この記事では、2004年から21年間一度も退場することなく勝ち抜いてきた兼業トレーダーである私が、"ドル円"を題材にP&FチャートによるFXの分析方法やリスク管理、実トレードに臨む際の考え方などを紹介しています。
FXで中長期的に利益を出すにはどうしたらいいのかとお悩みの方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
それでは、今週も週末にしっかりと振り返りをしてトレードスキルを向上させましょう。
- P&Fを主軸としたテクニカル分析を通して、損切りと利確の基準が分かるようになる。
- FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
- FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。
私が実践している戦略構築ステップは、こちらの記事で紹介していますので、初めての方はぜひ一度ご覧ください。

STEP1:ファンダメンタル観点での分析
それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。
STEP1は、ファンダメンタル関連の情報をチェックして、マーケット状況や投資家の注目トピックなどを把握します。
今週の注目経済指標&イベント結果
9/16_米8月小売売上高0.6%増、3カ月連続増で予想上回る 堅調な消費示唆

米商務省が16日発表した8月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.6%増加した。3カ月連続で増加し、市場予想の0.2%増を上回った。
物価上昇が売上高押し上げの一因となっている可能性があるものの、消費が全般的に勢いを維持している様子を示した。ただ、労働市場の減速を踏まえ、利下げが予想されている今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での決定に影響する可能性は低いとみられる。
7月分は0.5%増から0.6%増に上方改定された。
前年比は5.0%増だった。
モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのチーフ経済ストラテジスト、エレン・ゼントナー氏は、堅調な消費支出は「経済にとって良いニュース」としつつも、「米連邦準備理事会(FRB)がどの程度積極的に利下げする必要があるかという議論が活発化する可能性がある」と指摘。「現時点でFRBの最大の懸念は労働市場の軟化だが、今回のようなデータが増えれば、金利について慎重に進めることが可能と確信するのではないか」と述べた。
ロイター
9/17_FRB0.25%利下げ、6会合ぶり 雇用にらみ年内あと2回の緩和示唆

米連邦準備理事会(FRB)は16─17日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.00─4.25%とすると決定した。利下げは昨年12月以来6会合ぶりで、トランプ2期目政権発足後で初めて。雇用情勢の弱さを示す兆しに対応し、年内は着実に利下げを実施していく方針を示した。
今回の決定はトランプ大統領が任命した理事の多くが支持。16日に就任したばかりのミラン理事のみが0.5%ポイントの大幅利下げを主張し、0.25%ポイントの利下げに反対票を投じた。
最新の金利・経済見通しでは、年内のあと2回の会合(10月と12月)でそれぞれ0.25%ポイントの利下げが決定されるとの予想が示された。FRB当局者はトランプ政権が掲げる強硬な通商政策で持続的なインフレが引き起こされるリスクよりも、景気減速と失業率上昇に対する懸念を強めている可能性がある。
FRBは FOMC声明で「雇用の伸びは鈍化し、失業率はやや上昇したが、低水準を維持している。インフレ率は上昇し、依然やや高止まりしている」と指摘。「委員会は2つの使命の両面に対するリスクを注視しており、雇用に対する下振れリスクが高まったと判断する」とした。
ロイター
9/19_全国CPI、8月は前年比+2.7%に鈍化 補助金やコメ価格伸び縮小で

総務省が19日公表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年比2.7%上昇した。伸び率は7月の3.1%から縮小し、2024年11月以来の2%台を付けた。ロイター集計の民間予測に一致した。電気・ガス代の補助金再開やコメ価格の上昇鈍化が影響した。
<電気・ガス代補助金0.27ポイント指数下押し>
補助金の再開で、エネルギー価格は電気代が7月のマイナス0.7%から8月は同7.0%に、都市ガス代はマイナス0.9%から同5.0%にそれぞれ下げ幅が拡大した。総務省では政府の電気・ガス料金補助金の再開がコアCPIを0.27ポイント押し下げたとみている。
生鮮食品を除く食品の上昇率は7月の8.3%から8.0%に縮小し、1年1カ月ぶりにプラス幅が縮小した。コメ類の前年比上昇率が7月の90.7%から69.7%に縮小したことが影響した。米価引き下げのため政府が取り崩した備蓄米は調査対象に含まれないが一般の「コメの需給に影響した可能性がある」(総務省)という。
ロイター
9/19_日銀、保有ETFの売却開始を決定 金利据え置きには2人が反対

日銀は18、19日に開いた金融政策決定会合で、保有する上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(REIT)の売却を開始することを全員一致で決定した。金融危機下で買い取った銀行保有株の売却の知見を踏まえ、ETFは簿価で年3300億円程度ずつ売却していく。所要の手続きを経て、売却の開始は来年初めごろになる見通し。
政策金利である無担保コールレート翌日物の誘導目標は0.5%程度で維持することを賛成多数で決定した。高田創委員と田村直樹委員が0.75%に利上げする議案を提出したが、反対多数で否決された。
<ETF売却、時価ベースなら130年超かかる見通し>
日銀は国債の買い入れ減額を昨年8月から進めており、ETFの処分は異次元緩和で膨張したバランスシートの適正化に向けた最後の課題となっていた。
日銀は年間売却ペースについて、ETFは簿価で3300億円程度(時価で6200億円程度)、REITは簿価で50億円程度(時価で55億円程度)とすることに決めた。時期の分散に配慮しつつ、各銘柄の保有割合におおむね比例的なかたちで売却していく。所要の準備が整い次第、処分を開始する予定。
ロイター
9/19_米関税の影響をいつまで見極めるか「不確実性高い」=植田日銀総裁

日銀の植田和男総裁は19日、金融政策決定会合後の記者会見で、利上げ判断のカギとなる米国の高関税政策の影響をいつまで見極めるのか「不確実性が高い」と述べた。同日の会合で決めた上場投資信託(ETF)の売却については、史上最高値圏にある日本株の株価水準を見て決めたのではないと強調。100年以上の歳月をかけて順次売却していくと説明した。
日銀は今回の決定会合で、政策金利の現状維持を賛成多数で決定。また、保有しているETFと不動産投資信託(REIT)の売却を開始することを全員一致で決めた もっと見る 。
植田総裁は会見の冒頭、経済・物価見通しが実現していけば、経済・物価情勢の改善に応じて政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくと改めて表明。利上げ継続方針を示した。
ただ、利上げ判断に当たって焦点となる米国の高関税政策がもたらす米国の経済・物価や日本の経済・物価への影響については、見極めに「どれくらい時間がかかるかは依然として不確実性が高い」と話した。
ロイター
来週の主な注目経済指標&イベント
日付 | 時間 | 経済指標・イベント |
---|---|---|
9/25(木) | 8:50 | (日)日銀・金融政策決定会合議事要旨 |
9/26(金) | 21:30 | (米)8月個人所得(前月比) |
21:30 | (米)8月個人消費支出(PCE)(前月比) | |
21:30 | (米)8月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) | |
21:30 | (米)8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) | |
21:30 | (米)8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) |
上の表には載せていない経済指標でも結果次第では大きく変動する可能性がありますので、経済指標や経済イベントを重視したい方は、FX会社や証券会社のサイトで情報を入手しておきましょう。私は外為どっとコムのサイトを愛用しています。

経済メディアではインフレの落ち着く時期やFRB利下げ転換時期等について、経済学者などの著名人がもっともらしい見解を述べています。しかし、こうした経済のプロフェッショナルでさえ、未来がどうなるのかは誰にも分かりません。
こうした著名人の発言を鵜呑みにして、トレードを実行してしまう方が多いのですが、私はおすすめしません。
少し極端な表現ですが、投資の世界で最終的に信じられるのは自分だけです。この世界で長く生き残るためには、自分で相場の動向をいち早く察知して、その流れに付いていくことしかないと思っています。そして、そのためにはテクニカル分析と適度な情報収集を継続的に行う必要があります。
テクニカル分析の方法については、このブログで定期的にお伝えしていきますので、共感いただける方は、ぜひ一緒にやっていきましょう。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利チャート
米長期金利のNY市場終値は、前週末比+0.06%の”4.13%”です。米長期金利は今週も一時4.00%割れまで低下しましたが、週足の終値では青線のサポートラインを維持していますね。
ただ、現在FRBと日銀の金融政策の方向性が異なっていることから、この先下落トレンド入りするのかに注目です。
日米長期金利差とドル円の相関性
次に、参考程度ですが日米長期金利差とドル円の相関性を見ていきます。以下のチャートをご覧ください。
直近20日間の日米金利差とドル円のCC(相関係数)は"-0.91"で、引き続き逆相関の関係にあるようです。日米金利差がどんどん狭まってきていますね。
FRB利下げ予想時期
CMEのFedWatchツールによると、次回10月のFOMCでは0.25%の利下げ予想が93.4%と大半を占めていますね。また、その先12月も連続利下げを行うとの予想が増えているようです。さらには来年1月のFOMCでの利下げ予想(3回連続の利下げ)も4割弱となっています。



以上で、ファンダメンタル観点での状況把握ができました。今週のファンダメンタル要素が現在のドル円相場にどのような影響を及ぼしているのか。その辺りは、次章からのテクニカル分析を通してみてみましょう。
FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。
ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。
私たち個人投資家は、生活を豊かにするための"資産"が欲しいのであって、"経済のプロ"になりたいわけではないという方が大半かと思いますので、大まかな状況が分かれば十分です。
STEP2:今週の相場予想とトレード戦略の評価
さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りです。
今週は予想レンジを「147.0円〜148.5円」に設定、週明け時点の目線は円安とし、具体的な注目ポイントとしては、下表の通りとしていましたね。そして、直近の値動きをみると円売りの勢いが低下してきているので、各チャートのサポート割り込んでしまった場合には、方針転換を行う必要があるとしていました。
レート | 根拠 |
---|---|
152.0-4円 | 長期P&Fシグナル目標値 |
150.5-9円 | 長期P&Fレジスタンス |
149.4-5円 | 中期P&Fシグナル目標値 |
148.4-5円 | 中期P&Fレジスタンス |
148.4円 | 短期P&Fレジスタンス |
レート | 根拠 |
---|---|
147.0-4円 | 長期P&Fサポート |
147.3円 | 短期P&Fサポート |
147.0-1円 | 中期P&Fサポート |
トレード戦略評価
結果としては、火曜日に147円台を割り込んだことでシグナルが転換。翌火曜日には145.4円台まで円高が進む場面がありましたが、その後は円売り優勢の展開で今週のNY終値は147.9円付近での推移です。
P&Fシグナルの転換に伴い、元々保持していた買いポジションは損切りして、売りポジションを保持していますが、苦しい状況となっています。。。
なお、日々の具体的なトレード戦略は値動きに合わせて調整を行っています。日々のトレード戦略は当ブログで毎日公開していますので、よろしければ毎朝ご覧ください。
では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸テクニカルに使用しています。現在のドル円のボラティリティー状況から、長期は「1枠50銭」、中期は「1枠20銭」、短期は「1枠:10銭」を採用しています。
それでは長期チャートから順番に見ていきましょう。
STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析
P&F0.5チャートは、今週の値動きにより147円付近の前回サポートを下抜けたため、円高シグナルが点灯しています。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | 円高 | 141.0-4円 | 148.5-9円 | 146.5-9円 |
垂直 | ー | ー |
STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析
P&F0.2チャートは、今週の値動きにより147円付近の前回サポートを下抜けたため、円高シグナルが点灯しています。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | 円高 | 142.2-3円 | 148.4-5円 | 146.6-7円 |
垂直 | なし | ー |
STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析
P&F0.1チャートは、16日の値動きにより147.3円付近の前回サポートを下抜けたため、円高シグナルが点灯したのですが、当日中に目標値に到達。その後、18日には円安シグナルが点灯するという荒い展開になっています。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | 円安 | 148.5円 | ー | 146.5円 |
垂直 | なし | ー |
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくことをおすすめします。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。 - 複数のテクニカル指標を用いて分析する場合、それぞれのテクニカル分析結果の方向が分かれた際の方針を決めておくとトレードが安定するのでおすすめです。
私の場合、トレードは主軸とするテクニカルに従うこととし、方向性の分かれ具合に応じて取引量を調整することにしています。
週初時点のP&Fまとめ
チャート | シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|---|
長期P&F | 水平 | 円高 | 141.0-4円 | 148.5-9円 | 146.5-9円 |
垂直 | なし | ー | |||
中期P&F | 水平 | 円高 | 142.2-3円 | 148.4-5円 | 146.6-7円 |
垂直 | なし | ー | |||
短期P&F | 水平 | 円安 | 148.5円 | ー | 146.5円 |
垂直 | なし | ー |
STEP6:トレード方針の決定
来週のトレード方針
週初時点では、長期・中期チャートにおいて、円高シグナルが点灯しています。そして、短期チャートでは円安シグナルが点灯しています。よって、週明けの目線は短期的には円安にしようと思います。
短期チャートの目標値148.5円付近到達後に円買い優勢の流れになることが、P&Fチャートからは想定されます。
週明け時点の具体的な注目レートは下表の通りです。
レート | 根拠 |
---|---|
148.5-9円 | 長期P&Fレジスタンス |
148.4-5円 | 中期P&Fレジスタンス |
148.5円 | 短期P&F円安目標値 |
レート | 根拠 |
---|---|
146.5-9円 | 長期P&Fサポート |
146.6-7円 | 中期P&Fサポート |
146.5円 | 短期P&Fサポート |
142.2-3円 | 中期P&F円高目標値 |
141.0-4円 | 長期P&F円高目標値 |
なお、トレードに関しては、中期チャートと長期チャートの円高シグナルを根拠にした売り指値がシグナル点灯水準付近で約定しております。
以上、私の来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でしたが、みなさんも来週のトレード戦略を立てられましたか?
P&Fチャートは初心者の方でも利確位置や損切り位置が明確に決めることができるので、個人的にはとてもおすすめのチャートです。ここまでご覧いただいて「もっとP&Fを勉強したい」と思っていただけた方は、以下の記事でP&Fチャートの詳細を解説していますので、よろしければご覧ください。
お知らせ
FX指値1本勝負!
P&Fチャートを主軸テクニカルに採用した「FX指値1本勝負!」という記事を無料で公開しています。こちらは以前、noteやPostPrimeで読者のみなさんから大変好評いただいた企画を、P&Fチャートの有効性検証という形でリニューアルして再開したものです。もしよろしければ一度ごらんください。

8通貨ペア13種類のP&Fチャート情報
私のPostprimeのプライム投稿では、平日毎朝8通貨ペア13種類のP&Fチャート情報を公開しています。誰でも2週間無料で購読可能ですので、もしよろしければ是非一度ご覧ください。
- PostPrimeで毎日公開しているP&Fチャートからドル円を公開している公開裁量トレードを行うなら毎日チャートの変化をチェックすることは欠かせません。私のPostPrimeでは各種通貨ペアのP&Fチャートにて毎日公開しています。P&Fをご自身のテクニカル分析に取り入れてみたい方は、よろしければ購読ください。2週間は無料で購読可能です。
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大きな流れに逆らうときは控えめに
流れに逆らって泳ぐのは大変ですよね。トレードも同じです。大きな流れに沿った形の方が良い結果が出やすいと思います。今のトレードは大きな流れに沿っているのか?それとも逆らっているのかを意識するようにしましょう。
抵抗線を抜けた際の損切りは潔く
統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が高いです。
つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけです。抵抗線を抜けた際には躊躇なく損切りしましょう。
さいごに
FX裁量トレードにおいては、長期間退場せずに生き残ることが最も大切です。長期間FXを継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。
私は平日毎朝、ブログとPostPrimeでFXや株式指数のトレード戦略情報を発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のトレード戦略情報を読んでいただければ、いきなり大損して即退場に追い込まれるようなリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。
以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。
私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。
そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。
そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。
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記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。
あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?
「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。
注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。
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