朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/2/9

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みなさん、おはようございます。本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象にP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。みなさんも一緒にP&Fで朝活FXをやっていきましょう。

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は8日午前、「十分に抑制的な金融政策を数年に渡って続ける必要がある」と述べた。ウォラーFRB理事は午後の講演で、1月の米雇用統計が示唆する労働市場の逼迫に言及し、インフレ抑制の取り組みは「長い戦いになるかもしれない」と話した。

前日にはFRBのパウエル議長が「ディスインフレのプロセスが始まった」との認識を繰り返し、米利上げ長期化への懸念が薄れていた。インフレ警戒的なFRB高官発言が続いた8日は、早期の米利上げ停止観測が後退し、ドルが買い直された。

日本経済新聞 為替概況より

昨日はFRB高官等によるインフレ警戒的な発言が続いたことで、早期の米利上げ停止観測が後退し、ドル買い円売り優勢となったようです。

本当に大事なことなので昨日に続いて掲載します。

ここで大事なことは、パウエル議長もニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁もウォラーFRB理事も誰であっても未来のことは分からないということです。私たちは、FRB高官や証券会社アナリストなど肩書きによる権威性に影響されて、本当にその人の発言通りになるかのような錯覚に陥りがちです。しかし、誰も未来のことは分からないのが前提ですから、誰かの発言を根拠にバイアスをかけすぎるのは、相応のリスクを伴うことを絶対に忘れないようにしておきたいです。

では今後の戦略については、次章以降にテクニカル面で見ていきましょう。

ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。市場には情報が溢れかえっているため、過剰な情報収集は逆に混乱を招きます。事実と憶測を分けて理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていきましょう。

本日の相場概況把握「米長期金利・コモディティ編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油相場の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利はNY市場クローズ時点で3.61%と前日比-0.06%となりました。

米長期金利の日足チャートは、50MA-100MA間での推移を想定していますが、今のところはその通りになっているようです。今後は100MAを上抜ける展開になるかに注目したいです。

原油

原油相場は、NY市場クローズ時点で78.4ドル付近と前日比+0.9ドルとなりました。

原油の日足チャートは円高トレンド継続を警戒していましたが、昨日は再び50MAを上抜けてきましたので警戒感が緩んだ印象です。本日は100MAを目指す展開になるかに注目したいです。そして、もし上抜けるようですと100MAに抑えられてきた中期的な下落トレンドが転換するかもしれません。

本日の相場分析「テクニカル編」

それでは、本題のドル円です。

ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進めて、本日のトレード戦略を構築していきます。

週末の戦略記事をまだご覧いただいていない方は、こちらも合わせて参照ください。

前日のトレード戦略

前日は、P&Fチャートの状況から円安目線を維持。130円台半ばあたりまで押し目買い完了につき様子見で臨みたいとしていました。

結果的には昨日も130円台半ばあたりでサポートされる展開となり、今のところ想定通りの値動きが続いている状況です。

次項では、前日の値動きを踏まえてP&Fチャートの状況から戦略変更の必要性を考えていきましょう。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想にはP&F0.5(1枠:50銭)を使用しています。

現在P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化点はありませんね。現在は円安シグナル点灯中で目標値は136.5円付近と見ることができますが、今のところP&F0.5チャートでは、順調に目標値に向けて推移している状況です。

長期チャートの目標値は短中期に比べて到達確率こそ下がりますが的中すれば利益は大きいため、注目していきましょう。

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想にはP&F0.2(1枠:20銭)を使用しています。

P&F0.2チャートは、前日の値動きによる変化点はありませんね。サポ・レジの候補水準は徐々に変化していますが、現時点では円安シグナル点灯中(目標値134.0円付近)のままで変わりありませんので、引き続き目標値に向けて推移することを期待したい状況です。

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想にはP&F0.1(1枠:10銭)を使用しています。

現在P&F0.1チャートも前日の値動きにより×印の折り返し列が記録されていますね。131.1円付近がサポートになる可能性がありそうと読むことができます。

P&F0.1チャートでは既に目標値に到達していますので、この先は横ばいの展開を挟むシナリオを想定したいです。折り返しが記録される水準に注目して行きたいと思います。

なお、現在ドル円のP&Fチャートはforex.comのレートを参照するようにしていますが、過去のレートが変更される事象が度々確認されています。(列数が5に戻りました・・・)

過去のレートが修正される原因は不明ですが、最近同事象が頻発しているため、今後レート参照先会社を順次変更してチャートを再作成予定ですので、少々お時間をください。

本日のP&Fまとめ

P&F0.1では既に目標値到達済みとなっており、×印の折り返しが記録される位置に注目していましたが、早速折り返しがつきました。今後しばらく横ばいの展開を経た後に円安展開になることを期待したい状況です。

チャート形状は少しずつ変化しています。サポート・レジスタンスの位置の変化には特に注目していきたいと思います。

本日のトレード戦略構築

ここまでの分析で、本日の大きな目線(方向性)が定まりましたね。

それでは、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBを使用しています。

本日は前日から変わりません。引き続き円安目線でチャートを見ていきたいと思います。短期は目標値到達になったものの、長中期は現在も円安シグナル点灯中のためです。

押し目買いは130円台半ばまで完了しましたので、一度このまま様子見しようと個人的には考えています。

おすすめFX会社
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(おまけ)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?

私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(おまけ)その他通貨ペア概況

昨年から私の記事をいつもご覧いただいている方のために、Postprimeや当ブログで公開していたユーロ・ポンド関連のチャート画像を継続掲載します。

「ユーロ円」

「ユーロドル」

「ポンド円」

「ポンドドル」

上記の通貨ペア概況についても、ドル円と同様にP&Fチャートに基づく分析を行った上で、当日のトレード戦略を構築しています。

「私もP&Fをテクニカル分析対象に加えてみたい!」という方は、エクセルなどでも簡単に記録できますのでトライしてみてください。

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記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
  →有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
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※FXに興味はあるが、時間をかけられない
 ・平日朝の記事更新

 →サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
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・適切なポジション量の開示

 →予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
  チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
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【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
<その2>
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感想や質問、記事リクエストなどありましたら、どしどしお待ちしております。私が答えられる内容であれば、優先的に取り上げさせていただきます。

それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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