熟練トレーダーと学ぶ「ドル円週間相場予想&FXトレード戦略構築」2022WEEK-18

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私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。

この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。

今週、FXで利益を出せた方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

こんな人におすすめ
  • FXで利益が上げられない
  • 損切りができなくて困っている
  • FXで成功している人の秘訣を知りたい
目次

今週の振り返り<ファンダメンタル観点>

それでは、ドル円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

まず初めに米ドル関連ニュースを日本経済新聞のNY市場記事からファンダメンタル観点で状況をおさらいしていきます。

4/25_中国ロックダウン拡大「中国景気の減速懸念強まる」

新型コロナウイルスの感染が広がる中国でロックダウン(都市封鎖)が上海市以外にも広がるとの警戒感が強まっている。25日の上海株式相場が急落し、投資家のリスク回避姿勢が高まり相対的に安全資産とされる米国債が買われた。米長期金利は一時2.76%と前週末終値(2.90%)から大きく低下し、円買い・ドル売りが先行した。

4/28_日銀毎営業日指し値オペ「長期金利上昇抑制の姿勢を明確に」

日銀が現行の大規模緩和を維持する方針を決めると円売り・ドル買いが加速。一時は129円88銭と節目の130円に迫った。2002年4月以来、20年ぶりの安値となった。日銀は長期国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる「指し値オペ(公開市場操作)」を毎営業日実施すると声明に明記し、長期金利の上昇抑制の姿勢を明確に示した。日米の金融政策の方向性の違いが一段と鮮明になり、円売り・ドル買いに弾みが付いた。

今週は中国の景気減速懸念という新たな要素が注目されてきましたね。また、日銀が毎営業日指し値オペという異例の対応を発表し、長期金利の上昇抑制の姿勢を明確に示したことで、日米の金融政策の方向性の違いが一段と鮮明になり、円売り・ドル買いに弾みが付きました。

果たしてこの流れがいつまで、どこまで続くのか。その辺りはテクニカル分析を通して一緒に予想してみましょう。詳細は後述します。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。「円売りが当面続く」といった簡単な記録でも構いません。
ただ、経済情報は無数にありますので、収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度に続けてみてください。

今週の相場予想とトレード戦略振り返り

さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、今週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

今週の相場予想とトレード戦略

【相場予想】
<中期相場予想>
・円安

<短期相場予想>
・横ばい


【トレード戦略】
<メインシナリオ>
128.2円〜127.8円台まで段階的に買い増し

横ばい展開の中で円安方向へのエネルギーを充電する展開が理想的
<サブシナリオ①>
127.8円下抜けなら、損切りして様子見

短期的に125円台半ばまで円高が進む可能性はあるが、
中期的な円安予想は維持

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

現状、明確な上値抵抗がなかったため、今週は127.8円付近をサポートに想定して買い増しする戦略としていました。週明け25日(月)は127円台で底堅さをみせる期待通りの展開となりましたが、翌26日にはNY終値で127.8円を割り込む結果に。

その後、短期的な円高を期待して売りに転換しましたが、28日の日銀政策金利発表を受けて131.2円まで円売りが急進。売りポジションは逆指値にかかって129円時点で損切りとなりました。

そして、そのまま中期円安目標の130.5円に到達・・・予想できていただけに悔しい結果となりました。

現在はノーポジションです。なお、日々のトレード戦略変更については、noteにて公開しています。

日々のトレード戦略情報はコチラ

来週のドル円相場予想&トレード戦略構築

では、来週のドル円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私は中期相場予想用に"P&F(ポイント&フィギュア)"を使用しています。

中期相場予想「横ばいor円高」

以下の画像が現在のP&F0.2の状況です。上が自作のP&F、下がTradingViewで自動作成したものです。

今週は以前から中長期目標として掲げてきた130.5円台に到達しましたので、テクニカル的には円安の勢いは一度落ち着くものと見ています。(最近このセリフで予想的中したことはありませんが・・・)

よって、来週は横ばいか円高の展開となることをメインに考えていきたいです。

短期相場予想「横ばい」

さて、中期的な相場予想を立てたら、次は短期相場予想を行いましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・下値抵抗(サポート)要素、赤:円高・上値抵抗(レジスタンス)要素」

来週の予想レンジは「127.2円〜131.4円」とします。ただし、P&F0.2チャートの円安目標(130.5円)到達により、円安が一服することを想定して積極的な取引は控えたいと思います。

トレード戦略「買いレンジは設定したものの・・・」

ドル円は予想レンジの下限に買いレンジ「127.2円〜127.8円を設定して臨みたいと思います。しかしながら、中国の景況感悪化に伴う株安により円高が進む可能性もあると考え、積極的な買いは控えたいと思います。

来週のトレード戦略「127.2円〜127.8円台を段階的に買い下がる(控えめ)」

以上、来週のドル円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

FX基礎知識

抵抗線を抜けた際の損切りは潔く

統計上、抵抗線を抜けた場合、逆方向の抵抗線になる可能性が比較的高いです。

つまり、損切りをしないということは、損失拡大につながる可能性が高いというわけですね。抵抗線を抜けた際には、躊躇なく損切りしましょう。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

最後に来週の相場予想とトレード戦略をまとめます。

来週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
<中期相場予想>
・横ばいor円高

<短期相場予想>
・横ばい


【トレード戦略】
<メインシナリオ>
予想レンジは「127.2円〜131.4円」

買いレンジ「127.2円〜127.8円台」
ただし、ポジション量は控えめ
<サブシナリオ①>
127.2円下抜けなら、損切りして様子見

さいごに

FX裁量トレードでは長期間継続することが最も大切です。長期間継続することができればトレードスキルは自ずと身について来るからです。

私は平日毎朝、noteとPostPrimeでFXトレード戦略情報を無料で発信しています。儲かる保証などは到底できませんが、私のFXトレード戦略情報を読んでいただければ、FXで大損して即退場となるリスクは下げられると思っていますので、もしよろしければご覧ください。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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