朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/5/12

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本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。

FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

英イングランド銀行(中央銀行)は11日、0.25%の利上げを決めた。市場の予想通りの結果を受け、利益確定のポンド売り・ドル買いが次第に勢いづいた。米地域銀行の経営不安などを背景に米ダウ工業株30種平均が下げ幅を広げた。投資家心理が悪化したことも、流動性が高くリスク回避の際に買われやすいドルの強含みにつながった。

もっとも、円の下値は堅かった。朝方発表の4月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇と市場予想(0.3%上昇)を下回った。週間の米新規失業保険申請件数は市場予想を上回って前週から増えた。米国の景気減速を見込んだ米債券買いが優勢となり、米長期金利は低下した。日米金利差の縮小を受けた円買い・ドル売りも入った。

日本経済新聞 為替概況より

昨日発表された卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇と市場予想(0.3%上昇)を下回ったようですが、コア指数は市場予想と一致したことから、そこまで大きな流れにはならなかったようですね。

ただ、債務上限問題のトピックに加え、昨日は米地銀のパックウエスト・バンコープが、前週に預金が1割弱減ったと明らかにしたことが改めて注目されるなど金融システム不安も燻ったままです。この辺りの情報は市場の注目とが高いことから、私たち個人投資家も最新状況を把握しておくようにしましょう。

ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。

ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。

市場には情報が溢れかえっているため、初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねません。

市場の情報は事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと私は考えています。

本日の相場概況把握「米長期金利・コモディティ編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油相場の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利はNY市場クローズ時点で”3.38%”と前日比-0.06%となりました。

米長期金利は米PPIの結果を受けて続落したようですね。テクニカル的には50MAでレジスタンスされた格好です。本日は下方向は3.3%台が再びサポートとして機能するかに注目したいです。なお現在、上方向は3.5-6%、下方向は3.3%台にレジサポがあると思われます。

原油

原油相場は、NY市場クローズ時点で"71.3ドル"と前日比-1.4ドルとなりました。

原油相場も続落となり、先日までの反発局面は一休みですね。この先、50,100,200MAや4月中旬の高値を上抜けてくると、65-66ドル台水準が2番底と認識されます。そうなりますと上昇に弾みがつきそうでしたが、ちょっと雲行きが怪しくなってきたかもしれません。果たしてどうなるか?引き続き注目していきたいと思います。


それでは、次章よりドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。

本日の相場分析「テクニカル編」

ここでは複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきます。

具体的には前日の振り返り→長期相場→中期相場→短期相場と遠い方から近い方へと分析を進めて、本日のトレード戦略を決めていきます。

前日のトレード戦略

前日は、134.3-4円付近のサポートを割り込むと200MA(133.6円)付近が次のサポートになるのではないかと予想しつつも、まだ全てのP&Fにおいてシグナルは点灯していなかったため、根拠の曖昧なトレードはせずに次のシグナル点灯を待つこととしていましたね。

昨日のドル円相場は、米卸売物価指数(以降、米PPI)発表がありましたが、4時間足100MA-200MA間での推移となりましたね。現在も注目ポイント”134.3-4円付近”でサポートされている状況です。

さて、次項では前日の値動きを踏まえてP&Fチャートの状況から今後の戦略を考えていきましょう。

なお、今週1週間の戦略については週末記事で解説していますので、よろしければ併せてご覧ください。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想にはP&F0.5(1枠:50銭)を使用しています。

P&F0.5チャートは前日の値動きによる変化点はありません。現時点での長期分析の見解としては、前回の円安目標値136.5円到達後のエネルギー蓄積期間との認識です。

今のところ、円高方向のサポート候補は131円の枠、円安方向のレジスタンス候補は137円の枠が挙げられる状況です。本日は新たなサポート位置(×印の折り返し列が記録される)展開になるかに注目したいと思います。

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想にはP&F0.2(1枠:20銭)を使用しています。

P&F0.2チャートは前日の値動きによる変化点はありませんね。

現在はサポート候補位置が134.4円の枠にあります。今後もし134.4円の枠を割り込みますと円高シグナルが点灯しますので要注目です。

反対に円安方向は135.2円の枠が前回高値となっています。ここを上抜けると円安シグナルが点灯しますので要注目です。

なお、現時点ではシグナル点灯はありませんので、次のチャンス待ちの状況には変わりません。

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想にはP&F0.1(1枠:10銭)を使用しています。

P&F0.1チャートは前日の値動きによる変化点はありませんね。サポートの注目ポイントは134.3円の枠のまま変更はありません。今後もし134.3円の枠を割り込みますと円高シグナルが点灯しますので、注目したいです。

反対に円安方向は135.2円の枠が前回高値となっています。ここを上抜けると円安シグナルが点灯しますので要注目です。

なお、現時点ではシグナル点灯はありませんので、次のチャンス待ちの状況には変わりません。

本日のP&Fまとめ

本日は全てのチャートにおいて、次のシグナル点灯待ちの状況です。よって、深追いはせずにレジサポを見極める期間としたいです。

現在、円高方向は短期チャートでは134.3円、中期チャートでは134.4円付近がサポート候補に、円安方向は両チャートとも135.2円付近がレジスタンス候補になっていますので、これらの水準には注目したいです。

本日のトレード戦略構築

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBをあわせて使用しています。

まず、前述のとおり主軸テクニカルのP&Fチャートにはシグナル点灯はありませんので、根拠の曖昧なトレードはせずに次のシグナル点灯を待ちたいと個人的には思っています。ただ、円安方向は135.2円、円高方向は134.3-4円に注目です。

さらに、4時間足チャートの移動平均線を見てみますと円安方向は100MA(134.8円付近)、円高方向は200MA(133.8円)付近もレジサポ候補になるのではないかと個人的には予想します。

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【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!

P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!の記事は、以下に移行しております。

(補足)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(補足)記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
  →有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
  →損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
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 →サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
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  チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
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【お願い事項】
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日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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