朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/5/9

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本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。

FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場の方向性に関心のある方にも参考になると思いますので、一緒にP&Fで朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

米長期金利の上昇に連れ、円相場は下げ幅を広げる展開だった。ただ、8日の東京市場の安値となる135円30銭に近づくと、利益確定の円買い・ドル売りが入り、円は底堅く推移した。

シカゴ連銀のグールズビー総裁は8日、米メディアの取材に応じ、債務上限問題について「金融市場に異常な事態を引き起こす可能性があり、特に注意を払う必要がある」との見方を示した。米債務上限問題への警戒からドルを積極的に買いにくいとの指摘もあり、円相場の支えとなった。

日本経済新聞 為替概況より

特に目新しいトピックはなかったように思いますが、債務上限問題のトピックが日に日に大きく報じられ、市場の注目度も増していくと思われますので、私たち個人投資家も最新状況をおさえておきたいです。

さて、本日は21:30に米消費者物価指数が発表されます。今後の利上げ有無を左右する可能性のある経済指標ですので、確実にチェックするようにしましょう。

誤記訂正
米消費者物価指数は明日10日の21:30でしたね。申し訳ありません。

ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。

ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。

市場には情報が溢れかえっているため、初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねません。

市場の情報は事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと私は考えています。

本日の相場概況把握「米長期金利・コモディティ編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油相場の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利はNY市場クローズ時点で3.51%と前日比+0.07%となりました。

米長期金利は週内に複数の国債入札を控え、需給悪化警戒から米長期金利が上昇したようです。テクニカル的には注目すべきサポート水準の3.3%からの反発が続いていますね。本日は上方向3.6%がレジスタンスとして機能するかに注目したいです。なお現在、上方向は3.6%、下方向は3.3%台にレジサポがあると思われる状況です。

原油

原油相場は、NY市場クローズ時点で"72.7ドル"と前日比+1.5ドルとなりました。

先週金曜日、注目していた65-66ドル台水準から反発した原油相場ですが、昨日も上昇してきました。この先、65-66ドル台水準が2番底と認識されますと、上昇に弾みがつきそうですので引き続き注目していきたいと思います。


それでは、次章よりドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進めて、本日のトレード戦略を構築していきます。

前日のトレード戦略

前日は、全てのP&Fにおいてシグナルの点灯はなかったため、根拠の曖昧なトレードはせずに次のシグナル点灯を待つこととしていましたね。また、直近の注目ポイントとしては円安方向が135円台前半、円高方向が134.3円付近を挙げていました。

昨日のドル円相場は、目新しいトピックの乏しい中、135円付近を中心とした横ばいの展開となりましたが、円安方向は135.2円台で押さえられましたので、予想はほぼ的中したかなと思います。

さて、次項では前日の値動きを踏まえてP&Fチャートの状況から今後の戦略を考えていきましょう。

なお、先週末に建てた週間戦略については週末記事で解説していますので、よろしければ併せてご覧ください。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想にはP&F0.5(1枠:50銭)を使用しています。

P&F0.5チャートは前日の値動きによる変化点はありません。現時点での長期分析の見解としては、前回の円安目標値136.5円到達後のエネルギー蓄積期間との認識です。

今のところ、円高方向のサポート候補は131円の枠、円安方向のレジスタンス候補は137円の枠が挙げられる状況です。本日は新たなサポート位置(×印の折り返し列が記録される)展開になるかに注目したいと思います。

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想にはP&F0.2(1枠:20銭)を使用しています。

P&F0.2チャートは前日の値動きにより×印の折り返し列が記録されましたね。これによりサポート候補位置が134.4円の枠に更新されています。今後もし134.4円の枠を割り込みますと円高シグナルが点灯しますので、注目したいです。

なお、現時点ではシグナル点灯はありませんので、次のチャンス待ちの状況には変わりません。

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想にはP&F0.1(1枠:10銭)を使用しています。

P&F0.1チャートは前日の値動きにより×印が2枠増えましたね。サポートの注目ポイントは134.3円の枠のまま変更はありません。

なお、現時点ではシグナル点灯はありませんので、次のチャンス待ちの状況には変わりません。

本日のP&Fまとめ

全てのチャートにおいて次のシグナル点灯待ちの状況のため、深追いはせずにレジサポを見極める期間としたいです。また、短期チャートでは134.3円、中期チャートでは134.4円付近がサポート候補になっています。

本日のトレード戦略構築

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBをあわせて使用しています。

まず、これまでの分析のとおり主軸テクニカルのP&Fチャートにはシグナル点灯はありませんので、根拠の曖昧なトレードはせずに次のシグナル点灯を待ちたいと個人的には思っています。

その上で、本日は米消費者物価指数がありますので、指標の内容とその後の値動きに注目したいです。具体的には円高方向は短中期P&Fのサポート候補134.3-4円付近、円安方向は4時間足135円台前半を抜ける展開になるかに注目したいと思います。

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【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!の記事は、以下に移行しております。

(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
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・エントリーポイントの開示
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日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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