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本記事では、国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
本記事を継続してご覧いただくことで、実トレード場面でのテクニカル活用方法を習得していただけます。また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法は、他の通貨ペアや株価指数などにも応用できますよ。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞の記事から、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
現在の注目トピック |
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・11月FOMCは金利据え置き?政策転換時期は? ・日銀金融政策方針(正常化への一歩はいつ?) ・政府日銀の為替介入 ・中東地政学的リスクの行方 |
米長期金利は約16年ぶり高水準である5.02%(前週末終値は4.91%)に上昇した後、通常取引の時間帯には4.82%まで低下した。割安感からの米国債の買いに加え、利益確定目的で売り持ちを手じまう動きもあった。米金利が大幅に水準を切り下げたのを受けて円が買われた。
日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感も強かった。円は日本時間の23日未明に150円14銭近辺を付けたものの、東京市場の時間帯で買い戻された。「150円台に長くとどまらず、下値の堅さが意識された」(フォレックス・ライブのアダム・バトン氏)との声があった。
半面、円の上値は重かった。今週発表の7~9月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率4%台半ばの伸びとなるとみられている。足元で米景気の底堅さを示す指標が目立ち、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方が強まっている。
日本経済新聞 為替概況より
NY為替市場は、米長期金利が約16年ぶり高水準である5.02%に上昇した後に4.82%まで低下すると、やや円買い優勢の展開となりました。なお、日経新聞の記事によれば23日未明(取引時間外)に150円14銭近辺を付けたとのことですが、取引時間帯では150円台乗せを達成できていない状況かと思います。
なお、前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
今週の注目経済指標・イベント
今週も米個人消費支出をはじめ、多くの経済指標が発表されます。これらの結果はドル円の値動きに大きく影響する可能性があるため、ドル円をトレードされているみなさんは必ず結果を確認するようにしましょう。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
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10/24(火) | 22:45 | 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 49.4 |
22:45 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 49.8 | |
22:45 | 10月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) | ||
10/25(水) | 23:00 | 9月新築住宅販売件数(年率換算件数) | 68.3万件 |
23:00 | 9月新築住宅販売件数(前月比) | 1.2% | |
10/26(木) | 21:30 | 7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) | 4.5% |
21:30 | 7-9月期四半期GDP個人消費・速報値(前期比年率) | 3.9% | |
21:30 | 7-9月期四半期コアPCE・速報値(前期比年率) | 2.5% | |
21:30 | 前週分新規失業保険申請件数 | 21.0万件 | |
21:30 | 前週分失業保険継続受給者数 | 173.1万人 | |
10/20(金) | 21:30 | 9月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) | 3.4% |
21:30 | 9月個人消費支出 (PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) | 0.3% | |
21:30 | 9月個人消費支出 (PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) | 3.7% | |
23:00 | 10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 | 63.0 |
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、プロの投資家であっても未来を予想することは出来ません。
ですから、私は初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねないと考えています。
市場には情報が溢れかえっており、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利は、NY市場クローズ時点で前日比-0.07%の”4.85%”となりました。
米長期金利チャートは、5%の大台乗せから一旦は上昇ペースが落ち着いていますね。ただ現在もチャート形状的には上値追いの展開が完全に崩れたわけではありませんので、引き続きどこまで上昇するのか注目していきましょう。
米長期金利が高値圏で推移している限り、ドル円には上昇(円安)圧力がかかりますので、その推移は日々注視していきたいです。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育て等と同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。
前日は短中期チャートでは円安シグナルが点灯していることから、円売りの勢いが高まる展開を想定し、押し目買いスタンスで臨むこととしていました。
結果としては、一時149.99円まで円安になる場面がありましたが、やはり150円台では介入が意識されているようです。現在の米長期金利の値動きからはどうしても円安展開を連想してしまいますが、為替介入への警戒感によって上値が抑えられている状況が続いていますね。
トレードに関しては、148.8円から追加で押し目買いする計画でしたので、新規約定は無しです。
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。現在はシグナル点灯待ちの状況です。
長期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 139.5~9円 |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。現在は円安シグナル点灯中です。
ただ、今回は前回シグナルと同方向のシグナルです。同方向のシグナルが連続した場合、一般的には到達確率は低下するとされていますので、構築するポジション量を調整するなどの方法で考慮したいです。
なお、今回の円安シグナルの目標値は”152.2円付近”、サポート位置は”148.6円付近”となっており、中期的な観点では"円安展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円安 | 152.2円 | ー | 148.6~7円 |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは、前日の値動きによる変化はありません。チャートの見方(円安シグナル点灯中)としては、P&Fチャート上の前回高値を上抜けたことで、チャート的には円売り再開が想定される状況です。
ただ、今回の円安シグナルは前回と同方向のシグナルです。同方向のシグナルが連続した場合、一般的には到達確率は低下するとされていますので、構築するポジション量を調整するなどの方法で考慮したいです。
なお、今回の円安シグナルの目標値は”150.7円付近”、サポート位置は”148.5円付近”となっており、短期的な観点では"円安展開"が想定されます。
シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円安 | 150.7円 | ー | 148.5円 |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | なし | ー | ー | 139.5~9円 |
中期P&F | 円安 | 152.2円 | ー | 148.6~7円 |
短期P&F | 円安 | 150.7円 | ー | 148.5円 |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
(参考)私の場合、当日の戦略構築には移動平均線「50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色」・MACD・21BBを補助的に組み合わせて使用しています。
まず、主軸テクニカルのP&Fは、本日も長期チャートでのシグナル点灯は無し、短中期チャートでは円安シグナルが点灯している状況で変わりありません。よって、P&Fの状況からは円売りが強まる可能性を想定したいです。
また、トレード戦略も変更ありません。段階的に買い指値を行おうと個人的には考えています。すでに149.2〜148.9円まで買い注文が約定していますので、残り148.8〜148.5円に指値を行います。構築済みの買いポジションは保持したままです。
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。
(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介
「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?
しかし、私の経験上ではトレードの成功とFX会社選びは密接に関係があると考えています。FX会社を変更したことで成績が悪化したことが過去に何回もありました。
私はFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、特にFX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。
FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。
しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。
状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。
私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
- 注文するレートを間違えて約定しなかった
- 有効期限を間違えて失効していた
私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・
こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
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- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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