156.4-5円 |
垂直 | なし | ー |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは前日の値動きによる変化点はありません。
現在は目標値到達後のレジサポ形成期間との認識です。
チャートの現況は下表の通りで、短期的な観点では"横ばい”の展開が想定されます。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | なし | ー | 157.4円 | 156.4円 |
垂直 | なし | ー |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|---|
長期P&F | 水平 | 円安 | 163.5-9円 | ー | 150.0-4円 |
垂直 | なし | ー | |||
中期P&F | 水平 | 円安 | 158.2-3円 | 157.4-5円 | 156.4-5円 |
垂直 | なし | ー | |||
短期P&F | 水平 | なし | ー | 157.4円 | 156.4円 |
垂直 | なし | ー |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
当日の戦略構築はP&Fを軸に考えます。ただ、P&Fにレジサポがない場合などは”移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)”・”MACD”・”ボリンジャーバンド”も参照して、戦略を検討しています。
本日の注目ポイント
現在、短期チャートの円安目標値には到達済、そして長期チャートと中期チャートでは水平Cによる円安シグナルが点灯しています。
よって、本日の目線は短期的には横ばいの展開入りを想定しつつも、中長期的には円安方向に推移することをメインシナリオにしたいです。具体的な注目ポイントは下表の通りです。
レート | 根拠 |
---|---|
163.5-9円 | 長期P&F円安目標値(水平C) |
158.2-3円 | 中期P&F円安目標値(水平C) |
157.4-5円 | 中期P&Fレジスタンス |
157.4円 | 短期P&Fレジスタンス |
レート | 根拠 |
---|---|
156.4-5円 | 中期P&Fサポート |
156.4円 | 短期P&Fサポート |
156.0-4円 | 長期P&F前回レジスタンス |
なお、短期チャートと中期チャートではレジスタンスとサポートの間隔が1円程度と狭くなっていますので、今後どちらに抜けるのか注目です。
本日のトレード戦略
現在156円での買いポジションを少量保有していますが、こちらは保持したまま様子見しようと思います。
なお、中期チャートに関しては先日目標値に接近してしまっていることと、現時点ではリスクリワードが1以下となっていますので、トレードは見送ろうと思います。
なお、具体的な注文内容は下記の記事でも確認いただけます。
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。記載と同じトレードを推奨する意図は含んでいません。
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FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
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私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
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- 有効期限を間違えて失効していた
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こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。
もし購読いただける場合は、PCから登録されることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまうので、ご注意ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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