週末の10分間FX「ドル円編」@週活FX_2026年3月16日〜20日

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この記事では、2004年から21年間一度も退場することなく勝ち抜いてきた兼業トレーダーである私が、"ドル円"を題材にP&FチャートによるFXの分析方法やリスク管理、実トレードに臨む際の考え方などを紹介しています。

FXで中長期的に利益を出すにはどうしたらいいのかとお悩みの方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

それでは、今週もしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。

本記事を読むメリット
  • P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。

私が実践している戦略構築ステップは、こちらの記事で紹介していますので、初めての方はぜひ一度ご覧ください。

目次

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握します。

今週の注目経済指標&イベント結果

3/11_米CPI、2月前年比+2.4%上昇 3月のインフレ再加速指摘の声も

米労働省が11日発表した2月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇し、1月の伸び率と一致した。昨年の高い数値が計算から外れたベース効果を反映した。ただ、ガソリン代や食品への支出が増えており、中東での​紛争が原油価格を押し上げる中、3月はインフレ上昇が予想されている。

2月は前月比では0.3%上昇、1月の0.2%上昇から加‌速、エコノミスト予想の0.3%上昇と一致した。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は2.5%上昇、好ましいベース効果を反映し1月と同じ伸びとなった。

前月比では0.2%上昇、1月の0.3%上昇から鈍化した。中古車価格が下落し家賃の上昇幅が縮小した。

エコノミストは、連邦準備理事会(FRB)が重視する個人消費支出(PCE)​価格指数が今回のCPIと同様に穏やかになるとは考えにくいと指摘。1月の卸売物価指数(PPI)でのサービス価格が予想​外に強かったことや、ウエートが異なるためだ。

ロイター

3/13_米個人消費1月堅調、PCE価格指数前年比2.8%上昇 利下げ観測後ずれ

米商務省の経済分析局(BEA)が13日発表した1月の消費支出​は前月比0.4%増加し12月と同じ増加率となっ‌た。ロイター調査によるエコノミスト予想は0.3%増だった。

個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.3%上昇、12月は0.4%上昇だ​った。前年比は2.8%上昇、12月は2.9%上昇だった​。

変動の大きい食品とエネルギーを除いた⁠コア指数は、前月と同様0.4%上昇。エコノミスト予想​も0.4%上昇だった。前年比は3.1%上昇、12月は3.0%上​昇だった。

BEAは、昨年の政府機関閉鎖による発表の遅れを取り戻すべくデータ発表を進めている。

1月の個人消費支出が堅調な伸び​を示し、基調的なインフレ率も上昇ペースを維持した​ことに加え、中東情勢の緊迫化が長期化するとの見方が出て‌いる⁠ことで、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ再開は9月以降になるとの観測が台頭。2月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外に減少したことを受け、景気停滞と物​価上昇が同時​に起きるス⁠タグフレーションに対する警戒が高まる中、FRBは難しい舵取りを迫られている。

ロイター

3/13_米1月求人件数、694.6万件で予想上回る 採用は低水準

米労働省が13日発表した1月の雇用動態調査(JOLTS)​によると、求人件​数は694万6000件と前月から39万6000件増えた。⁠ロイターがまとめ​たエコノミスト予想は670万​件だった。

求人率は4.2%と、前月の4.0%から上昇した。 採用は低水​準にとどまってお​り、採用率は3.3%で前月から横ばい。‌採⁠用件数は2万2000件増の529万4000件だった。

解雇件数は3万5000件減の163万1000件。解雇率は1.0%。前月は1.1%だ​った。

JOLTSの2025年のデー​タが⁠改定され、月間データが総じて​下方修正され​た。25年の⁠平均求人件数は708万9000件。24年から57万1000件減った。

平均求人率⁠は4.3%。24年は4.6%だっ​た。 25年の採用件​数は前年から154万3000件減の6297万2000件。解雇件数​は前年から122万5000件増え、2123万9000件だった。

ロイター

今週の主な注目経済指標&イベント

日付時間経済指標・イベント
3/18(水)27:00(米)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30(米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
3/19(木)未定(日)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30(日)植田和男日銀総裁、定例記者会見
主な日米経済指標カレンダー

上の表には載せていない経済指標でも結果次第では大きく変動する可能性がありますので、経済指標や経済イベントを重視したい方は、FX会社や証券会社のサイトで情報を入手しておきましょう。私は外為どっとコムのサイトを愛用しています。

ワンポイントアドバイス

経済メディアではインフレの落ち着く時期やFRB利下げ転換時期等について、経済学者などの著名人がもっともらしい見解を述べています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。

こうした著名人の発言を鵜呑みにして、トレードを実行してしまう方が多いのですが、私はおすすめしません。

少し極端な表現ですが、投資の世界で最終的に信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。

テクニカル分析の方法については、このブログで定期的にお伝えしていきますので、共感いただける方は、ぜひ一緒にやっていきましょう。

今週の相場概況把握「米長期金利関連情報」

本題のドル円に入る前に、米長期金利に関連する情報の概況を押さえていきましょう。

米長期金利チャート

米長期金利:週足チャート

日米長期金利差とドル円の相関性

FRB利下げ予想時期

CMEのFedWatchツールによると、次回3月のFOMCは据え置き予想が98.1%と確実視されているようです。また、次々回4月のFOMCでの据え置き予想も88.3%から94.1%に大きく上昇しており、しばらくは据え置きとの見方が確実視されているのようですね。


以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができました。今週のファンダメンタル要素が現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。

ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

私たち個人投資家は、生活を豊かにするための"資産"が欲しいのであって、"経済のプロ"になりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。

STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りです。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

今週は予想レンジを「157.0円〜158.9円」に設定、週明け時点の目線は円安とし、具体的な注目ポイントとしては、下表の通りとしていましたね。

レート根拠
161.5-9長期P&F円安目標値
158.8-9中期P&F円安目標値
円安方向の注目ポイント
レート根拠
157.6短期P&F前回レジスタンス
157.0-4長期P&F前回レジスタンス
157.1短期P&Fサポート
157.0-1中期P&F前回レジスタンス
153.0-4長期P&Fサポート
152.8-9中期P&Fサポート
円高方向の注目ポイント

トレード戦略評価

結果としては、先週からの円売り優勢の展開が継続し、中期チャートの円安目標値に到達しました。さらに、ドル円は今年1月中旬につけた高値も上抜けてきています。

トレードについては、長期チャートのシグナルを根拠にした買いポジションを保有しています。前述の通り、レジスタンスを上抜けてきたため、テクニカル的には円売りが加速すると考えられます。


なお、日々の具体的なトレード戦略は値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければ毎朝ご覧ください。

では、今週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸テクニカルに使用しています。現在のドル円のボラティリティー状況から、長期は「1枠50銭」、中期は「1枠20銭」、短期は「1枠:10銭」を採用しています。ただ、短期チャートは最近のボラティリティーには、若干合っていない状況が続いています。

それでは長期チャートから順番に見ていきましょう。

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

P&F0.5チャートは、今週の値動きにより×枠が増えました。円安目標値に向かって順調に推移していますね。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平円安161.5-9153.0-4
垂直なし
長期P&F分析状況まとめ

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

「P&F0.2チャート」powered by TradingView

P&F0.2チャートは、今週の値動きにより円安目標値158.8-9円付近に到達しました。現在は次回シグナル点灯待ちという状況です。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平なし152.8-9
垂直なし
中期P&F分析状況まとめ

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

「P&F0.1チャート」powered by TradingView

P&F0.1チャートは、今週の値動きにより×枠が大幅に増えました。157.6円付近のレジスタンスを上抜けて以降、円売りが継続している状況です。

なお、垂直カウンティングによる連続同方向のシグナルは検証ルールに従って見送りましたが、今回はシグナル目標値に到達しています。

スクロールできます
シグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
水平なし157.1
垂直なし
短期P&F分析状況まとめ
FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくことをおすすめします。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
  • 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、それぞれのテクニカル分析結果の方向が分かれた際の方針を決めておくとトレードが安定するのでおすすめです。
    私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性の分かれ具合に応じて取引量を調整することにしています。

週初時点のP&Fまとめ

スクロールできます
チャートシグナル点灯状況目標値レジスタンスサポート
長期P&F水平円安161.5-9153.0-4
垂直なし
中期P&F水平なし152.8-9
垂直なし
短期P&F水平なし157.1
垂直なし
P&Fチャート状況まとめ

STEP6:トレード方針の決定

今週のトレード方針

今週は長期チャートで円安シグナルが点灯しているため、週初時点の目線は円安方向にしようと思います。

また、前述の通り1月中旬につけた高値も上抜けてきていますので、円売りが加速することも想定したいです。

なお、週明け時点の具体的な注目レートは下表の通りです。円安方向は長期チャートの目標値161.5円付近に、どの程度近づけるかに注目したいです。

レート根拠
161.5-9長期P&F円安目標値
円安方向の注目ポイント
レート根拠
158.8-9中期P&F前回円安目標値
157.6短期P&F前回レジスタンス
157.0-4長期P&F前回レジスタンス
157.1短期P&Fサポート
157.0-1中期P&F前回レジスタンス
153.0-4長期P&Fサポート
152.8-9中期P&Fサポート
円高方向の注目ポイント

トレード検証状況

トレード検証に関しては、長期チャートの円安シグナルを根拠にした買いポジションを保有しています。

以上、今週のドル円相場予想&トレード戦略構築でしたが、みなさんも今週のトレード戦略を立てられましたか?

P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。ここまでご覧いただいて「もっとP&Fを勉強したい」と思っていただけた方は、以下の記事でP&Fチャートの詳細を解説していますので、よろしければご覧ください。

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大きな流れに逆らうときは控えめに

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抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。

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「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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