週末の10分間FX「ポンド円編」@週活FX_2022WEEK-35

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新米トレーダー

コツコツドカン癖が抜けません

悩めるトレーダー

投資本で勉強したのに結果が出ません

成長おじさん

このような悩みをお持ちの方に応えていきます

この記事ではFX歴17年の熟練トレーダーである私が、どのように為替相場と向き合ながらトレードしているのかを紹介しています。毎週日曜日にアップしていますので、ご自身のトレードの改善点を探すきっかけになれば幸いです。

こんな人におすすめ
  • FXで利益が上げられない
  • 損切りができなくて困っている
  • FXで成功している人の取り組み方を知りたい
目次

週活FX流 トレード戦略構築STEP

私が続けている戦略構築は以下の5ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。

STEP
ファンダメンタル観点での分析
  • 経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集
  • 収集した情報が相場に与える影響をまとめてください。
  • 解釈が正しいか否かは重要ではありません。自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
STEP
先週の相場予想とトレード戦略の評価
  • 前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、改善点を考察します。
  • 継続することで自分なりのトレード癖が見えてくるはずです。
  • 大きな損失に結びつくような失敗に気づくことができれば完璧です。
STEP
テクニカル観点での長期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、長期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近数ヶ月間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 予想結果の当たりはずれよりも、自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
STEP
テクニカル観点での中期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、中期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近数週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 予想結果の当たりはずれよりも、自分なりの見解をアウトプットすることが重要です。
STEP
テクニカル観点での短期トレンド分析
  • テクニカル分析に基づいて、短期的な相場への見解をまとめます。
  • 直近1週間の方向性を予想してみましょう。
  • 使用するテクニカルは問いません。ご自分の考えに合致するテクニカルを選定しましょう。
  • 自分のトレードルールを定めましょう。特に損切りと利確位置・ポジション量管理は大切です。
  • 予想が外れることは問題ありませんが、ルール通りにトレードできなかったことがあれば問題です。
    損益に関わらず改善策を考えましょう。

STEP1:ファンダメンタル観点での分析

それでは、先週儲かった方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。

まずは、経済ニュース各社の記事から引用させていただき、ポンド関連の情報をおさらいしていきます。

8/23_英PMI速報値「強弱まちまちポンド売り反応はすぐに収束」

 8月の英PMI速報値は、強弱まちまち。製造業は46.0と前回の52.1から大幅低下。大方の市場予想51.0を下回った。一方、非製造業は52.5と大方の市場予想51.6を大幅に上回った。前回の52.6からの低下幅は最小限にとどまった。ポンドドルは1.1770近辺から一時1.1730台まで下落も、すぐに1.1760-70レベルへと買い戻されている。

8/23_英CBI製造業受注指数「マイナス7、予想以上に低下も目立った反応なし」

8月英CBI製造業受注指数はマイナス7と、前回プラス8から大きく低下。事前予想はプラス3だった。3か月連続での低下、マイナス領域は2021年4月以来。
輸出受注がマイナス12と前回7月並みの低水準が続いた。今後3か月の平均販売価格はプラス57と7月の48から上昇した。過去3か月の生産高がマイナス7と、前回のプラス6から落ち込んだ。

8/25_8月英CBI小売流通指数「プラス37、予想外の大幅改善も反応薄」

 8月英小売流通指数はプラス37と発表された。事前予想はマイナス8、前回7月はマイナス4だった。予想外の大幅改善となっている。プラス37は今年の最高水準。昨年11月のプラス39以来の高水準。受注が大幅に回復したことが背景。ただ、それほど注目度が高い指標でないこともあって、発表直後のポンド相場の反応は鈍い。

先週はそこまで大きな経済指標発表はありませんでしたが、金曜日のパウエルFRB議長講演を前にしたポジション調整の動きが目立つ展開となりました。

英中銀の利上げピークがクローズアップされることもあるようですが、高インフレ率の中では実施金利は低下するばかりで、ポンド買い要素には繋がりにくいと考えられます。高インフレと生活危機に伴う個人消費の低迷から景気後退への懸念が払拭されない限り、ポンドが買われにくい状況は続くものと個人的には考えています。もしそうだとすると、ポンド円は方向感に乏しい状況が続くかもしれません。

情報収集おすすめサイト

ポンド円関連ニュース一覧でまとまっており、気になる見出しのニュースを読んでいくだけでも、必要十分な情報を得られます。

FX基礎知識

FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。ただし、情報は収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度で構いません。

STEP2:先週の相場予想とトレード戦略の評価

さて、ファンダメンタル観点で状況を把握した後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、先週の相場予想とトレード戦略を振り返りたいと思います。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

先週は、P&F0.5・P&F0.2ともに円高シグナルが点灯している状況の中、「161.0円〜162.0円の売りポジションは162.6円台〜163円前半を上抜けた場合は損切り。ドテンについては状況次第で別途検討」としていました。

結果としては、チャートをご覧いただければ分かる通り、先週は値動きに乏しい状況が続きましたので、ポジションについても動きなしの状況です。

さて今後の対応方については、次章以降でテクニカルでみていきましょう。

FX基礎知識

トレードスキル向上のためには、トレード戦略を立てて「実践・評価・改善」を繰り返ししていくことが大切。
まずは自分なりのトレード戦略をきちんと立てて、その戦略通りにトレードできるようになることが、トレードスキル向上のための第一歩だと考えています。
共感いただける方は、ぜひご自身で戦略を立て、実践・評価・改善に取り組んでみてくださいね。

STEP3:テクニカル観点での長期トレンド分析

では、今週のポンド円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。
私は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用していますが、ご自分の考えに合うテクニカルで構いませんので、長期的な視点で相場予想を行ってください。

相場の方向性「中立〜円高」

まず、長期トレンド把握のためにP&F0.5チャートをみていきましょう。以下の画像をご覧ください。

「P&F0.5チャート」powered by TradingView

先週はほぼ値動きがありませんでしたので、P&F0.5チャートには特に変化点はありません。引き続き円高シグナル点灯のままです。

STEP4:テクニカル観点での中期トレンド分析

相場の方向性「円高」

次に、中期トレンド把握のためにP&F0.2チャートをみていきます。以下の画像が現在のP&F0.2の状況です。

「P&F0.2チャート」powered by TradingView

P&F0.2チャートにおいても、先々週からの変化点はありません。

現状、P&F0.2チャートでは162.6円付近がレジスタンス候補と見ることが出来ます。もし、162.6円付近を上抜けますと、円安シグナルが点灯することとなりますので、円安目線への転換を検討する必要がありそうです。

ただ現在はポンド・円ともに買い要素に乏しい状況ですので、先週のように方向感のない展開が続くかもしれません。そのため、無理にポンド円をトレードする必要はないとも思っています。

FX基礎知識
  • FXではコツコツドカンを避けることが重要です。P&Fチャートは円安・円高のターゲットが明確に算出できますので、行き過ぎか否かの判定が容易なのが特徴です。

STEP5:テクニカル観点での短期トレンド分析

相場の方向性「中立〜円高」

さて、中長期の目線が定まったら、最後に具体的なトレード戦略を検討するために短期相場予想を行いましょう。私の場合はシンプルに移動平均線とボリンジャーバンドを主軸にしています。

吹き出しの色解説「緑:円安・サポート要素、赤:円高・レジスタンス要素」

先々週から状況はあまり変わっていません。前述の通り、現在のポンド円はP&F0.5、P&F0.2ともに円高シグナルが出ています。しかし、短期チャートではMACDは0付近で水平になっており、方向感を見い出しにくい状況と考えています。そのため、短期トレンドについては、やや円高目線というスタンスで考えようと思います。

今週のトレード戦略

ではここまでの内容を踏まえて、具体的なトレード戦略に落とし込んでいきましょう。

今週も「161.0円〜162.0円」の売りポジションは保持したままですが、日足の終値で162.6円〜163円台前半を上抜けた場合は損切りします。ただ、ドテンするかについてはその時の状況により慎重に検討したいです。なぜかというと現状は前述の通りポンドも円も買い要素に乏しい状況であり、しばらくは方向感のない展開が想定されるためです。(本当にそうなるかはわかりません。あくまで個人の予想です。)

今週のトレード戦略「161.0円〜162.0円の売りポジションは162.6円台〜163円前半を上抜けた場合は損切り。
ドテンについては状況次第で別途検討。」

FX基礎知識
  • 最適な取引量は個人差がありますが、損切りした際の精神的ショックが大きくならない量にはしたいです。私の経験上では、1トレードあたりの最大損失額は運用額の1-3%程度に抑える方が良いと思います。
  • 予想が的中するか否かは50%ですので、想定利益額>想定損失額になるように指値・逆指値を設定するようにしましょう。

以上、今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

今週の相場予想とトレード戦略まとめ

というわけで、最後に今週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。

今週の相場予想とトレード戦略まとめ

【相場予想】
長期:円高
中期:円高
短期:中立〜円高

【トレード戦略】
今週の予想レンジ:159.1円〜163.5円 
売りレンジ:設定なし
買いレンジ:設定なし
売り保有レンジ:161円〜162円
<今週の相場予想>
先週と状況変わらず。
今週は中長期も円高トレンドと予想。
161円台での売りポジションは、
162.6円〜163円前半を上抜けた場合は損切り。
ただ現状ポンドも円も買い要素に乏しく、
ドテンするか否かは
その時の状況により慎重に検討したい。

さいごに

私はFX戦略構築を平日に無料で公開しています。(noteではドル円・PostPrimeではポンド円)

儲かる保証などは全くありませんが、FX初心者の方が大損して即退場となるのを防ぐことくらいであれば、お役に立てると思っています。

ですので、FX初心者の方はよろしければ毎日読んでいただけると嬉しいです。

以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。

私はFX歴17年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。

そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。

そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。

記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。

あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。

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