熟練トレーダーと学ぶ「ポンド円週間相場予想&FXトレード戦略構築」WEEK-12

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みなさん、先週もお仕事・家事・育児、おつかれさまでした。
そして、FXトレード結果はいかがでしたか?
利益を出せた方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

目次

先週の振り返り<ファンダメンタル観点>

それでは、ポンド円の「週間相場予想&トレード戦略構築」を一緒にやっていきましょう。

ポンドを取引するのであれば、英国の経済や政治に関する情報を収集し、理解しておく必要があります。そこで、日本経済新聞のロンドン市場記事からポンド関連ニュースをおさらいしていきます。

3/15_英失業率が新型コロナ流行前より改善

15日発表の英雇用関連指標は、失業率の低下と賃金上昇の継続が確認された。イングランド銀行(英中央銀行)の利上げを後押しする内容となり、ポンド買い・ドル売りが優勢だった。

3/17_英イングランド銀行 政策金利0.25%の利上げ

英中銀は17日、政策金利を0.25%引き上げて年0.75%にすると発表した。利上げは8対1の賛成多数で決まったが、カンリフ副総裁が商品価格の高騰による家計への影響に配慮して金利を据え置くよう主張。さらに、金融政策の見通しについて声明文で「今後数カ月の間に幾分さらに緩やかに引き締めることが適切になるかもしれない」と表現を緩め、利上げ姿勢を和らげた。2月の声明文では「適切になる可能性が高い」としていた。英中銀の決定を材料にした動きが続き、ポンドに売りが出ている。

先週のポンド関連トピックは注目のイングランド銀行による政策金利発表でしたね。一時は0.5ポイントの利上げの可能性も示唆されていましたが、最近では息をひそめていました。結果としては予想通り0.25ポイントの引き上げとなり、政策金利は0.75%となっています。

今回の会合では、2月に活発だった0.5ポイント利上げの議論に代わり、一段の行動を先送りするべきかが論点となったようですので、市場は今後の利上げペースが落ち着いたものになると見ているでしょう。

先週の相場予想とトレード戦略の評価

さて次は、先週の相場予想とトレード戦略を振り返って評価したいと思います。トレードスキル向上のためには、ご自身の戦略を繰り返し評価していくことが大切です。

先週の戦略構築記事をご覧いただいていない方は、↓こちらよりどうぞ。

先週の相場予想とトレード戦略

【相場予想】
<中期目線>
・やや円安
<短期目線>
・中立orやや円高(ウクライナ情勢次第)
【トレード戦略】
・初心者の方は見送り推奨
・売りポジションは151円台で利確&新規買い

(損切りは4時間足以上の終値で153.3円越え)
シナリオ①「151円付近で反発した場合」
・153.3円〜155円まで円安狙う
シナリオ②「151円付近を下抜けた場合」
・ドテンして149円台を狙う

ポンドは0.5ポイント利上げの見方はなくなったものの、低金利政策を続ける日本円との金利差拡大の観点から対円で買われる展開となりました。

先週の予想レンジは「151円〜153.3円」を想定していましたが、週早々3/14にレンジ上限を突破され売りポジションは損切り。翌日3/15以降は、押し目買いスタンスに変更して対応しました。

吹き出しの色解説「緑:サポート・円安要素、赤:レジスタンス・円高要素」

売りポジションの早期損切りで損失額を押さえられたことと、買いスタンスへの転換が良かったと評価しています。

今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築

では、次に"P&F(ポイント&フィギュア)"で中期的な相場トレンド状況を把握していきましょう。

中期トレンド「中立」

以下の画像が現在のP&Fの状況です。上が自作のP&F、下がTradingViewで自動作成したものです。

P&F0.2の分析では155円付近が利確ターゲットと出ていましたが、すでに157円まで円安が進んでおり行き過ぎと見ています。よって、今週は「中立」に見方を変更しようと思います。

短期トレンド「中立」

さて、ポンド円の中期的な状況をインプットできたら、直近の流れを見ていきましょう。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

直近では、ほぼ一直線に円安展開となっていますので、一度横ばいの展開を挟むことを期待したいです。よって目線は「中立」とします。

ただ現在、各平均線は横方向に寝ておりサポート力が低下していますので、信憑性は高くないかもしれません。

相場予想「予想レンジ内での推移」

以上のことから、今週の予想レンジは「155円〜158円」とします。先週は大きく円安が進みましたので、今週はレンジ内での推移が継続、次の展開への準備期間になると予想します。

現在は中期トレンドも短期トレンドも「中立」としましたので、積極的な取引は控えて次のトレンド発生を待ちたいと思います。

トレード戦略「レンジ下限・上限付近で逆張り」

今週もウクライナ情勢により不安定な相場が予想されますので、適切なタイミングで損切りのできないFX初心者の方は、無理に利益を狙いに行く場面ではないとの考えは変わりません。

また、今週は「155円〜158円」のレンジ相場が続くと予想しておりますので、大きく勝負に出るタイミングではないと考えます。

ということで、今週のトレード戦略は、

155円-158円のレンジ下限・上限付近で逆張り

でいこうと思います!

以上、今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築でした。PostPrimeでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を決めていきますので、初心者の方はぜひ私と一緒に今週も相場と戦いましょう!

今週の相場予想とトレード戦略まとめ

というわけで、最後に今週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。

今週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
<中期目線>
・中立
<短期目線>
・中立
【トレード戦略】
・初心者の方は見送り推奨

メインシナリオ
レンジ下限・上限付近で逆張り

予想レンジ「155.0円〜158.0円」
サブシナリオ①「158円を上抜けした場合」
・逆張りポジションは損切りしてドテン
サブシナリオ②「155円付近を下抜けた場合」
逆張りポジションは損切りしてサポートラインの見極め

・サポート目安は154円・153円

さいごに

私はFX戦略構築を平日に無料で公開しています。(noteではドル円・PostPrimeではポンド円)

儲かる保証は全くありませんが、FX初心者の方が大損して即退場となるのを防ぐことくらいであれば、お役に立てると思っています。

ですので、FX初心者の方はよろしければ毎日読んでいただけると嬉しいです。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴16年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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