朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/7/6

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本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。

FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

現在の注目トピック
・次回FOMCは利上げ?利上げ見送り?
・米地銀金融システム不安(備忘録)

6月13~14日に開かれたFOMCの議事要旨では、すべての参加者が「インフレ率が目標の2%を依然として大きく上回り、労働市場が極めて引き締まっている」との認識のもと「引き締め的な金融政策を維持するのが適切になる」との見解で一致した。ほぼすべての参加者が「2023年中に追加で利上げをすることが適切になる」と判断していた。

ただ、このところ日米の金融政策の方向性の違いから円売り・ドル買いが進んでいたため、議事要旨の公表後は円買い・ドル売りがやや勢いを取り戻した。週内には6月のADP全米雇用リポートや6月の米雇用統計発表を控え、内容を見極めたいとの雰囲気も円相場を支えた。

日本経済新聞 為替概況より

昨日はFOMC議事要旨が公表されましたね。一部の参加者は利上げも支持しつつも最終的に金融政策の判断に賛同したことが明らかになりました。また、ほぼすべての参加者が2023年中に追加で利上げをすることが適切になると判断していたことも明らかになったことで、米長期金利が上昇しているようですので次項で見ていきましょう。

本日は、多数の注目指標が公開されますので注目しておきましょう。

今週の注目経済指標
・7/3(月)23:00「6月ISM製造業景況指数」
・7/5(水)27:00 「米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨」
・7/6(木)21:15 「6月ADP雇用統計(前月比)」
・7/6(木)23:00 「6月ISM非製造業景況指数(総合)」
・7/6(木)23:00 「5月雇用動態調査(JOLTS)求人件数」

・7/7(金)21:30「6月非農業部門雇用者数変化(前月比)」
ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、プロの投資家であっても未来を予想することは出来ません。

ですから、私は初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねないと考えています。

市場には情報が溢れかえっており、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと私は考えています。

本日の相場概況把握「米長期金利編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利は、NY市場クローズ時点で前日比+0.08%の”3.94%”となりました。

先日から紹介している予想通りの展開となっていますね。現在、3.82%付近のサポート化が観測されておりますので、上昇トレンド入りのチャート形状と見ています。

本日は上昇トレンドが継続するかに注目したいです。


それでは、次章よりドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。

ワンポイントアドバイス

テクニカル分析は、長期相場→中期相場→短期相場のように未来側から現在側へと進めて、本日のトレード戦略を決めていくことをおすすめします。

やり方は、仕事や子育て等と同じということですね。

前日のトレード戦略

前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。

前日は「すべての円安目標値に到達したので、いったんレンジ相場への移行を想定」「短期的な押し目場面の到来を想定」「トレードは見送りして、レジサポを見極める期間」としていました。

結果としては、一時144.0円台まで円高が進む場面もありましたが、その後はやや反発してNY終値では144.6円台で引けました。

現在、短期P&Fチャートにおいて、円高方向は144.3円の枠に注目したい状況になっていますので、本日も要注目です。


私は、週末に今週1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。

さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきたいと思います。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想には、1枠:50銭のチャート(以降、P&F0.5)を使用しています。

P&F0.5チャートでは、前日の値動きによる変化点はありません。次のシグナル点灯待ちの状況です。

よって、長期的観点では横ばいの展開を想定したいです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
なしなし139.0円
長期P&F分析状況まとめ

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想には、1枠:20銭のチャート(以降、P&F0.2)を使用しています。

P&F0.2チャートでは、前日の値動きによる変化点はありません。次のシグナル点灯待ちの状況です。

なお、現在は前回円安目標値を行き過ぎていますので、いつ揺り戻しがあってもおかしくない状況と考えられます。

よって、中期的観点では横ばいの展開を想定したいです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
なしなし139.0円
中期P&F分析状況まとめ

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想には、1枠:10銭のチャート(以降、P&F0.1)を使用しています。

P&F0.1チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。次のシグナル点灯待ちの状況です。

現在のサポート候補の水準は144.3円の枠です。もし、今後144.3円の枠を下抜けますと円高シグナルが点灯することとなりますので要注目です。

ただ、現時点ではシグナル点灯はありませんので、横ばいの展開を想定したいです。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
なしなし144.3円
短期P&F分析状況まとめ

本日のP&Fまとめ

現在、いずれのチャートもシグナル点灯はなく、次のシグナル点灯待ちの状況です。

以上のことから、しばらくは横ばいの展開が続くのではないかと想定することができますね。

スクロールできます
チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&Fなしなし139.0円
中期P&Fなしなし139.0円
短期P&Fなしなし138.8円
短期P&Fなしなし144.3円
P&F分析結果まとめ

本日のトレード戦略構築

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。

私の場合、当日の戦略構築には移動平均線「50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色」・MACD・BBをあわせて使用しています。

まず、前述のとおり主軸テクニカルのP&F分析では、すべてのチャートで次のシグナル点灯待ちですので、いったんレンジ相場へ移行することを想定したいです。その上で今後144.3円の枠を下抜けますと短期チャートで円高シグナルが点灯することとなりますので注目したいです。

また、日足RSIでは円安方向の加熱感が出ていることからも、短期的な押し目場面の到来を想定できそうです。なお、日足MACDはデッドクロス寸前となっていますので、今後の推移に注目です。

以上のことから、本日もトレードは見送りして、レジサポを見極める期間にしようと思います。

注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。

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【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!の記事は、以下に移行しております。

(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
  →有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
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 →サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
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【お願い事項】
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日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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