おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!
本記事では、国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象にP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を平日の朝に紹介しています。
毎朝5分間、この記事をご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法は、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能です。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞の記事から、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
現在の注目トピック |
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・FRB利下げ「利下げ時期は?6月も見送り?」 ・日銀金融政策「緩和的政策はいつまで?」 |
2024年1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.6%増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(2.4%増)を下回った。一方、個人消費支出(PCE)物価指数でエネルギー・食品を除いたコア指数の伸びが前期比年率3.7%と、23年10〜12月期(2.0%)から加速した。週間の米新規失業保険申請件数は20万7000件と、市場予想(21万5000件)を下回った。
米国のインフレ再燃への懸念は根強く、円相場の重荷となった。市場では米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くとの見方が優勢となっている。25日の米債券市場では長期金利が上昇し、一時は4.73%と昨年11月上旬以来の高水準を付けた。
日銀は25〜26日まで金融政策決定会合を開いている。市場では、「タカ派的な据え置きになりそうだ」(バノック・バーングローバル・フォレックスのマーク・チャンドラー氏)との声が聞かれた。日本政府と日銀による円買いの為替介入については「口先の介入はさほど効果がなくなっている」(スタンダードチャータード銀行のスティーブ・イングランダー氏)といい、韓国などと協調した為替介入もありうるとの見方もある。
日本経済新聞 為替概況より
昨日発表された米実質国内総生産は市場予想を下回ったものの、個人消費支出(PCE)物価指数が前期よりも加速したことで円売り優勢の展開となったようですね。
前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
今週の注目経済指標・イベント
本日は日銀金融政策決定会合や(米)3月個人消費支出(PCE)などが予定されています。どちらも注目度の高い指標やイベントですので、結果は必ずチェックしましょう。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
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4/23(火) | 23:00 | (米)3月新築住宅販売件数(前月比) | 1.2% |
4/25(木) | 21:30 | (米)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) | 2.5% |
4/26(金) | ー | 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表 | ー |
ー | 日銀展望レポート | ー | |
15:30 | 植田和男日銀総裁、定例記者会見 | ー | |
21:30 | (米)3月個人消費支出(PCE)(前月比) | 0.6% | |
21:30 | (米)3月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) | 2.6% | |
21:30 | (米)3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) | 0.3% | |
21:30 | (米)3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) | 2.7% |
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。
また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。
ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。
なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利はNY市場終値時点で前日比+0.07%の”4.71%”となっています。
昨日の米長期金利は私たちの注目していた直近高値を上抜けてきましたね。こうなりますと上昇トレンドが再びどこまで続くかに注目です。昨年10月の5.0%台も視野に入ってきましたね。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育て等と同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。
前日の主軸テクニカルP&Fは、長期・中期・短期の全てのチャートにおいて「円安シグナル目標値到達済」という状況でしたね。
そして、P&Fからは円安目標値を行き過ぎた状況と読み取れましたので、いずれは下押しの局面を挟み、その後に次の局面に移行するのではないかと予想していました。具体的には円安方向は直近高値「155.3円付近」、円高方向は短期P&Fサポート「154.4円付近」に注目としていましたね。
結果としては、円安方向の注目ポイント155.5円付近をあっさり上抜けると、為替介入への警戒感の中でも155.7円台まで円安が進む結果となりました。
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは、前日の値動きにより×枠が1枠増えましたが、チャートの見方に変化点はありません。
現況をまとめますと、水平Cによるシグナル点灯"なし"、サポート"147円台前半"となっており、長期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 147.0~4円 |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは、前日の値動きにより×枠が2枠増えましたが、チャートの見方に変化点はありません。
現況をまとめますと、水平Cによるシグナル点灯"なし"、サポート"147.0円付近"となっており、中期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 147.0~1円 |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは、前日の値動きにより×枠が3枠増えましたが、チャートの見方に変化点はありません。現在は垂直カウンティングによる円安目標値が”162.1円”と算出されています。現時点では信じがたい水準ですが、果たしてどうなるでしょうか。
現況をまとめますと、水平Cによるシグナル点灯"なし"、サポート"154.4円付近"となっており、短期的な観点では"やや円安の展開"が想定されます。(垂直Cによる円安シグナル点灯中、目標値162.1円付近)
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 154.4円 |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | なし | ー | ー | 147.0~4円 |
中期P&F | なし | ー | ー | 147.0~1円 |
短期P&F | なし | ー | ー | 154.4円 |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
(参考)私の場合、当日の戦略構築には移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)・MACD・21BBを補助的に組み合わせて使用しています。
<相場の注目ポイント>
まず主軸テクニカルのP&Fは、長期・中期・短期の全てのチャートにおいて「円安シグナル目標値到達済」でしたね。ただ、短期チャートでは垂直Cによる円安シグナルが点灯している状況でした。
本日も、いずれは下押し(調整)の局面を挟んだ後に次の局面に移行するのではないかとの予想は変わりません。(全然当たっていませんが…)
円安方向は直近高値「155.7円付近」、円高方向は短期P&Fサポート「154.4円付近」に注目したいと思います。
<トレード戦略>
本日の新規トレードは見送りとします。
ただ、短期P&Fチャートの垂直Cによる円安シグナルを根拠にするならば、154.7円付近からの買いはありかもしれません。その場合は、NY終値で154.4円付近を下抜けたら損切り確定です。(損失許容額に応じた逆指値は必須)
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です
(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介
「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?
しかし、私の経験上ではトレードの成功とFX会社選びは密接に関係があると考えています。FX会社を変更したことで成績が悪化したことが過去に何回もありました。
私はFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、特にFX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。
FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。
しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。
状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。
私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
- 注文するレートを間違えて約定しなかった
- 有効期限を間違えて失効していた
私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・
こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。
もし購読いただける場合は、PCから登録されることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまうので、ご注意ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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<その3>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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