朝5分のFX生活@朝活FX「ドル円編」_2023/3/9

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みなさん、おはようございます。本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。みなさんも一緒にP&Fで朝活FXをやっていきましょう。

目次

本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」

まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は8日、前日の上院に続いて下院で金融政策について証言した。政策金利が従来の想定より高くなる可能性に言及するなど、前日と同様の内容を繰り返した。市場では今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.5%に広げるとの見方が多く、日米金利差の拡大から円売り・ドル買いが出やすい。

ただ、ニューヨーク市場では円買いが優勢になる場面もあった。2月の米雇用統計の発表を10日に控え、目先の利益を確定する円買い・ドル売りが入った。米利上げ継続が将来の米景気を冷やすとの見方から米長期債が一時買われた(利回りは低下した)のも円買い・ドル売りを誘った。

日本経済新聞 為替概況より

昨日のパウエル議長による議会証言は、概ね前日と同じ内容となったようですが、次回FOMCで0.5%の利上げを決めるとの思惑をけん制する「アドリブ」発言もあったようです。ただ、アドリブ発言の効果はほとんどなく、市場では利上げ再加速観測が強まっていることが浮き彫りになったようです。

本日は日銀会合の結果発表と雇用統計を明日に控える中で、ポジション調整等の動きが出るかに注目したいです。

では今後の戦略については、次章以降でテクニカル面から見ていきましょう。

ワンポイントアドバイス

ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。

ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。

市場には情報が溢れかえっているため、過剰な情報収集は逆に混乱を招きます。事実と憶測を分けて理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていくことが大切だと考えています。

本日の相場概況把握「米長期金利・コモディティ編」

本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油相場の概況を押さえていきましょう。

米長期金利

米長期金利はNY市場クローズ時点で3.99%と前日比+0.02%となりました。

昨日の米長期金利はほぼ横ばいの展開となりました。雇用統計待ちの状況かもしれませんね。

テクニカル的には日足5MAのラインはやや割り込んでおり、BBについてもスクイーズ入りの兆候がありますので、一度様子見局面に入ったのかもしれません。

原油

原油相場は、NY市場クローズ時点で76.4ドル付近と前日比-0.7ドルとなりました。

原油は注目していた100MAのサポート化に失敗したことで、失望売りも出ているのかもしれません。

さて、このまま続落となった場合は74ドル台にサポートラインがありますので、ここを守れるかに本日は注目したいと思います。

本日の相場分析「テクニカル編」

それでは、本題のドル円です。

ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進めて、本日のトレード戦略を構築していきます。

週末の戦略記事をまだご覧いただいていない方は、こちらも合わせて参照ください。

前日のトレード戦略

昨日は短中長期ともに中立目線でしたので、トレード見送りスタンスとしていました。

結果的には一時137.9円付近まで円安が進む場面があるなど、3月2日の高値上抜け後は円売り優勢となっている状況です。現在135-137円台での広い範囲で横ばいの展開が継続していますが、終値ベースではまだ想定範囲内での展開です。

さて、次項では前日の値動きを踏まえてP&Fチャートの状況から戦略変更の必要性を考えていきましょう。

長期相場予想

P&F0.5チャート

長期相場予想にはP&F0.5(1枠:50銭)を使用しています。

P&F0.5チャートは、前日からの変化点はありません。現状、円安目標値を過ぎて円安が進んでいますので「やや行き過ぎ」と見ることができます。現時点では、ここから再び相場エネルギーの蓄積期間に入るものと考え、日々のチャートの変化に注目して行きたいと思います。

中期相場予想

P&F0.2チャート

中期相場予想にはP&F0.2(1枠:20銭)を使用しています。

P&F0.2チャートは昨日の値動きにより×印が1枠増えており、後述の垂直カウンティングの方向性に沿った展開となっています。

現在、P&F0.2チャートでは垂直カウンティングを使用しますと円安目標値141.6円台と求めることができます。ただ、垂直カウンティングによるシグナルは2回続けての円安方向となりました。同方向の連続したシグナルは一般的には1回目より2回目の方が到達確率は下がる傾向にあります。よって、今回の垂直カウンティングによる目標値を狙うかどうかは、かなり見方が分かれる場面かと思われます。

短期相場予想

P&F0.1チャート

短期相場予想にはP&F0.1(1枠:10銭)を使用しています。

現在P&F0.1チャートも0.2チャートと同様に×印が1枠記録されています。垂直カウンティングについては0.2チャートとほぼ同様ですので、記載を割愛しています。チャートの見方についても0.2チャートと同様です。

本日のP&Fまとめ

P&F0.2,0.1チャートにて前回高値を上抜け。垂直カウンティングを使用すると141.6円付近が円安目標値となる。ただ円安方向のシグナルは連続しており、1回目より到達確率は下がる可能性あり。判断は難しい場面。

本日のトレード戦略構築

ここまでの分析で、本日の大きな目線(方向性)が定まりましたね。

それでは、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBを使用しています。

本日も短中長期分析ともに水平カウンティングによるシグナルの点灯はなく中立目線ですので、トレードは見送りにしようと個人的には考えています。

ただ、前述の通りP&F0.2,0.1チャートでは垂直カウンティングによる141.6円台の円安目標値が出ていますので、アグレッシブにいくのであれば押し目買いを狙ってみるのもアリかもしれません。

おすすめFX会社
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(おまけ)P&Fチャートって何?

P&Fチャートって何?

日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。

P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。

つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。

もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?

P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。

ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?

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FX基礎知識
  • テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
  • 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
    短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
    状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。

(おまけ)その他通貨ペア概況

これまで掲載してきた「その他通貨ペア概況」の記事は2月末で掲載終了とさせていただきました。これまで応援していただいた方、ありがとうございました。

記事の趣旨

私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。

【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
  →有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
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※FXに興味はあるが、時間をかけられない
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 →サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
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・適切なポジション量の開示

 →予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
  チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
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【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。 
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。

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