おはようございます!今日も朝5分のFX生活「朝活FX」をやっていきましょう!
本記事では、ドル円を対象としてP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートの活用例を紹介しています。
この記事を平日の朝5分間ご覧いただくことで、実トレードで使えるテクニカルの活用方法を習得できます。
また、本記事を通して習得したテクニカル活用方法やマインドは、他のテクニカルやドル円以外のトレードにも応用可能です。
FXでなかなか勝てないとお悩みの方はもちろんのこと、ドル円相場に関心のある方も特定のテクニカルをじっくりと学ぶことで、着実にスキルアップできますので、私と一緒に朝活FXしてみませんか?
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは市場の注目トピックを日本経済新聞の記事で理解していきましょう。
現在の最注目トピック |
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日米金利差 ・FRB「2025年の利下げペースは?」 ・日銀「1月追加利上げ実施!今後の利上げペースは?」 |

パウエル議長は7日の講演で金融政策の変更について「急ぐ必要はない」と話した。米政権による関税政策などの影響を時間をかけて見極める姿勢を改めて示した。足元の米経済については「堅調なペースで成長している」との認識を示した。市場はこのところ景気減速への懸念を強めていたため「追加利下げを急がず、状況がより明確になるのを待つ姿勢を維持したことがドル買いを誘った」(フォレックス・ライブのアダム・バトン氏)との見方があった。
パウエル議長の発言を受け、米債券市場では長期金利が一時前日比0.04%高い(債券価格は安い)4.32%を付けた。日米金利差の拡大観測も円売り・ドル買いにつながった。売りが先行していた米株式相場が上げに転じたことも、低リスク通貨とされる円の相場の重荷となった。円の安値は148円20銭だった。
もっとも、午前は円買い・ドル売りが広がり、一時は146円94銭と2024年10月以来、約5カ月ぶりの円高・ドル安水準を付ける場面があった。7日朝発表の2月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比15万1000人増と、ダウ・ジョーンズ通信が集計した市場予想(17万人増)を下回った。失業率は1月の4.0%から横ばいになるとの市場予想に対して4.1%に上昇し、平均時給は市場予想ほど伸びなかった。
米政権が進める連邦政府の人員削減は今後の雇用統計に反映されるとみられるなか「労働市場は減速方向にある」(邦銀の為替ディーラー)と受け止められ、今後の雇用悪化や景気減速への懸念がくすぶった。
日本経済新聞 為替概況より
日本経済新聞の記事によりますと、先週金曜日に発表された米雇用統計が市場予想を下回ったことで、発表後は円買いが進む場面があったとのことです。ただ、その後にパウエルFRB議長が追加利下げを急ぐ必要はないと発言したことから、ドルが買い戻される展開になったとのことです。
前日の具体的な値動きとトレード戦略への影響は、後ほどテクニカルで見ていきましょう。
FRB金融政策
現在、市場参加者の注目は今後のFOMCでの利下げペースとなっていますが、CMEのFedWatchツールによると、次回3月のFOMCでは金利据え置き予想が"97.0%"と大勢で、次回利下げ時期は6月との見方が優勢になっています。



今週の注目経済指標・イベント
今週は米CPIと米PPIが発表されます。第2次トランプ政権下で初めての消費者物価指数と卸売物価指数ですので、関税政策への懸念がどの程度影響しているのかに注目です。
日付 | 時間 | 経済指標・イベント | 予想 |
---|---|---|---|
3/11(火) | 8:50 | (日)10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比) | 0.7% |
8:50 | (米)10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算) | 2.8% | |
3/12(水) | 21:30 | (米)2月消費者物価指数(CPI)(前月比) | 0.3% |
21:30 | (米)2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 2.9% | |
21:30 | (米)2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) | 0.3% | |
21:30 | (米)2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) | 3.2% | |
3/13(木) | 21:30 | (米)2月卸売物価指数(PPI)(前月比) | 0.3% |
21:30 | (米)2月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) | 3.2% | |
21:30 | (米)2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) | 0.3% | |
21:30 | (米)2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比) | 3.6% |
また、今は投資家の注目が米経済の行方に集まっていますので、上の表に載せていない経済指標でも結果によっては大きく変動する可能性があります。
気になる方は以下のようなサイトで情報を入手しておきましょう。個人的には外為どっとコムさんを長年参照させていただいており、おすすめです。

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、いくら情報を収集したとしても未来を完璧に予想することは出来ません。
また、経済の専門家やプロの投資家でも意見が分かれるのは日常茶飯事です。
ですから、私は初心者の方が過剰にファンダメンタル情報を収集してしまうと、混乱を招くだけだと考えています。
なお、市場に溢れている情報は、事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切です。
本日の相場概況把握「米長期金利編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利のNY市場終値は前営業日比+0.03%の”4.31%”です。米長期金利は前日高値の4.34%は超えられなかったものの、ローソク足は下ヒゲをつけています。
先日の下落場面では昨年12月の下値"4.15%"付近がサポートとして強力に機能しましたので、その勢いがまだ続いている可能性がありそうです。しかし、まだまだ油断はできません。もし同水準を下抜けた場合、明確なサポートが直近には見つからない状況ですので、警戒したいです。
それでは、次章ではドル円の今後の具体的な戦略をテクニカル面から検討していきましょう。
本日の相場分析「テクニカル編」
ここでは私が実践している複数のP&Fチャートを活用したトレード戦略構築例を紹介していきますね。
相場分析は「長期」→「中期」→「短期」と、大きい枠から小さい枠へと捉える範囲を変えながら、順に進めていくことをおすすめします。仕事や子育てなどと同じですね。
前日のトレード戦略
前日のトレード戦略は、こちらの記事をご覧ください。

前日の相場展開
前日のドル円は米雇用統計発表後には146.9円台まで円高が進みましたが、その後はパウエル議長発言の影響により円が売られてNY終値では148.0円付近での推移です。
また、P&F的な観点では円高シグナルに沿った展開で、短期チャートに続いて長期チャートの目標値にも完全到達しましたね。P&Fを参考にトレードされた方は大きな利益が出たのではないでしょうか。おめでとうございます!
さて、次項では前日の値動きを反映したP&Fチャートの状況から、本日の戦略を考えていきましょう。
私は、週末に1週間の戦略を立てるようにしています。これは日々の戦略がブレないようにするためです。日々の戦略は、週末に立てた戦略をもとに解説していますので、よろしければ週末の戦略記事も併せてご覧ください。

長期相場予想「1枠:50銭(P&F0.5)」
P&F0.5チャートは前日の値動きによる変化点はありませんが、取引時間中に目標値は147.0円に到達しました。よって、現在は次回シグナル点灯待ちの状況となります。P&Fを参考にトレードされた方はおめでとうございます。
チャートの現況は下表の通りで、長期的な観点では"横ばい"の展開が想定されます。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | 目標値到達 | 147.0-4円 | 154.0-4円 | ー |
垂直 | なし | ー |
中期相場予想「1枠:20銭(P&F0.2)」
P&F0.2チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。
現状は垂直カウンティングによるシグナル点灯と見ることもできますが、前回の垂直Cによるシグナルと同方向であるため、次のシグナル点灯を待ちたいと思います。
チャートの現況は下表の通りで、中期的な観点では"横ばい”の展開が想定されます。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | なし | ー | 150.6-7円 | ー |
垂直 | なし | ー |
短期相場予想「1枠:10銭(P&F0.1)」
P&F0.1チャートは、前日の値動きによる変化点はありません。
チャートの現況は下表の通りで、短期的な観点では"横ばい”の展開が想定されます。
シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|
水平 | なし | ー | 150.6円 | ー |
垂直 | なし | ー |
本日のP&Fまとめ
本日のP&Fの分析結果とまとめますと、下表の通りです。
チャート | シグナル | 点灯状況 | 目標値 | レジスタンス | サポート |
---|---|---|---|---|---|
長期P&F | 水平 | 目標値到達 | 147.0-4円 | 154.0-4円 | ー |
垂直 | なし | ー | |||
中期P&F | 水平 | なし | ー | 150.6-7円 | ー |
垂直 | なし | ー | |||
短期P&F | 水平 | なし | ー | 150.6円 | ー |
垂直 | なし | ー |
本日のトレード戦略構築
ここまでのP&F分析で大きな目線(方向性)が定まりましたので、最後に本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。
当日の戦略構築はP&Fを軸に考えます。ただ、P&Fにレジサポがない場合などは”移動平均線(50MA:赤,100MA:橙,200MA:水色)”・”MACD”・”ボリンジャーバンド”も参照して、戦略を検討しています。
本日の注目ポイント
長期チャートでは水平Cによる円高シグナルの目標値に到達しました。これですべてのチャートで次回シグナル点灯待ちとなります。
よって、本日は横ばいの展開をメインシナリオにします。この先、レンジ相場を形成する動きに徐々にシフトしていく展開を想定したいです。具体的な注目ポイントは下表の通りです。
レート | 根拠 |
---|---|
154.0-4円 | 長期P&Fレジスタンス |
150.6-7円 | 中期P&Fレジスタンス |
150.6円 | 短期P&Fレジスタンス |
149.2-3円 | 中期P&F前回サポート |
149.1円 | 短期P&F前回サポート |
レート | 根拠 |
---|---|
147.6円 | 短期P&F前回円高目標値(水平C) |
147.0-4円 | 長期P&F円高目標値(水平C) |
本日のトレード戦略
151.5円付近での売り指値は金曜日朝の時点で取り消ししておりますが、取引時間帯に長期チャートの目標値に完全到達となりましたね。次のシグナル点灯までしばらく様子見しようと思います。
なお、具体的な注文内容は下記の記事でも確認いただけます。(※毎週日曜日更新)

注:上記のトレード方針は、あくまで個人的な見解です。記載と同じトレードを推奨する意図は含んでいません。
(PR)FXスイングトレード向けおすすめ会社紹介
「FXトレードはどこの会社でも同じでしょ?」なんて思っていませんか?
私はトレードで成功したければ、FX会社選びは超重要だと考えています。私はFX会社を変更したことで、急に成績が悪化したことが過去に何回もありました。
そして、私がFXで成功するために最も大事なことは「大きく負けないこと」だと思っています。それを実現するために、FX会社に求める重要な要素をふたつ紹介しますね。
FXで成功するために重要なこと一つ目は「約定能力の高さ(注文が滑らない)」ことです。
私は記事の中で、トレードの際には必ず逆指値を注文するようにお伝えしていますが、その理由は逆指値注文が自分の許容損失額を守る最後の砦だからです。
しかし、実は逆指値注文にも穴があって、指定したレートから大きくズレて約定することがあるんです。それはどんな時か?というと、それは為替介入や政策金利発表、大規模災害直後などの相場急変時です。
状況的にはやむを得ないのは分かりますが、大切な資金を失うわけですから、できることなら避けたいですよね。そこで重要なのがFX会社の「約定能力」です。
私は、これまでの経験の中で逆指値が大きくズレて約定した会社は使用しないことにしています。
FXで成功するために重要なこと二つ目は「取引ツールの完成度(注文を間違えない)」こと。
え?そんなの当たり前のことでしょ?と思われるかもしれません。しかし、人間とはミスをする生き物です。みなさんもこんな経験はありませんか?
- 注文するレートを間違えて約定しなかった
- 有効期限を間違えて失効していた
私は恥ずかしながら過去に何度も経験しています・・・114円を144円と間違えたり・・・
こうしたミスは時に大きな損失につながります。特に逆指値注文を間違えた時には・・・想像するだけでもゾッとしますね。
そこで、重要になってくるがFXツールの完成度(UXの高さ)です。UXが高いというのが正しい表現かもしれません。人間のミスを誘発しないためには、画面デザインの良さやカスタムの自由度の高さがポイントになってきます。
私は、これまでの経験の中で注文間違いを多くしてしまうツールの会社は使用しないことにしています。
以下の会社は、私が長年トレードしている会社であり、「約定能力の高さ」と「取引ツールの完成度」ともに申し分のない水準となっていることから、自信を持ってお勧めできます。まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度検討してみてください。
本日は、以上となります。
【復活!】P&FでFXスイングトレード指値一本勝負!
P&Fを活用したFXスイングトレードを成績検証という形で掲載しています。もしよろしければ、あわせてご覧ください。

(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。
もし購読いただける場合は、PCから登録されることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまうので、ご注意ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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<その3>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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