コツコツドカン癖が抜けません
投資本で勉強したのに結果が出ません
このような悩みをお持ちの方に応えていきます
この記事ではFX歴17年の熟練トレーダーである私が、どのように為替相場と向き合ながらトレードしているのかを紹介しています。毎週日曜日にアップしていますので、ご自身のトレードの改善点を探すきっかけになれば幸いです。
- FXで利益が上げられない
- 損切りができなくて困っている
- FXで成功している人の取り組み方を知りたい
週活FX流 トレード戦略構築STEP
私が続けている戦略構築は以下の3ステップだけ。これを続けるだけで誰でもトレードスキルを向上させることができますよ。具体的には次章で紹介します。
経済ニュース等を斜め読みして、取引通貨に関するトピックを収集
相場への影響に対する自分の見解をまとめる。
前週のトレード戦略とトレード内容を振り返り、改善点を考察します。
中長期トレンド判断に使用するテクニカルを選定
テクニカル分析に基づく中長期的な相場への見解をまとめる。
短期トレンド判断に使用するテクニカルを選定
テクニカル分析に基づく短期的な相場への見解をまとめる。
先週の振り返り<ファンダメンタル観点>
それでは、先週儲かった方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。
まずは、経済ニュース各社の記事から引用させていただき、ポンド関連の情報をおさらいしていきます。
6/21_英CBI製造業受注指数「プラス18、予想以上に低下」
6月英CBI製造業受注指数はプラス18と、前回26から低下。事前予想は21だった。輸出がプラス1と5月の19から大幅に低下した。今後3か月の平均販売価格はプラス58と5月の75から低下した。ポンドは上昇一服となっている。
6/22_5月英消費者物価指数(CPI)「40年ぶりの高水準」
英統計局が22日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べて9.1%上がった。伸び率は4月より0.1ポイント拡大した。ガソリンなどのエネルギーや食料品、家具など幅広い品目が値上がりした。市場ではインフレ抑制に向けた利上げが続くとの見方が多く、景気の減速懸念が強まりそうだ。
5月の英CPIは安堵感をもたらしたようだ。総合指数は前年比9.1%と予想と一致したことが安堵感をもたらしたという。もし、6月のデータも予想通りなら、英中銀は利上げペースを0.50%ポイントに変えるのではなく、0.25%ポイントに固執する可能性があるとの声も聞かれた。
しかし、英国は10月に公共料金の引き上げが予定されており、その影響で秋には11%以上までインフレが進むとも予想されている。英中銀も先日の英中銀金融政策委員会(MPC)で同様の見解を示していた。
英中銀の大幅利上げ期待は温存されているといった状況だが、ポンドに強気な見方は多くはない。ポンドはリスク志向に左右され、リスク回避の動きが強まる中では脆弱性が残るとしている。
6/23_英CBI小売流通指数「マイナス5、前回から一段と悪化」
6月の英CBI小売流通指数はマイナス5。事前予想はマイナス3、前回5月はマイナス1だった。受注量の落ち込みが主因となっている。ポンド相場は目立った反応を示していない。序盤の下落が一服した水準で揉み合っている。
6/23_ 6月英PMI速報値はまちまち、非製造業は前月比横ばいと予想上回る
6月英PMI速報値はまちまちの結果。製造業は53.4と前回の54.6から低下、事前予想53.6を小幅に下回った。一方、非製造業は53.4と前回の53.4と同水準を維持。事前予想52.9を上回った。ポンド相場は下げ一服となっている。
6/24_5月英小売売上高「前月比0.5%減と前月から一転して減少」
24日発表の5月の英小売売上高が前月比0.5%減と、4月(0.4%増)から一転、減少した。市場予想(0.7%減)より落ち込みは小さかったものの、高インフレが個人消費の重荷になっているとの見方から、ポンド売り・ドル買いが優勢となっている。
先週もいくつか経済指標が発表されましたが、総合的に見ると英経済の減速が浮き彫りになってきていると思います。このような状況下で英中銀は積極的な利上げは難しいとの見方が台頭しておりますが、私も同様の意見です。ただ、専門家の中でも意見が分かれているようですので、1個人投資家としては未来を予想するよりも、これからの動きに柔軟に対応していくしかないかと思っています。
ポンド円関連ニュース一覧でまとまっており、気になる見出しのニュースを読んでいくだけで十分な情報を得られます。
FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。ただし、情報は収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度で構いません。
先週の相場予想とトレード戦略の評価
さて、ファンダメンタル観点で状況を把握した後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、先週の相場予想と結果を振り返りたいと思います。
先週は各種テクニカルの方向性が分かれており先読み困難と判断。予想レンジ「160円〜170円」と広めに設定したうえで、買いポジションは一度決済。ニュートラルなマインドで様子見から入ることとしていました。週途中には切り下げラインの上抜けを根拠に買いで入ったものの、23日22時からの4時間足で100MAをわずかながら下抜けたため、損切りすることとしました。
- 4時間足を主軸にした短期トレードポジションであった。
- 4時間足MACDがデッドクロスしており、NY時間に大きく崩れる可能性を考えた。
結果としては、上記の予想はハズレ。現在のところは買いポジションは保持したままでも良かった状況ですが、次のチャンスを待ちたいと思います。
トレードスキル向上のためには、トレード戦略を立てて「実践・評価・改善」を繰り返ししていくことが大切。
まずは自分なりのトレード戦略をきちんと立てて、その戦略通りにトレードできるようになることが、トレードスキル向上のための第一歩だと考えています。
共感いただける方は、ぜひご自身で戦略を立て、実践・評価・改善に取り組んでみてくださいね。
今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築
では、今週のポンド円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私は、"P&F(ポイント&フィギュア)"を中長期相場予想の主軸テクニカルに使用していますが、ご自分の考えに合うテクニカルで構いませんので、長期的な視点で相場予想を行ってください。
長期相場予想「中立〜円安」
まず、長期トレンド把握のためにP&F0.5チャートをみていきましょう。以下の画像をご覧ください。
P&F0.5チャートでは円安シグナル継続中です。しかし、先週は167.5円台で円高方向に折り返し(×→○)がついていますので、次回以降レジスタンスとして注目される可能性がありそうです。また、163円台を割り込んだ場合にはダブルトップ完成&円高シグナル点灯となりますので注目したいと思います。
中期相場予想「中立」
次に、中期トレンド把握のためにP&F0.2チャートをみていきましょう。以下の画像が現在のP&F0.2の状況です。
P&F0.2チャートは円安目標(164.4円台)突破後の横ばいの状態が続いているとの認識です。
P&F0.5チャートと同様167.5円付近で円高方向に折り返し(×→○)がついていますので、次回以降レジスタンスとして注目される可能性がありそうです。
- FXではコツコツドカンを避けることが重要です。P&Fチャートなら円安・円高のターゲットが明確に算出できますので、行き過ぎか否かの判定が容易なのが特徴です。
短期相場予想「中立」
さて、中長期の目線が定まったら、最後に具体的なトレード戦略を検討するために短期相場予想を行いましょう。私の場合はシンプルに移動平均線とボリンジャーバンドを主軸にしています。
現在のポンド円は予想が難しい場面と考えていますが、MACDが0ライン付近での横ばいになるなど、徐々に方向感がなくなっていることから、今週は広めのレンジの中での横ばいの展開を想定したいです。
私は普段はトレンド順張り型のトレードを基本としていますが、今週は逆張りのアイデアもありかもしれません。
今週のトレード戦略
「方向感がない中、レンジの端では逆張りも視野に」
ではここまでの内容を踏まえて、具体的なトレード戦略に落とし込んでいきましょう。
P&F0.2チャートでのレジサポラインを今週の予想レンジに設定することにしました。具体的には円安方向:167.6円、円高方向:162.6円です。
英経済を左右する目新しい材料がないまま、上記のレンジに接近した場合は、短期的な逆張りトレードを検討しようと思います。とはいえ現時点では明確な円高シグナルは出ていませんので、どちらかといえば「162.6円」付近での買いを狙いたいです。
- 最適な取引量は個人差がありますが、損切りした際の精神的ショックが大きくならない量にはしたいです。私の経験上では、1トレードあたりの最大損失額は運用額の1-3%程度に抑える方が良いと思います。
- 予想が的中するか否かは50%ですので、利益と損失の比率は1:1以上になるようにトレードしましょう
以上、今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。
今週の相場予想とトレード戦略まとめ
というわけで、最後に今週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。
【相場予想】
長期:中立〜円安
中期:中立
短期:中立
【トレード戦略】
今週の予想レンジ:162.6円〜167.6円
売りレンジ:設定なし
買いレンジ:設定なし
<今週の相場予想>
広いレンジ内での横ばいの展開を予想
日足MACDは横ばいの状況でシグナルとしては参考にならない状況か?
今週は日々の状況を見極めつつ、
以下の水準に注目した逆張りのアイデアも検討したい
円安方向:167.6円、円高方向:162.6円
さいごに
私はFX戦略構築を平日に無料で公開しています。(noteではドル円・PostPrimeではポンド円)
儲かる保証は全くありませんが、FX初心者の方が大損して即退場となるのを防ぐことくらいであれば、お役に立てると思っています。
ですので、FX初心者の方はよろしければ毎日読んでいただけると嬉しいです。
以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。
私はFX歴16年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。
そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。
そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。
最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。
記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。
あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?
「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。
注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。
コメント