みなさん、おはようございます。本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象に、P&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。みなさんも一緒にP&Fで朝活FXをやっていきましょう。
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
米長期金利の上昇を受け、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢だった。ただ、7~8日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言の内容を見極めたい市場参加者が多く、下げは限定的だった。
市場では議会証言について「利上げ継続の意志を改めて示すだろう」(バノックバーン・グローバル・フォレックスのマーク・チャンドラー氏)と、タカ派姿勢を示すとの観測が根強い。朝方に一時3.89%まで低下した米長期金利が上昇するにつれ、円を売って、ドルを買う動きが広がった。週内はパウエル議長の議会証言だけでなく、日銀の金融政策決定会合や2月の米雇用統計の発表といった重要イベントが相次ぐため、積極的に持ち高を傾けにくかった。
日本経済新聞 為替概況より
昨日は目立った経済指標の発表がない中、今夜のFRB議長による上院での発言に注目が集まり、様子見ムードとなったようです。
記事にもあるとおり、今週は日銀の金融政策決定会合や2月の米雇用統計の発表といった重要イベントが相次ぎますので、私たち個人投資家も注目していきましょう。
では今後の戦略については、次章以降でテクニカル面から見ていきましょう。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。
ただ、プロの投資家であっても未来を完璧に予想することは出来ないことを忘れてはいけません。
市場には情報が溢れかえっているため、過剰な情報収集は逆に混乱を招きます。事実と憶測を分けて理解するように心がけながら、無理のない範囲で情報収集を続けていきましょう。
本日の相場概況把握「米長期金利・コモディティ編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油相場の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利はNY市場クローズ時点で3.96%と前日比+0.01%となりました。
昨日はほぼ横ばいの展開となりましたが、日足5MAはやや割り込んできてしまっているようです。BBについてもスクイーズ入りの兆候がありますので、一度様子見局面に入るのかもしれません。。
原油
原油相場は、NY市場クローズ時点で80.4ドル付近と前日比+0.6ドルとなりました。
原油は注目していた50MAを上抜けたことで、一気に100MAに接近していましたが、昨日の値動きにより上抜けたようにみえます。これまで上値を押さえられていた100MAですので、本当に上抜けとなれば大きめの上昇も期待できそうと個人的には考えています。
よって、まずは100MAがサポートの働きを見せるのかに注目しつつ、今後200MAまで上昇継続となるかに注目したいです。
本日の相場分析「テクニカル編」
それでは、本題のドル円です。
ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進めて、本日のトレード戦略を構築していきます。
週末の戦略記事をまだご覧いただいていない方は、こちらも合わせて参照ください。
前日のトレード戦略
昨日は短中長期ともに中立目線でしたので、トレード見送りスタンスとしていました。
結果的には一時135.3円付近まで円高になる場面があり下値を確かめているように見えます。ここまでは概ね想定通りの展開ですね。
さて、次項では前日の値動きを踏まえてP&Fチャートの状況から戦略変更の必要性を考えていきましょう。
長期相場予想
長期相場予想にはP&F0.5(1枠:50銭)を使用しています。
P&F0.5チャートは、前日からの変化点はありません。よって、ここから再び相場エネルギーの蓄積期間に入るものと考え、日々のチャートの変化に注目して行きたいと思います。
中期相場予想
中期相場予想にはP&F0.2(1枠:20銭)を使用しています。
P&F0.2チャートは前日からの変化点はありません。円安方向は136.7円付近がレジスタンス候補になりそうです。
同水準に注目しながら、次のシグナル点灯を待ちたいと思います。
短期相場予想
短期相場予想にはP&F0.1(1枠:10銭)を使用しています。
現在P&F0.1チャートも前日からの変化点はありません。P&F0.2チャートと同様で次のシグナル点灯待ちの状況です。今後、相場エネルギーが蓄積されていくものと思いますが、その状況は小さい枠のP&F0.1チャートから順に現れてきますので、今後も日々の変化に注目です。
本日のP&Fまとめ
前日からの大きな変化点なし。現在、シグナル点灯中のP&Fチャートはありません。次のシグナル待ちです。
本日のトレード戦略構築
ここまでの分析で、本日の大きな目線(方向性)が定まりましたね。
それでは、本日の具体的なトレード戦略を考えていきましょう。私の場合は、当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBを使用しています。
本日も短中長期分析ともにシグナルの点灯はなく中立目線ですので、トレードは見送りにしようと個人的には考えています。
なお、上記のチャートについて少しだけ触れておきますと、現在4時間足50MAでのサポートが継続していますが、上からは日足100MAが接近していますので、そろそろ限界かもしれません。
(おまけ)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
もしよろしければ、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
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- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(おまけ)その他通貨ペア概況
これまで掲載してきた「その他通貨ペア概況」の記事は2月末で掲載終了とさせていただきました。これまで応援していただいた方、ありがとうございました。
記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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