朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/6/16

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本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。

FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、注目トピックを中心にファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

現在の注目トピック
・次回FOMCは利上げ?利上げ見送り?
 →6月FOMCは利上げ見送り決定
・米地銀金融システム不安

FRBは14日のFOMCで政策金利を据え置いた。一方、参加者らの政策金利の見通しは年内に0.25%の利上げを2回見込む水準に切り上がった。金融緩和の継続が見込まれる日銀との金融政策の方向性の違いが改めて意識され、円相場の重荷となった。

朝発表の5月の米小売売上高が前月比0.3%増とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.2%減)に反して増加し、米経済の底堅さを示したことも円売り・ドル買いを後押しした。一方、16日には日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え、売り一巡後は下げ渋った。

日本経済新聞 為替概況より

昨日はFOMC後の流れや米小売売上高の結果を受けて、141.5円台まで円安が進む場面がありましたね。ただ、その後は本日の日銀金融政策決定会合の結果発表を前に急速に円買いが進む展開となりました。終わってみれば、行って来いとなったようです。

さて、直近の動向を受けての戦略変更の必要性については、後ほどテクニカル観点で見ていきましょう。

ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。

ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。

市場には情報が溢れかえっているため、初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねません。

市場の情報は事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと私は考えています。

本日の相場概況把握「米長期金利編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利は、NY市場クローズ時点で前日比-0.07の”3.72%”となりました。

昨日は反落する結果となりましたね。現在、市場参加者は年内2回の利上げを想定しているようですので、まだしばらくは堅調に推移するかもしれません。

引き続き、下方向は200,100MAに注目し、この水準を下回らなければ、堅調な推移が期待できるのではないかと考えています。反対に上方向は、3.82%付近が前回高値ですので、レジスタンスになるかに注目したいです。


それでは、次章よりドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきます。

具体的には前日の振り返り→長期相場→中期相場→短期相場と遠い方から近い方へと分析を進めて、本日のトレード戦略を決めていきます。

前日のトレード戦略

前日のトレード戦略は、こちらの記事をご覧ください。

昨日は、大きな円安の流れに沿った展開が期待できる場面との見方から、買い目線を維持することとしていました。ただ、買い増しは139.3円台まで完了していたため、これ以上の買い増しは見送ることとしました。

結果としては、昨日は5月末の高値(140.9円台)を上抜けると、一時141.5円台まで円安となる場面がありました。ただ、その後は円買い優勢の展開となり140.2円台まで押し戻されている状況です。

日足チャートを見ると上ヒゲがついています。短期的な円安目処と見られる可能性がありますので、押さえておきたいです。

なお、私は今週1週間の戦略を週末に立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。

さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきたいと思います。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想にはP&F0.5(1枠:50銭)を使用しています。

P&F0.5チャートは前日の値動きによる変化点はありません。

現在、P&F0.5チャートは円安シグナル点灯中で、円安目標値は144.5円となっています。円高方向のサポート候補(シグナル転換位置)は134.5円の枠です。

よって、現時点では長期的に円安目標値に向けて推移することが期待されます。

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想にはP&F0.2(1枠:20銭)を使用しています。

P&F0.2チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。

現在、P&F0.2チャートは円安シグナル点灯中で、円安目標値は143.0円付近となっています。円高方向のサポート候補(シグナル転換位置)は、139.0円の枠です。

よって、現時点では中期的に円安目標値に向けて推移することが期待されます。

なお、垂直カウンティングについては、円安目標値「142.2円付近」に向けて推移しているとの見方で変わりありません。

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想にはP&F0.1(1枠:10銭)を使用しています。

P&F0.1チャートは前日の値動きによる変化点はありません。

現在、P&F0.1チャートは円安シグナル点灯中で、円安目標値は142.1円付近となっています。円高方向のサポート候補(シグナル転換位置)は、139.0円の枠です。

よって、現時点では短期的に円安目標値に向けて推移することが期待されます。

なお、垂直カウンティングについては、円安目標値「142.4円付近」に向けて推移しているとの見方で変わりありません。

本日のP&Fまとめ

シグナル点灯状況は、前日から変わりありません。

現在は短中長期すべてのチャートにて水平カウンティングによる円安シグナルが点灯中、さらに短中期チャートでは垂直カウンティングによる円安目標値も算出されている状況です。

以上のことから、現在は大きな円安の流れに沿った展開が期待することができます。

スクロールできます
チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&F円安144.5円なし134.5円
中期P&F円安(垂直)142.2円140.6円138.8円
中期P&F円安143.0円なし139.0円
短期P&F円安(垂直)142.4円139.9円138.8円
短期P&F円安142.1円なし139.0円
P&F分析結果まとめ

本日のトレード戦略構築

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は当日の戦略構築には移動平均線「50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色」・MACD・BBをあわせて使用しています。

まず、前述のとおり主軸テクニカルのP&F分析では「大きな円安の流れに沿った展開が期待できる場面」と見ることができました。

よって、目線は”円安”で捉えていこうと思います。

よって、本日も買い目線で捉えたいと思います。ただ、既に買い増しは完了していますので、これ以上の買い増しは行わないこととします。

また、今後139.0円を下抜けますと短中期チャートで円高シグナルが点灯するため、その際は円高(売り)スタンスに転換しようと思っています。

なお、現在保有済みの138.9円までの買いポジションは保持したままとします。(個人的見解)

本日は日銀金融政策決定会合の結果発表、植田総裁の会見がありますので、大きく変動する可能性はありますので、逆指値は必須かと思います。

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【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!の記事は、以下に移行しております。

(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

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P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
  →有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
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 →サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
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・適切なポジション量の開示

 →予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
  チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
 →トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
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日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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