週末の10分間FX「ポンド円編」@週活FX_2022WEEK-37

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新米トレーダー

コツコツドカン癖が抜けません

悩めるトレーダー

投資本で勉強したのに結果が出ません

成長おじさん

このような悩みをお持ちの方に応えていきます

この記事ではFX歴17年の熟練トレーダーである私が、どのように為替相場と向き合ながらトレードしているのかを紹介しています。毎週日曜日にアップしていますので、ご自身のトレードの改善点を探すきっかけになれば幸いです。

この記事でわかること
  • 損切り位置が明確にわかるようになる。
  • FXとちょうどいい距離感で生活できるようになる。
  • FXで成功している人の相場との向き合い方を知ることができる。
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の6ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析
  • 経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集します。
  • 収集した情報が相場に与える影響をまとめてください。
  • 正確性は重要ではありません。自分なりの見解・解釈をアウトプットすることが重要です。
STEP
相場予想とトレード戦略の評価
  • (最初のみ)自分のトレードルールを定めましょう。
  • ルールは売買基準・損切りと利確の位置設定基準・ポジション量管理方法を明確にすることが大切です。
  • 前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、ルールの改善点を考察します。
  • 利益が出た場合でも強欲になり過ぎていないかなど、
  • ルール通りにトレードできなかったことがあれば、改善策を検討した方がよいかもしれません。
  • 評価を繰り返していると自分のトレード癖が見えてくるはずです。
  • 大きな損失に発展する潜在リスクに、事前に気づくことができれば完璧です。
STEP
テクニカル観点での長期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近数ヶ月間の大きな流れ(方向性)を捉えてみましょう。
  • 自分なりの長期的な相場への見解をまとめます。
  • 予想の当たりorはずれは、それほど重要ではありません。自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
テクニカル観点での中期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近数週間の方向性を捉えてみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、直近1週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
STEP
トレード方針決定
  • 来週の具体的なトレード指針を立てましょう。
  • エントリー基準だけでなく、損切りと利確の位置・ポジション量を明確にします。
  • トレード指針が立てれらない時は、無理にトレードする必要はありません。見送ることも大切です。

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、先週儲かった方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

まずは、経済ニュース各社の記事から引用させていただき、ポンド関連の情報をおさらいしていきます。

9/5_8月英非製造業PMI確報値は50.9に下方改定

 8月の英非製造業PMI確報値は50.9と、速報値52.5から大きく下方改定された。2か月連続の低下となった。ただ、すでもロンドン早朝までポンド売りが進行したこともあり、ロンドン時間に入ってからは下げ渋りの動きとなっている。指標に対する反応は特段みられず。

9/6_英トラス新首相就任経済対策への期待感でポンド買い場面も

トラス英元外務相がスナク英元財務相に保守党党首選で勝利をおさめ、きょうの首相就任を迎えている。トラス新首相の経済対策への期待感がポンドを押し上げた面があったようだ。

9/6_8月英建設業PMI前月比改善も景況感分岐点の50は下回る

8月英建設業PMIは49.2と前回の48.9から改善。市場予想48.1を上回った。ただ、景況感分岐点の50割れは2か月連続となっている。

9/8_英中銀キャサリン・マン委員「大幅利上げを支持」

英中銀のキャサリン・マン委員は、インフレを抑えるため強力な行動が必要だと指摘、大幅利上げを支持する可能性を示唆した。

9/8_英エネルギー価格保証策を発表「市場からは財政面不安との指摘」

10月から2年間、一般家庭のエネルギー料金の支払いを年間2500ポンド(約41万円)以下に抑え、年間約1000ポンド(16万5000円)の負担が軽減される。また、政府は英中銀と共同で、エネルギー企業が価格変動に対処するために必要な流動性を確保するため、最大400億ポンド相当のスキームを立ち上げるとしている。
 今回の政策はインフレ抑制に大きく貢献し、英経済にとってはポジティブな内容ではある。しかし、市場からは、資金をどう賄うかがなお不明で、財政面の不安も指摘されている。市場の信頼にとって重要な問題を呼び起こし、場合によっては、英国債利回り急上昇とポンド急落という憂慮すべき事態が発生する危険性も指摘されているようだ。

先週は、さほど大きな英経済指標発表はありませんでしたが、相場全体の円売り優勢の流れに押されて、ポンド円は大きく動きました。来週は、英消費者物価指数や英中銀政策金利を控えておりますので、目が離せません。

ただやはり、ポンドは高インフレと生活危機に伴う個人消費の低迷から景気後退への懸念が払拭されない限り、長期的には買われにくい状況が続くものと個人的には考えています。もしそうだとすると、ポンド円は強気で買い進むのはリスクかもしれん。

情報収集おすすめサイト

ポンド円関連ニュース一覧でまとまっており、気になる見出しのニュースを読んでいくだけでも、必要十分な情報を得られます。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。ただし、情報は収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度で構いません。

STEP2:先週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を把握した後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、先週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

先週は、P&F0.5・P&F0.2ともに円高シグナルが点灯している状況の中、ようやき円高に動くかもしれないと期待を募らせていました。

結果としては、期待とは裏腹に162.6円台〜163円前半の損切りラインを上抜けて、166.3円台まで円安が進みました。残念ながら売りポジションは損切りを実施。ポジション量を控えめに設定しての押し目買いスタンスで臨みましたが、未約定の状態です。

今回は損切りとはなりましたが、ポジション量も適切であり、損切りも計画通りに実施できていますので、問題はないと考えています。

さて今後の対応方については、次章以降でテクニカルでみていきましょう。

FX基礎知識

トレードスキル向上のためには、トレード戦略を立てて「実践・評価・改善」を繰り返ししていくことが大切。
まずは自分なりのトレード戦略をきちんと立てて、その戦略通りにトレードできるようになることが、トレードスキル向上のための第一歩だと考えています。
共感いただける方は、ぜひご自身で戦略を立て、実践・評価・改善に取り組んでみてくださいね。

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

では、今週のポンド円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。
私は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用していますが、ご自分の考えに合うテクニカルで構いませんので、長期的な視点で相場予想を行ってください。

相場の方向性「円安」

まず、長期トレンド把握のためにP&F0.5チャートをみていきましょう。以下の画像をご覧ください。

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

先週は、円高展開を期待していましたが、円売りが大きく進んだ結果、円安シグナルが点灯しています。円安目標は169円台とでて出ていますので、今後の値動きに注目です。

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

相場の方向性「円安」

次に、中期トレンド把握のためにP&F0.2チャートをみていきます。以下の画像が現在のP&F0.2の状況です。

「P&F0.2チャート」powered by TradingView

P&F0.2チャートも円高シグナルが点灯していましたが、P&F0.5チャートと同様に円安シグナルが点灯しています。円安目標は168円台が出ていますので、押し目買いで対応したい場面かと思います。

一方で、現在はポンド・円ともに買い要素に乏しい状況ですので、この先も方向感に乏しい展開が続くかもしれません。そのため、積極的にポンド円をトレードする必要はないとも思っています。

FX基礎知識
  • FXではコツコツドカンを避けることが重要です。P&Fチャートは円安・円高のターゲットが明確に算出できますので、行き過ぎか否かの判定が容易なのが特徴です。

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

相場の方向性「中立〜円安」

さて、中長期の目線が定まったら、最後に具体的なトレード戦略を検討するために短期相場予想を行いましょう。私の場合はシンプルに移動平均線とボリンジャーバンドを主軸にしています。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

先週は徐々に円高に動く条件が整っているように見えると指摘しましたが、結果的には大はずれ。大きく円安方向に動き、日足50MA,100MAともに上抜けてきました。これにより短期目線も円安で勝負した方が得策と個人的には思っています。

今週のトレード戦略

ではここまでの内容を踏まえて、具体的なトレード戦略に落とし込んでいきましょう。

今週は中期長期共に円安シグナルが点灯していることから、押し目買いスタンスで臨みたいです。具体的には「163.1円〜164.5円」で買い指値を行いたいと思います。ただ、前述の通りポンドも円も買い要素に乏しい状況であり、しばらくは方向感のない展開も十分想定されるため、ポジション量は控えめにしようと思います。

今週のトレード戦略「163.1円〜164.5円で押し目買い。ポジション量は控えめ。」

FX基礎知識
  • 最適な取引量は個人差がありますが、損切りした際の精神的ショックが大きくならない量にはしたいです。私の経験上では、1トレードあたりの最大損失額は運用額の1-3%程度に抑える方が良いと思います。
  • 予想が的中するか否かは50%ですので、想定利益額>想定損失額になるように指値・逆指値を設定するようにしましょう。

以上、今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

今週の相場予想とトレード戦略まとめ

というわけで、最後に今週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。

今週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
長期:円安
中期:円安
短期:中立〜円安

【トレード戦略】
今週の予想レンジ:163.1円〜169.5円 
売りレンジ:設定なし
買いレンジ:163.1円〜164.5円 
<今週の相場予想>
中長期も円安トレンドと予想。
日足50MAと100MAがサポートと期待。
ただ現状ポンドも円も買い要素に乏しく、
ポジション量は強欲すぎない設定にしたい。

さいごに

私はFX戦略構築を平日に無料で公開しています。(noteではドル円・PostPrimeではポンド円)

儲かる保証などは全くありませんが、FX初心者の方が大損して即退場となるのを防ぐことくらいであれば、お役に立てると思っています。

ですので、FX初心者の方はよろしければ毎日読んでいただけると嬉しいです。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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