朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2024/12/17

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おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!

記事紹介

本記事では、ドル円を対象としてP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
この記事を平日の朝5分間ご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。
また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法やマインドは、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能です。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは市場の注目トピックを日本経済新聞の記事で理解していきましょう。

現在の最注目トピック
日米金利差
・FRB「年内のFOMCは残り1回!12月の利下げ有無に注目」
・日銀「今後の利上げペースは?」

S&Pグローバルが16日公表した12月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は総合が56.6と11月(54.9)から上昇し、2年9カ月ぶりの高水準となった。製造業は48.3とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(49.6)を下回ったものの、サービス業は市場予想(55.3)以上の58.5だった。

米連邦準備理事会(FRB)は17〜18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めるとの公算が大きい。一方、併せて公表する政策金利見通し(ドットチャート)では、2025年の利下げ回数が前回9月公表分と比べて少なくなるとの見方がある。次回1月会合では据え置く可能性もあり、米債券市場で長期金利が一時3週間ぶりの高水準を付けたのも円相場の重荷だった。

日銀が18〜19日に開く金融政策決定会合で利上げを見送るとの観測が根強いのも引き続き円売り・ドル買いを促した。日銀は利上げを急がない姿勢だとの報道が前週から相次いでいる。

日本経済新聞 為替概況より

日本経済新聞の記事によりますと、日米金利差の開いた状況が続くことを意識した円売り・ドル買いが出やすかったようですね。

前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。

FRB金融政策

現在、市場参加者の注目は今後のFOMCでの利下げペースとなっています。

CMEのFedWatchツールによると、次回利下げ時期は12月で、利下げ幅は0.25%が"95.4%"、据え置き予想が"4.6%"です。現在0.25%利下げが濃厚と見られており、このままFOMCを迎えそうですね。市場では1月の利下げ有無や25年の利下げペースに焦点が移っているようです。


今週の注目経済指標・イベント

今週はFOMC、日銀金融政策決定会合といった中銀政策イベントや、米小売売上高、米個人消費支出といった注目指標が予定されています。

今夜は米小売売上高が発表されますので、注目したいです。

スクロールできます
日付時間経済指標・イベント予想
12/17(火)22:30(米)11月小売売上高(前月比)0.6%
22:30(米)11月小売売上高(除自動車)(前月比)0.5%
12/18(水)28:00(米)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表4.25-4.50%
28:30(米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
12/19(木)(日)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表0.25%
15:30(日)植田和男日銀総裁、定例記者会見
12/20(金)8:30(日)11月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)2.9%
8:30(日)11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)2.6%
8:30(日)11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)2.4%
22:30(米)11月個人所得(前月比)0.4%
22:30(米)11月個人消費支出(PCE)(前月比)0.5%
22:30(米)11月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)2.5%
22:30(米)11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)0.2%
22:30(米)11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)2.9%
主な日米経済指標カレンダー

また、今は投資家の注目が米経済の行方に集まっていますので、上表には載せていない経済指標でも結果によっては大きく変動する可能性がありますので、気になる方は以下のようなサイトで情報を入手しておきましょう。

ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。

ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。

また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。

ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。

なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。

本日の相場概況把握「米長期金利編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利:週足チャート
米長期金利:日足チャート

米長期金利のNY市場終値は、前日から変わらずの”4.40%”です。米長期金利は先日日足50MAを上抜けてきたことで、大きく上昇していますね。この先は直近高値4.5%付近を上抜けられるかに注目です。


それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。

ワンポイントアドバイス

相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、大きい枠から小さい枠へと捉える範囲を変えながら、順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育てなどと同じですね。

前日のトレード戦略

前日のトレード戦略は、こちらの記事をご覧ください。

前日の結果

前日のドル円は、2025年のFRBの利下げ回数が前回9月公表分と比べて少なくなるとの見方や日銀が次回会合にて利上げを見送るとの観測から、引き続き円売り優勢の展開となりました。NY終値では154.1円付近での推移となっています。

P&F的には現状目立ったレジスタンスがないことから、円売りが継続していると考えられます。

さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。


私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。

長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」

P&F0.5チャート

P&F0.5チャートは前日の値動きにより×枠が1枠増えましたが、チャートの見方は変わりません。現在、水平カウンティングによる円高シグナルが点灯中です。

ただ、ドル円は12月3日に148.6円台まで円高になる場面がありました。この水準は円高目標値圏内ですので、これをシグナル到達と見るか否かは判断が分かれそうです。

上記チャート画像では目標値未到達としていますが、長期的な観点では10銭程度は誤差と言えることから、実戦では目標値到達と判断しても良いと個人的には思っています。

なお、本記事は初心者の方向けということもあり、ルールを複雑にしたくないので、目標値未到達として扱っております。

チャートの現況は下表の通りで、長期的な観点では"円買い優勢"の展開が想定されます。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円高148.5-9円156.0-4円150.0-4円
垂直なし
長期P&F分析状況まとめ

中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」

P&F0.2チャート

P&F0.2チャートは前日の値動きにより×枠が3枠増えましたが、チャートの見方は変わりません。円高目標値到達からの揺り戻しがなかなか収まりませんが、次回シグナルの点灯待ちの状況に変わりありません。

チャートの現況は下表の通りで、中期的な観点では"横ばい”の展開が想定されます。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平なし155.2-3円149.6-7円
垂直なし
中期P&F分析状況まとめ

短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」

P&F0.1チャート

P&F0.1チャートは、前日の値動きにより×枠が5枠増えましたが、チャートの見方は変わりません。現状、円安目標値を行き過ぎていますので、短期的には行き過ぎとの認識です。そろそろレジスタンスが形成されることを期待したいです。

チャートの現況は下表の通りで、短期的な観点では"横ばい”の展開が想定されます。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平なし150.0円
垂直なし
短期P&F分析状況まとめ

本日のP&Fまとめ

本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。

スクロールできます
チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&F水平円高148.5-9円156.0-4円
垂直なし
中期P&F水平なし155.2-3円149.6-7円
垂直なし
短期P&F水平なし150.0円
垂直なし
P&F分析結果まとめ

本日のトレード戦略構築

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。

参考情報

当日の戦略構築はP&Fを軸に考えます。ただ、P&Fにレジサポがない場合などは”移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)”・”MACD”・”ボリンジャーバンド”も参照して、戦略を検討しています。

本日の注目ポイント

現在、長期チャートでは水平Cによる円高シグナルが点灯中(※前述の注意事項あり)となっています。

よって、本日の目線は横方向とします。

先日、ドル円は短期チャートの円安目標値151.7円付近に到達したということで、現在のチャートからは短期的な円売りエネルギーを観測出来ません。そのため、この先どこかにレジスタンスが形成され、レンジ相場に移行することをメインシナリオにしたいです。

ただ、逆にいうとP&Fの明確なレジスタンスが近くにない状況ですので、このままズルズルと円安が続く可能性も意識したいです。(実際はこちらの展開になっていますね)

本日の具体的な注目ポイントは、下表の通りです。

レート根拠
156.0-4円長期P&Fレジスタンス
155.2-3円中期P&Fレジスタンス
円安方向注目ポイント
レート根拠
152.8円4時間足200MA
151.7円短期P&F前回円安目標値
150.5円短期P&F前回レジスタンス
149.6-7円中期サポート
149.6円短期サポート
148.5-9円中期P&F円高目標値
円高方向注目ポイント
吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

本日のトレード戦略

現在ノーポジションで、新規指値注文もありません。次回シグナル点灯まで様子見です。

注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です記載と同じトレードを推奨する意図は含んでいません。

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FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。

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しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。

状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。

私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。

FX会社選び重要ポイント②「取引ツールの完成度」

FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。

え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?

  • 注文するレートを間違えて約定しなかった
  • 有効期限を間違えて失効していた

私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・

こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。

そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。

私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。

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本日は、以上となります。

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(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
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・エントリーポイントの開示
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・損切りポイントの開示
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 ・平日朝の記事更新

 →サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
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・適切なポジション量の開示

 →予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
  チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
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【お願い事項】
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日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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