みなさん、おはようございます。本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。みなさんも一緒にP&Fで朝活FXをやっていきましょう。
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
週間の新規失業保険申請件数は21万1000件と市場予想(19万5000件)を上回って増加した。米連邦準備理事会(FRB)が21~22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を再び0.5%に広げるとの懸念がいったん和らぎ、米長期金利の低下につながった。
10日には日銀の金融政策決定会合の結果発表を控える。大規模な金融緩和政策を修正するとの見方が一部にあり、円が買われた面もあった。
日本経済新聞 為替概況より
昨日は、新規失業保険申請件数の結果を受けて、次回FOMCで0.5%の利上げを決めるとの懸念が和らいだとのことですが、発表直後こそ30銭ほど円高になる場面がありましたが、すぐに同水準まで戻していますので、あまり関係はないのではないかと個人的には思っています。
ただ、本日発表される日銀金融政策決定会合の結果や米雇用統計には注目が集まっているものと思いますので、こちらは要注目です。
では今後の戦略については、次章以降でテクニカル面から見ていきましょう。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。
市場には情報が溢れかえっているため、初心者の方が過剰に情報収集してしまうと、逆に混乱を招きかねません。
市場の情報は事実と憶測が混在して報じられますので、きちんと区別して理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと私は考えています。
本日の相場概況把握「米長期金利・コモディティ編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油相場の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利はNY市場クローズ時点で3.90%と前日比-0.09%となりました。
昨日は雇用統計発表を前に一度調整場面をむかえたのかもしれませんね。
テクニカル的には日足5MAのラインを割り込んでおり、BBについてもスクイーズ入りの兆候があります。今晩の雇用統計を受けてどのような展開になったのか、週末にチェックしたいと思います。
原油
原油相場は、NY市場クローズ時点で75.5ドル付近と前日比-0.9ドルとなりました。
原油は先日注目していた100MAのサポート化に失敗したことで、やはり失望売りも出ているのかもしれません。
以前から指摘している通り、現在74ドル台にサポートラインがありますので、本日はここを守れるかに注目したいと思います。
本日の相場分析「テクニカル編」
それでは、本題のドル円です。
ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進めて、本日のトレード戦略を構築していきます。
週末の戦略記事をまだご覧いただいていない方は、こちらも合わせて参照ください。
前日のトレード戦略
昨日は短中長期分析ともに水平カウンティングによるシグナルの点灯はなく中立目線でしたので、トレードは見送りスタンスとしていました。
結果的には一時135.9円台まで円高が進む場面があるなど、3月8日に日足100MAでレジスタンスされてからは135-137円台での広い範囲で横ばいの展開が継続しています。
さて、次項では前日の値動きを踏まえてP&Fチャートの状況から戦略変更の必要性を考えていきましょう。
長期相場予想
長期相場予想にはP&F0.5(1枠:50銭)を使用しています。
P&F0.5チャートは、前日からの変化点はありません。現状、円安目標値を過ぎて円安が進んでいますので「やや行き過ぎ」と見ることができます。現時点では、ここから再び相場エネルギーの蓄積期間に入るものと考え、日々のチャートの変化に注目して行きたいと思います。
中期相場予想
中期相場予想にはP&F0.2(1枠:20銭)を使用しています。
P&F0.2チャートは昨日の値動きにより○印の折り返し列が記録されており、相場エネルギーの蓄積が可視化されつつあります。
現在、P&F0.2チャートでは垂直カウンティングを使用しますと円安目標値141.6円台と求めることができます。ただ、今後136円を割り込んできますと、水平カウンティングによる円高シグナルが点灯しますので、その際は売りスタンスを取ろうと考えています。
短期相場予想
短期相場予想にはP&F0.1(1枠:10銭)を使用しています。
現在P&F0.1チャートも0.2チャートと同様に○印の折り返し列が記録されています。この先135.9円を下回ってきますと、水平カウンティングによるシグナル点灯となりますので、毎日チェックしていきたいです。
本日のP&Fまとめ
P&F0.2,0.1チャートは垂直カウンティングによる円安目標値141.6円付近が算出されている状況。
ただ136-135.9円を割り込むと水平カウンティングによる円高シグナル点灯となる。シグナル点灯時には売りスタンスに移行する予定。
本日のトレード戦略構築
ここまでの分析で、本日の大きな目線(方向性)が定まりましたね。
それでは、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBを使用しています。
本日も短中長期分析ともに現時点では水平カウンティングによるシグナルの点灯はなく中立目線ですので、トレードは見送りにしようと個人的には考えています。
ただ、前述の通りP&F0.2,0.1チャートでは垂直カウンティングによる141.6円台の円安目標値が出ていますので、アグレッシブにいくのであれば押し目買いを狙ってみるのもアリかもしれません。
(補足)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?
私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。
もし購読いただける場合は、PCから登録されることをおすすめします。モバイルの場合、apple社・google社の手数料が上乗せされてしまうので、ご注意ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(補足)記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
記事を気に入っていただいた方は、PostPrimeのスキ&フォロー&拡散をお願いします!記事継続の励みになります!
<その3>
📬質問箱を用意しました
感想や質問、記事リクエストなどありましたら、どしどしお待ちしております。私が答えられる内容であれば、優先的に取り上げさせていただきます。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
コメント