おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!
本記事では、ドル円を対象としてP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
平日の朝5分間、この記事をご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。
また、本記事を通して習得したマインドやテクニカル活用方法は、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能ですよ。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは市場の注目トピックを日本経済新聞の記事で理解していきましょう。
現在の注目トピック |
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日米金利差 ・FRB利下げ「利下げ時期は?最短でも9月?」 ・日銀金融政策「緩和的政策はいつまで?」 |
28日発表の6月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は47.4と前月(35.4)から上昇し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(40.0)を上回った。同日にミシガン大学が発表した6月の米消費者態度指数(確報値)は68.2と速報値(65.6)から上方修正され、市場予想(66.0)以上だった。米景気の底堅さが改めて意識され、米債券市場で長期金利が前日終値(4.28%)を上回る4.3%台後半に上昇した。
前日夜には11月の米大統領選に向けた候補者によるテレビ討論会が開かれた。有権者の現職のバイデン大統領に対する高齢不安を高めたとの見方がある。共和党のトランプ前大統領が優勢との受け止めが広がった。財政拡張による景気刺激策などで「ドル高につながる可能性がある」(INGのクリス・ターナー氏)との声が聞かれた。
日本政府は28日、神田真人財務官が退任し、後任に三村淳国際局長が就く人事を決めた。神田財務官は2022年9〜10月と24年4〜5月の円買いの為替介入を主導してきたため、退任で介入の手が緩むとの見方があった。月末や四半期末に伴うドル買い需要も円相場の重荷となった。
円は買われる面もあった。朝発表の5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比の上昇率が横ばいと4月(0.3%)から鈍化し、市場予想と一致した。エネルギーと食品を除くコア指数も0.1%と市場予想通りだった。インフレ再燃への警戒が和らぎ、米債券市場で長期金利が低下した場面では円が買われ、ドルが売られた。
アジア市場の取引時間帯では一時161円27銭と、37年半ぶりに161円台を付けた。これを受け、鈴木俊一財務相は28日の閣議後の記者会見で「過度な変動に対しては適切な対応をとりたい」と述べた。ただ、「口先介入はほとんど意味がなく、円買いの為替介入も効果が薄まっているため、実際に介入に動くのは難しいだろう」(フォレックス・ライブのアダム・バトン氏)との受け止めがあり、円買いは目立たなかった。
日本経済新聞 為替概況より
日本経済新聞の記事によりますと、先週金曜日に発表された米個人消費支出(PCE)物価指数の結果を受けて、米長期金利が低下した場面では円が買われたようです。しかし、その後の米経済指標(シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大学米消費者態度指数)が市場予想を上回ったことで、米長期金利が4.3%台後半に上昇し、これが円売りに繋がったとのことです。
前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
FRB利下げ予想時期
現在市場はFRBの利下げ時期に注目が集まっています。CMEのFedWatchツールによると、本記事作成時点におけるFRB利下げ時期は、7月が"10.3%"から"12.9%"に上昇、9月が"64.1%"から"62.6%"に低下しています。
今週の注目経済指標・イベント
今週は米雇用統計をはじめ多くの注目度の高い指標が発表されます。月の中で一番忙しい週になっていますので、私たち個人投資家も各指標の結果はチェックしておきましょう。本日は23時に6月ISM製造業景況指数が発表されますので要注目です。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
---|---|---|---|
7/1(月) | 23:00 | (米)6月ISM製造業景況指数 | 49.2 |
7/2(火) | 22:30 | (米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 | ー |
23:00 | (米)5月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 | 786.4万件 | |
7/3(水) | 21:15 | (米)6月ADP雇用統計(前月比) | 15.8万人 |
23:00 | (米)6月ISM非製造業景況指数(総合) | 52.5 | |
27:00 | (米)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 | ー | |
7/5(金) | 21:30 | (米)6月非農業部門雇用者数変化(前月比) | 18.8万人 |
21:30 | (米)6月失業率 | 4.0% | |
21:30 | (米)6月平均時給(前月比) | 0.3% | |
21:30 | (米)6月平均時給(前年同月比) | 3.9% |
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。
また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。
ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。
なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利はNY市場終値で前日比+0.12%の”4.40%”です。先週は週の終値ベースで週足50MAを割り込んでくるかに注目していましたが、先週金曜日の大幅上昇により週足50MAを上抜けてきましたので、一旦は目線をニュートラルに戻す必要がありそうです。
この先、直近では日足50MAがレジスタンスになるかに注目したいです。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、未来側から現在側に向かって順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育てなどと同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略の内容は、こちらの記事をご覧ください。
前日の主軸テクニカルP&Fは、長期チャートは円安シグナルが点灯中でしたね。ただ短期・中期チャートはすでに円安目標値を大幅に過ぎている状況でした。
そのため、テクニカル的には「目線は円安方向としつつも、一時的には円安の勢いが収まり、横ばいの展開」になると想定していました。ただ、最近は投機的な動きが出ていますので、このまま目立った押し目もなく165円台を目指すシナリオも想定したいとしていました。
直近の注目ポイントは、円安方向は”無し”(長期なら円安目標「165.0-4円」)、円高方向は為替介入前の高値「160.2円付近」、中期P&F前回円安目標値「158.6-7円付近」としていました。
結果としては、東京時間に161.2円台まで円安が進んだあとは160.2円台まで下押す展開。その後は反発してNY終値では160.8円台となっています。先週金曜日も私たちの予想通り、前回為替介入前の高値「160.2円台」でサポートされましたね。
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。
長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。
現況をまとめますと、水平Cによるシグナル点灯"円安"、円安目標値”165円台前半”、サポート"155円台前半"となっており、長期的な観点では"円売り優勢の展開"が想定されます。
シグナル点灯 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
円安 | 165.0~4円 | ー | 155.0~4円 |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは、前日の値動きにより×枠が1枠増えましたが、チャートの見方は変わりません。
現在は前回目標値を通り過ぎていますので、中期的な観点では"行き過ぎ"と考えることができます。
現況をまとめますと、シグナル点灯"なし”、サポート"155.0円付近"となっており、中期的な観点では"横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 155.0~1円 |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは、前日の値動きにより×枠が1枠増えましたが、チャートの見方は変わりません。
現在は前回目標値を大きく通り過ぎていますので、短期的な観点では"行き過ぎ"と考えることができます。
よって、現況をまとめますと、シグナル点灯"なし"、サポート”156.8円付近”となっており、短期的な観点では”横ばいの展開"が想定されます。
シグナル点灯 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|
なし | ー | ー | 156.8円 |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
長期P&F | 円安 | 165.0~4円 | ー | 155.0~4円 |
中期P&F | なし | ー | ー | 155.0~1円 |
短期P&F | なし | ー | ー | 156.8円 |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
当日の戦略構築は、P&Fに加えて”移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)”・”MACD”・”ボリンジャーバンド”を補助的に参照しながら検討しています。
<相場の注目ポイント>
主軸テクニカルのP&Fは、長期チャートは円安シグナルが点灯中。ただ、短期・中期チャートはすでに円安目標値を大幅に過ぎている状況でした。
よって、本日もテクニカル的には「目線は円安方向としつつも、一時的には円安の勢いが収まり、横ばいの展開」になると想定されます。
なお、理想としては一度しっかりと押し目を挟んで欲しいのですが、最近は投機的な動きが強いため、このまま目立った押し目もなく165円台を目指すシナリオも想定したいです。
直近の注目ポイントは、円安方向は直近高値”161.2円付近”(長期なら円安目標「165.0-4円」)、円高方向は前回為替介入水準「160.2円付近」、中期P&F前回円安目標値「158.6-7円付近」です。
<トレード戦略>
本日も158円台半ばから157円台後半まで押し目がくれば長期P&Fを根拠にした少量買いトレードを行うつもりでいますが、介入でもない限り約定は難しそうです。
注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。私と同じトレードを推奨する意図は含んでいません。
(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介
「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?
しかし、私の経験上ではトレードの成功とFX会社選びは密接に関係があると考えています。FX会社を変更したことで成績が悪化したことが過去に何回もありました。
私はFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、特にFX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。
FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。
しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。
状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。
私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
- 注文するレートを間違えて約定しなかった
- 有効期限を間違えて失効していた
私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・
こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
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- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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