おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!
本記事では、ドル円を対象としてP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
この記事を平日の朝5分間ご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。
また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法やマインドは、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能です。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは市場の注目トピックを日本経済新聞の記事で理解していきましょう。
現在の最注目トピック |
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日米金利差 ・FRB「年内のFOMCは残り2回!11月の利下げ幅と年内利下げ幅に注目」 ・日銀「ついに利上げ転換!今後の利上げペースは?」 |
米メディアは13日、5日投開票の連邦議会選挙で下院でも共和党が過半数議席を確保する見通しだと伝えた。上院ではすでに共和党が多数派を獲得しており、同党のトランプ前大統領が掲げる減税や関税引き上げなどの政策が遂行しやすくなるとの観測が広がった。「インフレが高止まりする可能性が高まった」(邦銀の為替ディーラー)と受け止められ、円売り・ドル買いにつながった。
ダラス連銀のローガン総裁は13日の講演で追加利下げの余地がある一方、行き過ぎればインフレの再加速を招くと指摘した。今後の政策運営は「慎重に進めるのが最善」と述べた。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は同日のブルームバーグテレビのインタビューで「インフレは正しい方向に向かっている。その確信を得ているが、我々は(12月の政策判断までに公表されるデータを)待つべきだ」と話した。同氏は12日には物価指標次第で利下げを休止する余地があるとの考えを示していた。
市場では「FRB高官らはインフレの上振れリスクへの懸念を強めており(金融緩和に消極的な)タカ派に傾いている。12月の会合では政策金利の引き下げを予想するが、その後はしばらく利下げを停止するかもしれない」(フォレックス・ライブのアダム・バトン氏)との声が聞かれた。
朝方発表の10月の米消費者物価指数(CPI)の前年同月比の上昇率は2.6%、エネルギーと食品を除くコア指数は3.3%と、ともにダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想と一致した。ただ、コア指数の高止まりが指摘されたほか、米次期政権の政策による中長期的なインフレ圧力や財政赤字の拡大を見込んで長期金利が次第に上昇に転じた。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いを誘った。
もっとも、CPIは予想から上振れするとの警戒もあったため、FRBが12月に利下げを見送るとの観測は後退した。短中期債を中心に米国債に買いが勢いづいた局面では、円買い・ドル売りが入って円相場を下支えした。円の高値は154円34銭だった。
日本経済新聞 為替概況より
日本経済新聞の記事によりますと、米CPI発表直後こそ、円買い優勢となりましたが、全般的にはトランプ前大統領が勝利したことに加え、下院でも共和党が過半数を確保する見込みであることから、米国内のインフレ圧力が高まるとの見方が強まり、米長期金利が上昇しやすい状況が続いているとのこと。これにより、円売り・ドル買いの流れが継続しているようです。
前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
FRB金融政策
市場参加者の注目は今後のFOMCでの利下げ幅となっていますが、CMEのFedWatchツールによると、本記事作成時点における次回利下げ時期は、12月が優勢で利下げ幅は0.25%が"82.5%"、据え置き予想が"17.5%"となっています。昨日の米CPIを受けて0.25%予想の割合が高まりましたね。
今週の注目経済指標・イベント
今週の注目経済指標を選定しました。今週は米消費者物価指数や卸売物価指数、小売売上高といった注目度の高い経済指標が発表されますので、要注目です。今晩は米10月卸売物価指数(PPI)の発表があります。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
---|---|---|---|
11/13(水) | 22:30 | (米)10月消費者物価指数(CPI)(前月比) | 0.2% |
22:30 | (米)10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 2.6% | |
22:30 | (米)10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) | 0.3% | |
22:30 | (米)10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) | 3.3% | |
11/14(木) | 22:30 | (米)10月卸売物価指数(PPI)(前月比) | 0.2% |
22:30 | (米)10月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) | 2.3% | |
22:30 | (米)10月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) | 0.3% | |
22:30 | (米)10月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比) | 3.0% | |
29:00 | (米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 | ー | |
11/15(金) | 22:30 | (米)10月小売売上高(前月比) | 0.3% |
22:30 | (米)10月小売売上高(除自動車)(前月比) | 0.3% |
また、今は投資家の注目が米経済の行方に集まっていますので、上表には載せていない経済指標でも結果によっては大きく変動する可能性がありますので、気になる方は以下のようなサイトで情報を入手しておきましょう。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。
また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。
ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。
なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利のNY市場終値は、前日比+0.02%の”4.45%”です。先日までのトランプ氏勝利を受けた急騰は"行ってこい"となりましたが、注目していたとおり再び上昇してきましたね。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、大きい枠から小さい枠へと捉える範囲を変えながら、順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育てなどと同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略は、こちらの記事をご覧ください。
前日の結果
前日のドル円は、米CPI発表直後こそ円買い優勢となりましたが、全般的には前述の円売り・ドル買いの流れが継続し、一時155.6円台まで円安となりました。NY終値は155.4円付近です。
なお、昨日の値動きで短期P&Fの目標値到達となりましたね。P&Fを参考にされた方はおめでとうございます!
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは前日の値動きにより、×枠が前回高値のレジスタンス枠を上抜けてきました。これにより、垂直カウンティングによるシグナルが点灯しています。直近の◯が3列しかないことから、ダマシの可能性の十分ありますが、一応目標値は165.0円付近となります。
チャートの現況は下表の通りで、長期的な観点では"円売り優勢の展開"が想定されます。
シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 153.0-4円 |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは前日の値動きにより、×枠が前回高値のレジスタンス枠を上抜けてきました。この先、中期的な視野では円安目標値に向かって推移するかに注目です。
チャートの現況は下表の通りで、中期的な観点では"円売り優勢の展開"が想定されます。
シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円安 | 157.0-1円 | ー | 152.6-7円 |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートも前日の値動きにより、円安目標値に到達し、さらに×枠が前回高値のレジスタンス枠を上抜けてきました。円安目標値に到達しましたので、次のシグナル点灯待ちとなります。
チャートの現況は下表の通りで、短期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。
シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円安目標値到達 | ー | ー | 152.6円 |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | なし | ー | ー | 153.0-4円 |
中期P&F | 円安 | 157.0-1円 | ー | 152.6-7円 |
短期P&F | 円安目標値到達 | ー | ー | 152.6円 |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
当日の戦略構築は、P&Fを軸に考えます。ただ、P&Fにレジサポがない場合などは”移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)”・”MACD”・”ボリンジャーバンド”も参照して、戦略を検討しています。
本日の注目ポイント
現在、中期P&Fで水平Cによる円安シグナルが点灯中で、長期チャートでは垂直Cによる円安シグナルが新たに点灯しました。また、短期チャートは円安目標値に到達済みとなっています。
よって、本日の目線は円安方向としますが、短期的には円売りの勢いがいったん落ち着く展開を期待したいです。
ただ、現状のP&Fでは明確なレジスタンスが存在していないため、このまま157円台を目指す展開も想定しておきたいです。
本日の具体的な注目ポイントは、下表の通りです。
レート | 根拠 |
---|---|
157.0-1円 | 長期P&F円安目標値 |
レート | 根拠 |
---|---|
154.5-9円 | 長期P&F前回レジスタンス |
154.6-7円 | 中期P&F前回レジスタンス |
154.6円 | 短期P&F前回レジスタンス |
153.0-4円 | 長期P&Fサポート |
152.6-7円 | 中期P&Fサポート |
152.6円 | 短期P&Fサポート |
本日のトレード戦略
現在、中期チャートの円安シグナル点灯位置(152.8-9円)での買いポジションを保有しています。なお、短期チャートの円安シグナルを根拠にした買いポジションは昨日155.0円にて利益確定完了しております。
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。記載と同じトレードを推奨する意図は含んでいません。
(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介
「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?
私はトレードで成功したければ、FX会社選びは超重要だと考えています。私はFX会社を変更したことで、急に成績が悪化したことが過去に何回もありました。
そして、私がFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、FX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。
FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。
しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。
状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。
私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
- 注文するレートを間違えて約定しなかった
- 有効期限を間違えて失効していた
私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・
こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
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- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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<その3>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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