コツコツドカン癖が抜けません
投資本で勉強したのに結果が出ません
このような悩みをお持ちの方に応えていきます
この記事ではFX歴17年の熟練トレーダーである私が、どのように為替相場と向き合ながらトレードしているのかを紹介しています。毎週日曜日にアップしていますので、ご自身のトレードの改善点を探すきっかけになれば幸いです。
- FXで利益が上げられない
- 損切りができなくて困っている
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週活FX流 トレード戦略構築STEP
私が続けている戦略構築は以下の3ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを恒常させることができますよ。具体的には次章で紹介します。
経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集
相場への影響に対する自分の見解をまとめる。
前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、改善点を考察します。
中長期トレンド判断に使用するテクニカルを選定
テクニカル分析に基づく中長期的な相場への見解をまとめる。
短期トレンド判断に使用するテクニカルを選定
テクニカル分析に基づく短期的な相場への見解をまとめる。
先週の振り返り<ファンダメンタル観点>
それでは、先週儲かった方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。
まずは、経済ニュース各社の記事からポンドの関連情報をおさらいしていきます。
6/8_5月英建設業購買担当者景気指数「4カ月ぶりの低い水準でポンド売り」
8日発表の5月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)が56.4と前月から低下し、4カ月ぶりの低い水準となった。インフレや借り入れコストの上昇で住宅部門の勢いが鈍化していることが意識され、ポンド売り・ドル買いが優勢となっている。
先週6日夜に実施したジョンソン首相の信任投票では、同氏の続投が決まったものの大きな動きはありませんでした。これは、現在の市場の関心がインフレ動向や金融政策にあることを示しています。
そんな中発表された5月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は、4カ月ぶりの低い水準となったことをうけてポンド売りが優勢となる場面もありました。
ポンド円関連ニュース一覧でまとまっており、気になる見出しのニュースを読んでいくだけで十分な情報を得られます。
ポンドの現状について、私の個人的な見解を述べますと、インフレ高進と成長鈍化の不安が他の欧米諸国よりも高い状況にあると思います。実際、先日発表された英総合購買担当者景気指数(PMI)が新型コロナウイルス流行を受けた最初のロックダウン(都市封鎖)中だった2020年5月以来の低水準でした。政府や中央銀行が対策を打ち出していますが、効果のほどは定かではありません。また、英経済の減速懸念から、イングランド銀行(英中央銀行)は積極的な利上げができないとみられているむきもあるようです。引き続き、中期的には英景気の減速を懸念したポンド売り優勢となる場面が多くなるのではないかと思っています。
FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。ただし、情報は収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度で構いません。
先週の相場予想とトレード戦略の評価
さて、ファンダメンタル観点で状況を把握した後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、先週の相場予想と結果を振り返りたいと思います。
先週は予想レンジ「161.8円〜164.4円」として、164円台半ばまでは円安が進むと予想していました。しかし、結果としては164円台半ばは週初に上抜けすると、168円台まで一気に円安が進みました。一言で言えば予想はハズレですね。
ただし、円安方向という目線は合っていたのでよしとします。
トレードスキル向上のためには、トレード戦略を立てて「実践・評価・改善」を繰り返ししていくことが大切。
まずは自分なりのトレード戦略をきちんと立てて、その戦略通りにトレードできるようになることが、トレードスキル向上のための第一歩だと考えています。
共感いただける方は、ぜひご自身で戦略を立て、実践・評価・改善に取り組んでみてくださいね。
今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築
では、今週のポンド円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合、中期相場予想には"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸にしています。
長期相場予想「円安」
まず、長期トレンド把握のためにP&F0.5チャートをみていきましょう。以下の画像をご覧ください。
先週は円安シグナルが新たに点灯したため、具体的な円安目標は"170円-171円付近"とした円安展開を予想していました。今週も状況は変わっていません。円安目標は"170円-171円付近"を目指す展開を期待したいです。ただ、P&F0.5チャートは的中率は高くありません。さらにダブルトップに見えなくもないので更なる下押しも警戒したいと思います。
中期相場予想「中立〜円安」
次に、中期トレンド把握のためにP&F0.2チャートをみていきましょう。以下の画像が現在のP&F0.2の状況です。
P&F0.2チャートは円安シグナルが出ておりましたが、円安目標値164.4円に到達済みです。そして円安目標値を超えて円安方向に進んでいますので、行き過ぎかなと思います。今週は前回円安目標値164.4円=164円台半ば付近がサポートになるか否かに注目していきたいです。ただ、前述の通りダブルトップに見えなくもないので、無理に飛びつく必要はないかと思っています。
短期相場予想「中立〜円安」
さて、中長期の目線が定まったら、最後に具体的なトレード戦略を検討するために短期相場予想を行いましょう。私の場合はシンプルに移動平均線とボリンジャーバンドを主軸にしています。
難しい場面ではありますが、長期トレンド分析において円安シグナルが出ていますので、まだ買い目線で行こうと思います。注目したい予想サポートラインですが、具体的には前回の中期円安目標値164円台半ばや日足50MAあたりが考えられます。損切り位置は日足50MA(162.4円)に設定すれば、そこそこ良い条件での取引になるのではないかと思います。
もし割り込んでしまった場合は、100MAあたりまでサポートとなるラインがありませんので159円台突入がありそうですので、速やかに損切りした方が良いと考えています。
今週のトレード戦略
「164円台半ば〜162円台半ばまで段階的に買い下がる」
ではここまでの内容を踏まえて、具体的なトレード戦略に落とし込んでいきましょう。
今週は円売りが一段と加速するシナリオになった場合、最大で170円台乗せまでの円安が進む可能性があると予想して順張りで臨みたいと思いますが、ダブルトップの懸念もありますので、損失額は抑えめで勝負したい場面かと思います。
よって、新規買い指値は前回の中期円安目標値164円台半ばから日足50MA162.4円までを段階的に。損切りは、4時間足以上の終値で162.4円割れた場合とします。
- 最適な取引量は個人差がありますが、損切りした際の精神的ショックが大きくならない量にはしたいです。私の経験上では、1トレードあたりの最大損失額は運用額の1-3%程度に抑える方が良いと思います。
- 予想が的中するか否かは50%ですので、利益と損失の比率は1:1以上になるようにトレードしましょう
以上、今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。
今週の相場予想とトレード戦略まとめ
というわけで、最後に今週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。
【相場予想】
長期:円安
中期:中立〜円安
短期:中立〜円安
【トレード戦略】
今週の予想レンジ:162.4円〜170円
売りレンジ:設定なし
買いレンジ:162.4円〜164.6円
<今週の相場予想>
予想難しい場面だが、
164円台半ばから162円台半ばまでは
買い下がる戦略で臨む
さいごに
私はFX戦略構築を平日に無料で公開しています。(noteではドル円・PostPrimeではポンド円)
儲かる保証は全くありませんが、FX初心者の方が大損して即退場となるのを防ぐことくらいであれば、お役に立てると思っています。
ですので、FX初心者の方はよろしければ毎日読んでいただけると嬉しいです。
以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。
私はFX歴16年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。
そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。
そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。
最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。
記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。
あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?
「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。
注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。
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