朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2024/6/12

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おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!

本記事では、国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象にP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を平日の朝に紹介しています。

毎朝5分間、この記事をご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法は、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能です。

FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞の記事から、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

現在の注目トピック
日米金利差
・FRB利下げ「利下げ時期は?最短でも9月?」
・日銀金融政策「緩和的政策はいつまで?」

6〜9日投開票の欧州議会選の結果を受けて、フランスで国民議会(下院)解散と選挙の実施が決まり、政治情勢が不安定になることへの警戒が広がるなか、11日にはフランスの右派・共和党の党首が極右政党との協力が必要だとの考えを示したと伝わった。相対的に安全な通貨とされるドルにリスク回避の買いが入った面もあった。

あすは米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控える。市場では、米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を据え置くとの公算が大きい。会合後のパウエル議長の記者会見のほか、同日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)で内容を見極めたいとの姿勢もあった。

もっとも、円相場の下値は限られた。11日の米債券市場では長期金利が低下。米財務省が11日に実施した10年債入札が「堅調な結果」と受け止められ、需給の引き締まりを意識した債券買いが入った。米長期金利の低下で、日米金利差の縮小による円買い・ドル売りが入った。

日本経済新聞 為替概況より

日本経済新聞の記事によりますと、引き続き欧州の政局不安からドル買いの流れが出ているようです。

今晩のFOMCは利下げは見込みとなっていますが、パウエル議長の発言には注目したいです。今夜は米CPIも発表されますので目が離せなさそうですね。

前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。

FRB利下げ予想時期

現在市場はFRBの利下げ時期に注目が集まっています。CMEのFedWatchツールによると、本記事作成時点におけるFRB利下げ予想時期は、7月が"8.9"から"9.8%"、9月が"48.9%"から"52.2%"とやや前進(増加)しています。ちなみに今晩6月FOMCでの利下げ予想は”0.5%”となっています。


今週の注目経済指標・イベント

今週は米消費者物価指数やFOMC、日銀金融政策決定会合など、多くの注目指標やイベントが予定されていますので注目していきましょう。

スクロールできます
日付時間経済指標・イベント予想
6/12(水)21:30(米)5月消費者物価指数(CPI)(前月比)0.1%
21:30(米)5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)3.4%
21:30(米)5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)0.3%
21:30(米)5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)3.5%
27:00(米)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表5.25-5.50%
27:30(米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
6/13(木)21:30(米)5月卸売物価指数(PPI)(前月比)0.1%
21:30(米)5月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)2.5%
21:30(米)5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)0.3%
21:30(米)5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)2.5%
6/14(金)(日)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表0-0.1%
15:30(日)植田和男日銀総裁、定例記者会見
主な日米経済指標カレンダー
ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。

ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。

また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。

ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。

なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。

本日の相場概況把握「米長期金利編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利:週足チャート
米長期金利:日足チャート

米長期金利はNY市場終値で前日比-0.06%の”4.41%”です。米財務省が11日に実施した10年債入札が「堅調な結果」と受け止められ、需給の引き締まりを意識した債券買いが入ったことで、米長期金利は低下したようですね。

テクニカル的には、まだ週足50MAのサポートからの反発が継続していると見ることができそうですので、引き続き上昇の継続性に注目です。


それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。

ワンポイントアドバイス

相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育て等と同じですね。

前日のトレード戦略

前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。

前日の主軸テクニカルP&Fは、短期チャートと中期チャートで円安シグナルが点灯中でした。そのため「円売り優勢の展開」を想定していましたね。

また、具体的な注目ポイントは、円安方向が短期P&F円安目標値「157.2円付近」と中期P&Fレジスタンス「157.6-7円付近」で、円高方向が中期P&Fサポート「155.0円付近」と短期P&Fサポート「155.7円付近」としていました。

結果としては、東京時間に円売りの動きが出て短期P&F円安目標値「157.2円付近」に到達。さらに157.39円台まで円安となった後、156.8円台まで押し戻される展開となりました。ただ、その後はFOMCや米CPIを前にして大きな流れにはならず。157円付近を中心とする横ばいの展開となっています。

さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。


私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。

長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」

P&F0.5チャート

P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化はありません。

現況をまとめますと、水平Cによるシグナル点灯"なし"、レジスタンス"157円台後半"、サポート"155円台前半"となっており、長期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。

なお、最近は長期チャートにおいてもレジサポの間隔が徐々に狭くなってきましたので、次の大きな展開への移行が近づいてきているのかもしれません。

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シグナル点灯目標値レジスタンスサポート
なし157.5~9円155.0~4円
長期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)

中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」

P&F0.2チャート

P&F0.2チャートは、前日の値動きによる変化はありません。

現況をまとめますと、水平Cによる円安シグナルが点灯中で目標値"158.6円付近"、レジスタンス”157.6円付近”、サポート"155.0円付近"となっており、中期的な観点では"円安の展開"が想定されます。

スクロールできます
シグナル点灯目標値レジスタンスサポート
円安158.6~7円157.6~7円155.0~1円
中期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)

短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」

P&F0.1チャート

P&F0.1チャートは、前日の値動きによる変化点はありませんが、取引時間中に円安目標値に完全到達となりました。よって、円安シグナルは消滅となります。

現況をまとめますと、シグナル点灯"なし"、サポート”155.7円付近”となっており、短期的な観点では”横ばいの展開"が想定されます。

スクロールできます
シグナル点灯目標値レジスタンスサポート
なし155.7円
短期P&F分析状況まとめ(記載対象は水平Cのみ)

本日のP&Fまとめ

本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。

スクロールできます
チャートシグナル目標値レジスタンスサポート
長期P&Fなし157.5~9円155.0~4円
中期P&F円安158.6~7円157.6~7円155.0~1円
短期P&Fなし155.7円
P&F分析結果まとめ(記載対象は水平Cのみ)

本日のトレード戦略構築

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。

参考情報

当日の戦略構築は、P&Fに加えて”移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)”・”MACD”・”ボリンジャーバンド”を補助的に参照しながら検討しています。

<相場の注目ポイント>
主軸テクニカルのP&Fは、短期チャートは円安目標値到達、中期チャートで円安シグナルが点灯中の状況でした。

よって、本日は「目線は円安方向としつつも、短期的には横ばいの展開」を想定します。

本日の注目ポイントは、円安方向が中期P&Fレジスタンス「157.6-7円付近」で、円高方向が中期P&Fサポート「155.0円付近」と短期P&Fサポート「155.7円付近」です。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

<トレード戦略>
156.5-4円台での買いポジションは保持したまま、様子見しようと思います。米CPIやFOMC後に155円台まで押し目が来た場合には買い増しを行います。

ただ、もしNY終値で中期チャートのサポート155円付近の枠を下抜けできた場合は、損切りしてドテンします。

注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です

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「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?

しかし、私の経験上ではトレードの成功とFX会社選びは密接に関係があると考えています。FX会社を変更したことで成績が悪化したことが過去に何回もありました。

私はFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、特にFX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。

FX会社選び重要ポイント①「約定能力の高さ」

FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。

私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。

しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。

状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。

私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。

FX会社選び重要ポイント②「取引ツールの完成度」

FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。

え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?

  • 注文するレートを間違えて約定しなかった
  • 有効期限を間違えて失効していた

私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・

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そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。

私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。

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本日は、以上となります。

【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。

(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
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・エントリーポイントの開示
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日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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