おはようございます!朝5分のFX生活「朝活FX」へ、ようこそ!
本記事では、国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
本記事を継続してご覧いただくことで、実トレード場面でのテクニカル活用方法を習得していただけます。また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法は、他の通貨ペアや株価指数などにも応用できますよ。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞の記事から、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
現在の注目トピック |
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・FRB12月会合は金利据置?政策転換時期は? ・日銀金融政策方針(正常化への一歩は?) ・中東地政学的リスクの行方 |
FRBのウォラー理事は前日の講演で、インフレ率が一段と低下すれば「利下げを始められる」と述べた。金融引き締めに積極的なタカ派とみられていたウォラー理事が利下げに言及し、米長期金利は29日に一時9月中旬以来の低水準を付けた。日米金利差が縮小し、円買い・ドル売りが入った。
FRBが29日に公表した全米12地区連銀が管轄する地域の経済情勢をまとめた米地区連銀経済報告(ベージュブック)は、経済活動が前回10月の報告時点から「減速した」と総括した。FRBの追加利上げは不要との見方が一段と強まったのも円買いを誘った。
もっとも、円の上値は重かった。リッチモンド連銀のバーキン総裁は29日の米CNBCのインタビューで、インフレが低下傾向をたどっても「政策金利について特に何かする必要はない」と話した。インフレが再び勢いを増す可能性を踏まえて利上げの選択肢を残す考えを示し、円の重荷となった。
日本経済新聞 為替概況より
昨日は注目度の高い経済指標のない中、前日のウォラー理事の発言による円買いの流れを汲んだ展開になった場面があったとのこと。ただ、リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言により利上げの選択肢が意識され円の上値が重くなった(円売り)ようです。
前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
今週の注目経済指標・イベント
今週は先週よりは注目度の高い経済指標の発表があります。そのため、今週の相場の流れが急変する可能性がありますので、日々のチャートの値動きに注目しましょう。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
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11/27(月) | 24:00 | 10月新築住宅販売件数(年率換算件数) | 72.3万件 |
24:00 | 10月新築住宅販売件数(前月比) | -4.8% | |
11/29(水) | 22:30 | 7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率) | 5.0% |
11/30(木) | 22:30 | 前週分新規失業保険申請件数 | 21.8万件 |
22:30 | 前週分失業保険継続受給者数 | 186.8万人 | |
22:30 | 10月個人所得(前月比) | 0.2% | |
22:30 | 10月個人消費支出(PCE)(前月比) | 0.2% | |
22:30 | 10月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) | 3.1% | |
22:30 | 10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) | 0.2% | |
22:30 | 10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) | 3.5% | |
11/24(金) | 23:00 | 11月ISM製造業景況指数 | 47.7 |
25:00 | パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 | ー |
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、プロの投資家であっても未来を予想することは出来ません。
ですから、私は初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねないと考えています。
市場には情報が溢れかえっており、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利は、NY市場クローズ時点で前日比-0.06%の”4.26%”となりました。
米長期金利は4.35%付近や100MA水準でのサポートを割り込んだことで、やはり軟調推移が継続していますね。今後は4.0%台突入の可能性もありそうですので、引き続き注視していきましょう。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育て等と同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。
前日は主軸テクニカルのP&Fの短中長期すべてのチャートで円高シグナルが点灯している状況でしたので、円買い優勢の展開を想定していました。具体的には146.8円付近や146.6円付近が目処としていましたね。
また、トレードに関しては短期・中期チャートの売りポジションを148.4円付近で新規構築することとしていました。
結果としては、東京時間のうちに146.6円台まで円高が進みましたので、ノートレード。ノートレードではありますが、円高目処は完璧に的中していますので、何も問題はありません。
今回のように相場の方向性の見方は合っているのに利益に結びつかなかった経験をすると、次回からはリスクリワードを無視したトレードに走りがちです。ただ、私はおすすめしません。避けるべきは大きな損失でありますので、何ら問題はありません。気持ちを切り替えて冷静に次のチャンスを待ちましょう。
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。現在は円高シグナルが点灯中で目標値は"143.5円付近"です。
よって、長期的な観点では"円高展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円高 | 143.5~9円 | 151.5~9円 | ー |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは、前日の値動きにより水平カウンティングの目標値に完全到達、垂直カウンティングの目標値にもほぼ到達しています。よって、現在は次回シグナル点灯待ちと考えたいと思います。
まとめますと、現在はシグナル点灯待ちでレジスタンス"149.4円付近"となっており、中期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | 149.4~5円 | ー |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは、前日の値動きにより垂直カウンティングの目標値にほぼ到達しています。よって、現在は次回シグナル点灯待ちと考えたいと思います。
現況をまとめますと、現在はシグナル点灯待ちでレジスタンス"149.5円付近"となっており、短期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | 149.5円 | ー |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | 円高 | 143.5~9円 | 151.5~9円 | ー |
中期P&F | なし | ー | 149.4~5円 | ー |
短期P&F | なし | ー | 149.5円 | ー |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
(参考)私の場合、当日の戦略構築には移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)・MACD・21BBを補助的に組み合わせて使用しています。
<相場の注目ポイント>
まず主軸テクニカルのP&Fは、長期チャートで円高シグナルが点灯している状況です。ただ、短中期チャートでは目標値に到達したばかりです。
よって、本日以降は横ばいに移行し、レジサポを形成していく展開を想定したいです。まずは円安方向は149.4円付近、円高方向は146.6-8円付近が候補になる可能性がありそうですので、注目です。
<トレード戦略>
トレードについては、長期目線の売りポジションを149.5円で少量構築済です。昨日注文した148.4円付近での短期・中期チャートの売り指値は注文取消とします。
注:現在、ドル円は売りスワップがマイナスです。また、長期トレードはその名の通りトレード期間が長いことはもちろんのこと、到達確率も高くはありません。したがって、実トレードの際はスワップの負担を考慮してポジション構築することをおすすめします。ノートレードもアリだと思います。
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。
(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介
「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?
しかし、私の経験上ではトレードの成功とFX会社選びは密接に関係があると考えています。FX会社を変更したことで成績が悪化したことが過去に何回もありました。
私はFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、特にFX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。
FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。
しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。
状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。
私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
- 注文するレートを間違えて約定しなかった
- 有効期限を間違えて失効していた
私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・
こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。
もし購読いただける場合は、PCから登録されることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまうので、ご注意ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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