みなさん、おはようございます。本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象にP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。みなさんも一緒にP&Fで朝活FXをやっていきましょう。
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
東京市場の時間帯に米長期金利が一時3.32%と昨年9月以来の水準に低下し、日米金利差の縮小を手がかりとした円買い・ドル売りが優勢になった。日銀の金融緩和策を巡る不透明感も円を支えた。
米長期金利の低下が一服し、ニューヨーク市場で円は伸び悩んだ。19日発表の週間の米新規失業保険申請件数が市場予想に反して減少した。労働市場の逼迫を背景に米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを続ける可能性が意識され、円の重荷となった。
日本経済新聞 為替概況より
昨日は米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで、指標発表直後はやや荒れ気味の展開となりました。一昨日の米経済指標が軒並み弱い内容だったことも背景要因かもしれませんね。
日銀の金融政策決定会合を通過したことで、次のトピック探しに向かうのか、注目していきましょう。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。ただ、市場には情報が溢れかえっているため、やり過ぎてしまうと大変になるだけです。無理のない範囲で情報収集して長く続けていきましょう。
本日の相場概況把握「米長期金利とコモディティ編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油と天然ガス相場の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利はNY市場クローズ時点で3.39%と前日比+0.02%となりました。
米長期金利は予想通り200MAを目指す展開になり、現在のところはサポートされています。
この先は200MAでサポートされるか否かに注目したいです。
原油
原油相場は、NY市場クローズ時点で80.7ドル付近と前日比+1.7ドルとなりました。
原油は昨日も100MA上抜けにトライしたものの押し戻されたように見えますね。今後、本格反転するにはやはり100MAの上抜けが必要な状況かと思います。
もし昨年11月に続いて、今回もレジスタンスされるようですと、下落トレンド継続となり直近安値の70ドル台を目指す展開も想定したいです。
天然ガス
天然ガス相場は、NY市場クローズ時点で3.10ドル台と前日比約-0.04ドルとなりました。
天然ガスは下落トレンドの下限にて、いったん下落に歯止めがかかったようにも見えましたが、昨日おとといと下落トレンドの下限を下抜ける動きとなっています。
もし日足MACDがゴールデンクロス達成となれば、短期的に反発する可能性を考えていましたが、その期待はお預けになるかもしれません。
ただやはり長期的には買いの水準なのではないかと個人的には考えていますが、無理にトレードする必要はありませんので、見送りたいと思います。
本日の相場分析「テクニカル編」
それでは、本題のドル円です。
ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進めて、本日のトレード戦略を構築していきます。
週末の戦略記事をまだご覧いただいていない方は、こちらも合わせて参照ください。
前日のトレード戦略
前日のドル円は米新規失業保険申請件数等の指標発表後は、やや荒っぽい展開となりましたが、全体としてみれば128円台を中心とした横ばいの展開となりました。そして、P&F0.2チャートで確認した127円台後半のサポートについても現状しっかりと機能しているようです。
現在はP&Fチャートの利確目標値にも到達しておりますので、テクニカル的な変化点を毎日チェックしていきましょう。
次項では、前日の値動きを踏まえて戦略変更の必要があるか考えていきましょう。
長期相場予想
上記の画像はP&F0.5チャートです。長期相場予想にはP&F0.5を使用しています。
現在P&F0.5チャートは、昨日の値動きによる変化点はありません。先週金曜日に目標値128円に到達しており、円高エネルギーは放出済みと考えられます。
今後は次のシグナル待ちの状況(横ばいの展開)に移行すると思われますので、日々のチャートの変化に注目していきましょう。
中期相場予想
上記の画像はP&F0.2チャートです。中期相場予想にはP&F0.2を使用しています。
現在P&F0.2チャートは、昨日の値動きによる変化点はありません。おととい、×印の折り返し列が増えましたが、この折り返しの水準128円付近から127円台後半あたりはサポート候補として要注目です。
短期相場予想
上記の画像は、P&F0.1チャートです。短期相場予想にはP&F0.1チャートを使用しています。
現在P&F0.1チャートは、前日の値動きにより○印の折り返し列が記録されましたね。仮に前述の128円付近から127円台後半あたりを割り込んでしまうと、P&F0.1チャートでは円高シグナルが点灯すると考えられますので要注目です。
本日のトレード戦略構築
ここまでの分析で、本日の大きな目線(方向性)が定まりましたね。それでは、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBを使用しています。
現在シグナル点灯中のP&Fチャートはありませんので、基本的はトレード見送りと考えています。
ただ、短期勝負であれば、128円付近から127円台後半あたりのサポート付近で買いで入るアイデアもありかなと個人的には考えています。割り込んだ場合は速やかな損切りが必須ですけどね。
(おまけ)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
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もし購読いただける場合は、PCから登録されることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまうので、ご注意ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(おまけ)その他通貨ペア概況
昨年から私の記事をいつもご覧いただいている方のために、Postprimeや当ブログで公開していたユーロ・ポンド関連のチャート画像を継続掲載します。
「ユーロ円」
「ユーロドル」
「ポンド円」
「ポンドドル」
上記の通貨ペア概況についても、ドル円と同様にP&Fチャートに基づく分析を行った上で、トレード戦略を構築しています。
「私もP&Fをテクニカル分析対象に加えてみたい!」という方は、エクセルなどでも簡単に記録できますのでトライしてみてください。
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記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
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・損切りポイントの開示
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→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
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・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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