みなさん、おはようございます。
本記事では国内一番人気ペアのドル円を対象にP&F(ポイントアンドフィギュア)チャートを主軸テクニカルとした活用例を紹介しています。みなさんも一緒にP&Fで朝活FXをやっていきましょう。
本日の相場概況把握「ファンダメンタル編」
まずは日本経済新聞のニュースを確認して、NY市場の相場概況をファンダメンタル観点で押さえていきましょう。
海外市場で円買い・ドル売りが優勢だった流れを引き継いだ。ニューヨーク市場では重要日程を前に持ち高調整目的の円売り・ドル買いも入り、円は伸び悩んだ。
日本経済新聞 為替概況より
昨日も特に目立ったニュースはありませんでしたが、今夜発表のFOMC議事要旨や金曜日発表の雇用統計を前に様子見の向きがあったようですね。
また今夜はISM製造業景況指数も発表されますので、併せて注目しておきたいです。
ファンダメンタル観点での情報収集は、市場参加者の注目トピックや大きな流れを把握するため、とても重要なことだと思っています。私たち個人投資家も無理のない範囲で情報収集して相場についていきましょう。
本日の相場概況把握「米長期金利とコモディティ編」
本題のドル円に入る前に、米長期金利とコモディティ関連から原油と天然ガス相場の概況を押さえていきましょう。
米長期金利
米長期金利は、NY市場クローズ時点で3.74%と前日比-0.14%となりました。米長期金利は注目の50MAを残念ながら割り込んでしまいましたが、100MAが控えていますので注目したいです。
原油
原油相場は、NY市場クローズ時点で77.1ドル付近と前日比-3.1ドルとなりました。原油は、50MAを上抜けていけるかに注目していましたが、昨日はレジスタンスされて下落となったようです。前回安値を下回ってきていますので、再び下押す可能性がありそうと個人的には考えています。
天然ガス
天然ガス相場は、NY市場クローズ時点で3.92ドル台と前日比約-0.47ドルとなりました。
以前より指摘していたとおり、天然ガス相場は下落が止まりませんね。昨日は予想通り3.8ドル付近までの下落する場面もあったようです。現在、下降トレンドの下限に接近していますので、一度サポートされる展開もあるかもしれませんが、逆張りとなりますので過度な期待はしない方がよいと個人的には考えています。また現状、私が使用しているテクニカルが効いていない感がありますので、トレードはテクニカルによるサポート・レジスタンスが明確になるまで見送りたいと個人的には思っています。
本日の相場分析「テクニカル編」
それでは、本題のドル円です。ここではP&Fチャートを使用し、長期相場(遠い方)から短期相場(近い方)へと分析を進める流れで、本日のトレード戦略を構築していきます。
昨日のトレード戦略
昨日は131.8円〜134.5円の間で戻り売りを狙っていましたが、戻りのないまま一時129.5円台まで円高となり、戻り売りは不発に終わっています。
次項では、昨日の値動きを踏まえて戦略変更の必要があるか考えていきましょう。
長期相場予想
上記の画像はP&F0.5チャートです。長期相場予想にはP&F0.5を主に使用しています。
現在P&F0.5チャートは、昨日の値動きによる変化はありませんね。引き続き、水平カウンティングの目標値128円まで到達する可能性があると考えざるを得ない状況かと思います。
中期相場予想
上記の画像はP&F0.2チャートです。中期相場予想にはP&F0.2を主に使用しています。
現在P&F0.2チャートは、垂直カウンティングによる円高シグナルが点灯しており、目標値は128.6円です。現在のところ、順調に目標値に向かって円高進んでいますが、現水準ではシグナル反転位置まで遠いため、売りで入るには良い条件でのトレードは言えなさそうです。
短期相場予想
上記の画像は、P&F0.1チャートです。短期相場予想にはP&F0.1チャートを使用しています。
現在P&F0.1チャートは、当たり前ですが0.2チャートと同様に垂直カウンティングによる円高シグナルが点灯しており、目標値128.6円です。
昨日の値動きにより×印が付いていますが、134.4円の枠を上抜けしない限り円高シグナルが反転しないので、意識しておきたいです。
本日のトレード戦略構築
それでは、本日のトレード戦略を考えていきます。私の場合は、移動平均線・MACD・BBを使用しています。
ここまでの分析で短中長期すべて円高を示唆していましたので、本日のトレード戦略も引き続き売り目線で考えようと思います。
具体的には4時間足21MA,50MA付近まで戻りを試す場面があれば、売りで臨みたいです。
特に21MAは記事作成時点で接近していますので、注目していきたいと思います。
(おまけ)P&Fチャートって何?
P&Fチャートって何?
日本ではあまり知られていない「P&F(ポイントアンドフィギュア)」ですが、実は機関投資家の間ではメジャーなテクニカルなんです。
P&Fは非時系列チャートというカテゴリに分類されるテクニカル指標です。移動平均線、MACD、RSIなどのメジャーなテクニカルは値動きがなくてもチャートが変化していきますよね?それに対して非時系列チャートは相場の値動きがなければ、時間が経過しても形状が変化しないチャートのことです。
つまり、忙しい会社員の方でも主婦の方でも子育て中のママでも、相場の値動きがなければチャートを何度もチェックする必要はなく、少しの時間でテクニカル分析できるということです。さらにP&Fでは、利益確定や損切り位置が明確に定まるので、 初心者の方でも扱いやすい点が最大のメリットと私は考えています。
ぜひあなたも、この機会にP&Fチャートを勉強してみませんか?私のPostPrimeでは8通貨ペア,14種類のP&Fチャート情報を平日毎朝に紹介しています。ご自身のテクニカル分析のひとつにP&Fを加えて見たいという方は、もしよろしければ購読をご検討ください。
- テクニカル分析は、長期から短期の順に進めていくのがおすすめです。
- 短期トレンドに対しては順張りでも、長期トレンドに対しては逆張りという場面が多々あります。
短期・中期・長期の全てが同じトレンドであった場合は強気、逆行している場合には弱気とするなど、
状況に合わせてポジション量をコントロールすることが大切です。
(おまけ)その他通貨ペア概況
昨年から応援していただいている方のために、Postprimeや当ブログで公開していたユーロ・ポンド関連のチャート画像を掲載します。
「ユーロ円」
「ユーロドル」
「ポンド円」
「ポンドドル」
上記の通貨ペア概況についても、ドル円と同様にP&Fチャートに基づく分析を行った上で、本日のトレード戦略を検討しています。
ご自身のテクニカル分析のひとつにP&Fを加えてみたい!という方は、もしよろしければPostPrimeの購読をご検討ください。
記事の趣旨
私は、個人トレーダーが生き残るのが難しいと言われるFX相場で17年間戦ってきましたが、これまで退場することなく続けられているのは、相場と毎日向き合い続けているからだと思っています。
この記事では、そんな私がどのような分析・リスク管理・マインドのもとで相場と向き合い、トレードしているのかを出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
FX初心者のみなさんが、この記事を通してトレード技術を学び、自身のトレードに活かしていただければ幸いです。
【こんな人に読んでほしい&期待される効果】
※最近FXを始めてみたけど損ばかり
・エントリーポイントの開示
→有利な位置で取引する感覚を体得
・損切りポイントの開示
→損切りに対する抵抗感を減少
※FXに興味はあるが、時間をかけられない
・平日朝の記事更新
→サラリーマンや主婦の方でも大丈夫
※副業で収入を増やし、生活にゆとりが欲しい
・適切なポジション量の開示
→予想精度よりも、ポジション量の調整が大事
チャンス到来時にはレバレッジを掛けて勝負
→トレードの繰返しで着実にスキルアップ
【お願い事項】
<その1>
日本人の資産を守りたいとの思いから長期的に利益を出せるように誠心誠意分析していますが、利益を保証・確約するようなものではありません。また、読者の方に本記事の指針に従った取引を推奨する意図もありません。最終的な投資判断は、ご自身でお願いします。
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それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。また明日もお会いしましょう。
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