みなさん、おはようございます。本記事では国内FXトレーダーの人気No1ペアのドル円を対象にP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。みなさんも一緒にP&Fで朝活FXをやっていきましょう。
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
12日発表の12月の米消費者物価指数(CPI)は伸び率が前月から縮小した。13日発表の1月の米消費者態度指数(速報値)で消費者が予想する1年先のインフレ率は前月から低下した。インフレ減速を背景に、FRBは31日~2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を前回の0.5%から0.25%に縮めるとの見方が増えている。
一方、日銀を巡っては17~18日の金融政策決定会合で、政策をさらに修正するとの思惑が広がっている。13日には日本の長期金利が一時、日銀が許容する変動幅の上限を上回った。日米の金融政策の方向感の違いから、両国の金利差が縮小するとの思惑が円買い・ドル売りを促した。
日本経済新聞 為替概況より
先週金曜日も引き続き米CPIの結果や日銀の金融政策修正の思惑を受けて、円買い・ドル売りが進んだようですね。そろそろ織り込み済の水準かなとも思われますが、17-18日に開催される日銀の金融政策決定会合でサプライズがある可能性もありますので注目していきましょう。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。私たち個人投資家も無理のない範囲で情報収集して相場についていきましょう。
本日の相場概況把握「米長期金利とコモディティ編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油と天然ガス相場の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利はNY市場クローズ時点で3.50%と前日比+0.06%となりました。
米長期金利はテクニカル的には100MA下抜けにより、上昇の勢いが低下しているようです。以前からお伝えしている通り、前回安値の3.4%台に到達しています。この先、200MAを目指す展開になるのか注目したいです。
原油
原油相場は、NY市場クローズ時点で79.9ドル付近と前日比+1.7ドルとなりました。
原油は先週金曜日も上昇し、50MAをやや上抜けたように見える状況です。今後、本格反転するにはさらに100MAの上抜けが必要な状況かと思います。反対に再びレジスタンスされて、さらに前回安値を割り込むようですと直近安値の70ドル台を目指す展開も想定したいです。
天然ガス
天然ガス相場は、NY市場クローズ時点で3.33ドル台と前日比約-0.17ドルとなりました。
天然ガスは低迷状態が続いていますが、現在は下落トレンドの下限位置しており、いったん歯止めがかかったようにも見えますね。ここ最近の下落で既に安値圏内に突入していますので、中長期的には買いやすい位置かなと個人的には思いますが、過度な期待はしない方がよいでしょう。
また現状、私が使用しているテクニカルが効いていない感がありますので、トレードはテクニカルによるサポート・レジスタンスが明確になるまで見送りたいと個人的には思っています。
本日の相場分析「テクニカル編」
それでは、本題のドル円です。
ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進めて、本日のトレード戦略を構築していきます。
ただ、本日は月曜日で週末に分析済みですので基本的には週末記事と同内容となりますので、こちらを参照いただければと思います。
前日のトレード戦略
前日のドル円は米消費者物価指数の発表後の流れを引き継いで、一時127.4円台まで円高が進みました。P&Fチャートの利確目標値にも到達しており、私たちの予想通りの展開になりましたね。
次項では、昨日の値動きを踏まえて戦略変更の必要があるか考えていきましょう。
長期相場予想
上記の画像はP&F0.5チャートです。長期相場予想にはP&F0.5を使用しています。
現在P&F0.5チャートは、ついに先週金曜日の値動きで目標値128円に到達しました。よって、今後は次のシグナル待ちの状況(横ばいの展開)に移行すると思われますが、日々の変化を注目していきましょう。
中期相場予想
上記の画像はP&F0.2チャートです。中期相場予想にはP&F0.2を使用しています。
現在P&F0.2チャートは、ついに先週金曜日の値動きで垂直カウンティングによる円高シグナルの目標値128.6円に到達しました。よって、今後はP&F0.5チャートと同様、次のシグナル待ちの状況に移行すると思われますが、日々の変化を注目していきましょう。
短期相場予想
上記の画像は、P&F0.1チャートです。短期相場予想にはP&F0.1チャートを使用しています。
現在P&F0.1チャートは、当たり前ですが0.2チャートと同様に垂直カウンティングによる円高シグナルの目標値128.6円に到達しました。よって、今後はP&F0.5,0.2チャートと同様、次のシグナル待ちの状況に移行すると思われますが、日々の変化を注目していきましょう。
本日のトレード戦略構築
ここまでで本日の大きな目線が定まりましたね。それでは、本日の具体的なトレード戦略を考えていきます。私の場合は、当日の戦略構築には移動平均線・MACD・BBを使用しています。
先週の値動きによりP&Fチャートの円高目標値まで到達していますので、いったん円高エネルギーは放出されたと考えています。よって、今後はレジサポ水準を確かめながら、横ばいの展開に移行することを想定したいです。
保有していた売りポジションは、先週金曜日に全て128円台で利確完了してノーポジションの状況です。今週は日銀の金融政策決定会合が控えておりますので、しばらくは様子見姿勢で行きたいと個人的には考えています。
(おまけ)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
ぜひあなたも、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?
P&Fチャートはエクセルなどでも誰でも簡単に作成することが可能ですよ。また、上級者の方であればマクロを組むことも可能です。
ただ「自分で毎日更新するのは大変そうだな」という方は、私のPostPrimeを購読してみませんか?私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝公開しています。こちらは有料(月額500円)にはなってしまいますが、もしよろしければ購読を検討ください。
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- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(おまけ)その他通貨ペア概況
昨年から応援していただいている方のために、Postprimeや当ブログで公開していたユーロ・ポンド関連のチャート画像を掲載します。
「ユーロ円」
「ユーロドル」
「ポンド円」
「ポンドドル」
上記の通貨ペア概況についても、ドル円と同様にP&Fチャートに基づく分析を行った上で、トレード戦略を構築しています。
「私もP&Fをテクニカル分析対象に加えてみたい!」という方は、エクセルなどでも簡単に記録できますのでトライしてみてください。
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記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
<その2>
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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