みなさん、おはようございます。本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象にP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。みなさんも一緒にP&Fで朝活FXをやっていきましょう。
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速し、日米金利差が縮小するとの観測が円相場を支えた。週初にかけて円安・ドル高方向に振れていたため、持ち高調整の円買い・ドル売りも入りやすかった。
日本経済新聞 為替概況より
昨日はカナダ銀行(中央銀行)が利上げ幅を0.25%に縮小することを決定し、経済が見通し通りに進展すれば「政策金利を現在の水準で維持する」方針も示しました。これが「FRBも同様に、来週のFOMCで利上げ幅の縮小を決め、利上げ停止に向けた協議に入る」との見方を誘ったようですね。
日銀の金融政策決定会合を通過し、市場はFRBの利上げ幅縮小時期へ注目トピックが移っている(戻っている)ようです。
日々、さまざまなニュースや憶測などが出てくると思いますが、程よく情報収集して市場の注目トピックを押さえておきましょう。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。市場には情報が溢れかえっているため、過剰な情報収集は逆に混乱を招きます。事実と憶測を分けて理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていきましょう。
本日の相場概況把握「米長期金利・コモディティ編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油と天然ガス相場の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利はNY市場クローズ時点で3.44%と前日比-0.01%となりました。
昨日の米長期金利は、落ち着いた展開だったようです。上からは50MA・下からは200MAが接近していることが意識された影響かもしれません。引き続き、上は50MA・下は200MAに注目したいです。
原油
原油相場は、NY市場クローズ時点で80.4ドル付近と前日比+0.2ドルとなりました。
原油は注目の100MA付近での攻防が続いています。今後、相場が本格的に反転するには100MAの上抜けが必要かと思いますので、引き続き注目したいです。
もし、昨年11月に続いて今回も100MAにレジスタンスされるようですと、下落トレンド継続となり直近安値の70ドル台を目指す展開も想定したいです。
天然ガス
天然ガス相場は、NY市場クローズ時点で2.87ドル台と前日比約-0.20ドルとなりました。
昨日の天然ガスはMACDゴールデンクロスにより、反発を期待しましたが叶わず。下落トレンドラインの下限を割り込む位置で下落する動きが継続しています。
日足MACDがゴールデンクロスしてきましたので、短期的には反発を期待したいのですが、やはり過度な期待はしない方がいいのかもしれません。
本日の相場分析「テクニカル編」
それでは、本題のドル円です。
ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進めて、本日のトレード戦略を構築していきます。
週末の戦略記事をまだご覧いただいていない方は、こちらも合わせて参照ください。
前日のトレード戦略
前日のドル円は、目新しいトピックもない中、130円を中心とした横ばいの展開となりました。
現在は予想通り横ばいの展開が続いていますね。P&Fチャートも少しずつ変化が出てきますので、変化点を毎日チェックしていきましょう。
次項では、前日の値動きを踏まえてP&Fチャートの状況から戦略変更の必要があるか考えていきましょう。
長期相場予想
上記の画像はP&F0.5チャートです。長期相場予想にはP&F0.5を使用しています。
現在P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化はありません。
先日、目標値128円に到達した後、次のトレンド発生に向けて、エネルギー充電中と考えられます。
中期相場予想
上記の画像はP&F0.2チャートです。中期相場予想にはP&F0.2を使用しています。
P&F0.2チャートは、前日の値動きにより◯印の折り返し列が記録されましたね。今後、直近の×印列の高値130.6円付近が上値抵抗になる可能性がありますので、要注目です。
短期相場予想
上記の画像は、P&F0.1チャートです。短期相場予想にはP&F0.1チャートを使用しています。
現在P&F0.1チャートは、前日の値動きにより◯印が増えましたね。現時点ではシグナル点灯には至っていませんが、相場エネルギーを蓄積中の動きと捉えています。
本日のP&Fまとめ
長期・中期・短期ともにシグナル点灯がないことから、本日の米ドル円は方向感が出にくい状況であろうと予想します。
本日のトレード戦略構築
ここまでの分析で、本日の大きな目線(方向性)が定まりましたね。
それでは、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBを使用しています。
現在シグナル点灯中のP&Fチャートはありませんので、基本的はトレード見送りでよいと考えています。
先日の円高場面では大きく利益が出ましたので、今は守りの時期(余計なことして資金を減らさない)だと考えています。
(おまけ)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
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- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(おまけ)その他通貨ペア概況
昨年から私の記事をいつもご覧いただいている方のために、Postprimeや当ブログで公開していたユーロ・ポンド関連のチャート画像を継続掲載します。
「ユーロ円」
「ユーロドル」
「ポンド円」
「ポンドドル」
上記の通貨ペア概況についても、ドル円と同様にP&Fチャートに基づく分析を行った上で、当日のトレード戦略を構築しています。
「私もP&Fをテクニカル分析対象に加えてみたい!」という方は、エクセルなどでも簡単に記録できますのでトライしてみてください。
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記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
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・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
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・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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